2025年10月24日金曜日

規格水槽だから同じに見える?知っておきたい水槽選びの4ポイント

60cm規格水槽どう選ぶ?

水槽を選ぶとき、「どれも同じに見えて迷ってしまう…」と感じたことはありませんか?サイズや形はほぼ同じなのに、値段やブランドの差に戸惑う方も多いでしょう。

でも、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、自分にぴったりの水槽が見つかります。ガラスの種類や透明度、フレームの有無など、選び方のコツを知れば、水景作りがもっと楽しくなります。

今回は、そんな話をストーリーでやさしく紹介したいと思います。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

学校帰りのアクアショップ。
夕日が水槽のガラス越しに差し込むと、水がきらきらと輝き、天井に反射する。店内の壁にはいくつもの眩い水影がゆらゆらと揺れて、小宇宙のようにどこもかしこも光を放っていた。

しかし、わたしは、水の匂いとほのかに漂うフィルターの香りに包まれながら、一人立ち尽くしていた。悩みのブラックホールに吸い込まれたのだ。


2025年10月21日火曜日

水中ポンプどれにする?水陸両用?サーキュレーター?それとも?

知っているようで知らない水中ポンプの世界

水槽で水流が好きな魚種が気持ちよく泳ぐためには、水の流れがとても大切です。
その流れを作るのが水中ポンプです。種類や使い方を知ると、魚が快適に過ごせる環境を整えやすくなり、水槽の管理もぐっと楽になります。初めての方でも安心して選べるポイントをストーリーでやさしく紹介したいと思います。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

今、部屋のすみには、空っぽの60cm規格水槽がある。
無機質な容器に取り付けられたのは2台のフィルターは、新しい世界を支える二本の柱となるを今か今かと待っているような気がした。

しかし、わたしは眉をひそめた。
この水槽には、セルフィンプレコとグリーンロイヤルプレコを引っ越しさせ、さらにサタンプレコを迎え入れる予定である。すでに外部フィルターは2台、水槽台も用意済み。役者は揃っている。

だが、心の奥にひっかかるものがあり、しばらく立ち尽くしてしまった。


2025年10月18日土曜日

その外部を買う前に要チェック!フルーバル304のほろ苦い思い出

勢いで手を出したばっかりに……

勢いでフルーバル304を買ってしまった過去があります。
エーハイム2213と同じく、60cm規格水槽クラスのスペックを持ちながら、破格の値段で売られていたからです。

今回は、レア機種に手を出してしまった一人のアクアリストの体験談をストーリーとして紹介したいと思います。

「アレも安い!」「コレも安い!」と手を出すのは楽しいものですが、長期的な維持管理という視点も忘れてはいけません。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

赤提灯の並びを通りぬけ街路をひた走り、灯に照らされるガラス扉に飛びこむと、そこはいつものように別世界が広がっていた。少し雨が降り、外は春の湿気を帯びた空気に包まれていたが、こちらはもう常夏の様相を呈し、じとりとした店内には飼育水の香りが漂っている。

睨みつけるように棚の上段のさらに上を見ると、ずらりと箱に入った外部フィルターたちが積み上げられていた。わたしは息をのんで呟いた。

「フルーバル304……」

割引の値札の上に、さらに割引の札が張られており、なんと7500円。
60cm規格水槽に使える外部フィルターが、この値段で手に入るなんて。以前から売れ残っており目を付けていたのだが、背伸びをして手に取ると心臓が早鐘を打つ。


2025年10月15日水曜日

エーハイム2213を買うなら把握しほしい2つの気になるポイント

コンテナとスピンドルは2213のウィークポイント

水槽を立ち上げるとき、どんなフィルターを選ぶかはとても大切なポイントです。音が静かで、しっかり水をきれいにしてくれるものを探しているなら、多くのアクアリストが頼りにしてきた「エーハイム2213」が候補に上がってくるはず。長く愛される理由を知れば、きっと納得できると思いますよ。

そんなエーハイム2213について、気に入った点と気になる点をストーリーでやさしく紹介したいと思います。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

すっかり白い壁に夕日が淡く映り込んでいる。
勉強机の横には、すでに組み立てを終えたスチール製の水槽台が、未来の水景を待つように静かにたたずんでいる。
無機質な黒の柱は、これから生まれる命を支える礎であり、フラットな天板はまるでゆりかごのように見えた。

今、わたしが目指しているのは60cm規格のプレコ水槽だ。
その中にひときわ大きな流木を主役に据え、そこへ無数の吸いつきナマズ――愛すべきプレコたちを泳がせるのが夢なのだ。
無数の魚影が流木の影に身を潜めたり、表面をかじったりする光景。それを現実のものにするべく、今は道具を集めている最中で、先ほどの水槽台はその第一歩である。

プレコ水槽の心臓部に据えるのは、並列稼働させた2台の外部フィルター。プレコの旺盛な食欲と排泄を支えつつ、強い水流を提供する予定なのだ。


2025年10月13日月曜日

プレコに外部フィルターは、ろ過に問題なく飼育者に安眠をもたらす

結局、外部フィルターでプレコ水槽を作った顛末

水槽の底で流木をかじったり、のんびり泳ぐ姿が魅力のプレコ。
けれどその一方で「フンが多くて水がすぐ汚れる」という特徴をもつ魚です。
だからこそ、飼育に欠かせないのがフィルター選び。水質を守るためには、どんな種類を選ぶかで快適さが大きく変わってきます。

今回は、60cm規格水槽でプレコ水槽を作るにあたり、上部フィルターと外部フィルターの違いについて、ストーリーでやさしく紹介したいと思います。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

薄明かりの差し込む部屋に、小さな気泡の音が規則正しく響いていた。
30Lの水草水槽では、透き通る青をまとったラミノーズテトラが群れをなし、揺らめく葉の間を縫うように行き交っている。水面には光の粒がきらめき、ガラス越しに差す照明が柔らかく揺れながら反射していた。

隣には45cm規格の水槽があり、底には黒い影のようなプレコが身を潜め、ときおりガラス面を吸いながら静かに移動していた。その姿は不動の岩のように落ち着いていて、なおかつ確かな生の鼓動を伝えていた。

その光景に心を和ませながら、わたしは視線を横へと移した。
そこには、すでに組み立て済みのスチール製水槽台が、空いたスペースを支配するように黒く輝きながら鎮座している。冷たい金属の脚は鈍く光り、ただそこにあるだけで存在感を放っていた。60cm規格用として購入したものだ。


2025年10月11日土曜日

ボンベ式でCO₂添加するなら、持っておきたい電磁弁は安心感の塊

わたしがボンベ式の手動添加制御を挫折した理由

水草を元気に育てたいと思ったとき、まず考えるのがCO₂の添加。
しかし、手動で添加のON/OFFをしていては、「止め忘れたらどうしよう」「夜もそのまま出ていたら危険かも」と、不安になることもありますよね。
そんなときに心強い味方になってくれるのが電磁弁。安全に、そして快適にアクアリウムを楽しむための大切なアイテムなんです。

そんな電磁弁について、ストーリーでやさしく説明したいと思います。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

朝の光はまだやわらかく、実験室の窓から差し込む日差しが、黒い机の上に白い帯を描いていた。学生たちは眠そうな顔をしながら列になり、教壇に置かれた試薬を取りに向かう。そのたびにカタカタとガラス器具がこすれる音が教室いっぱいに響き始める。
今日の実験が始まったのだ。わたしは冷えた空気を胸いっぱいに吸い込み、背筋を伸ばした。

時間はあっという間に過ぎていく。淡々と続く実験、冷静に手元の実験ノートと結果を見つめてはいたが、心の奥には落ち着かないものを抱えていた。試薬の刺激臭と規則正しく並ぶ器具に囲まれながら、別の思いが頭を支配していたのだ。

CO₂添加、止め忘れてないよね?


2025年10月9日木曜日

弱ったマツモ、短くカットしすぎたマツモは水面で浮かべて養生すべし

マツモを浮かせて栽培すれば、生長力も脇芽形成も↑

アクアリウムで育てる水草の中でも、マツモはとても育てやすく、初心者にも人気です。実は、ただ底に植えるだけではなく、水面にぷかぷか浮かべて育てる方法もあります。

これは、水景は植えこむ方法と比べると劣りますが、光をたっぷり浴びられるため傷んだ株も回復しやすく、節から新しい芽が伸びやすいので自然に株を増やせ方法となっています。コケや水質には少し注意なのが玉に瑕ですが、マツモの手軽な栽培法の1つです。

今回は、そんなマツモを浮かせて栽培する方法について、ストーリーでやさしく紹介したいと思います。


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これは2000年代とフィクションが織りなす不思議な世界の物語。

わたしは途方に暮れていた。
30cmキューブハイタイプ水槽で、困ったことが起きたのだ。

あまりにもマツモが伸びすぎるので、CO2を弱めた。そこまでは良かったのだ。

ところが、その後が良くなかった。
水面に届くほどの長さに生長した姿を見て、思い切ってトリミングに挑んだのだが、よりによって、手が滑って茎頂付近でカットしてしまったのだ。

……どうしよう!?