(2024/7/15:修正)
一、夜中に水中ポンプから騒音が……
さて、今回は……
エアポンプがあまりにもうるさいので、ディフューザーにしたら余計うるさくなった……!
そんな経緯と解決について話していきたいと思います。
前半では経緯としてエアレーションとエアポンプのメリット・デメリット、さらにはディフューザー のメリット・デメリットを紹介しつつ、
後半では、静音水中ポンプと評判のうるさくなる原因とは?
ついて述べていきたいと思います。
なお、今回は長文となっております。下記目次リンクよりお好きなパートにジャンプしてお読みください。
というわけで、続きをどうぞ!
※なお、商品名の出てくる各種器具は全て自腹で購入しております。
水槽からの騒音って気になりますよね?でも……
まず、本文に入る前に簡単に注意事項を記しておきます。
端的に言えば、
「騒音」と感じるには、激しい個人差あります。
もっと言えば、音の高い低い、さらには好みが人によって大きく分かれます。
例えば、大通りの音はダメだけど鉄道の音はOK、ジェット戦闘機の音もOK。しかし人の話し声だけはどうしてもダメ。
など……。
というわけで、今回は「騒音」についての話ではありますが、
あくまで私感で「騒音」だと言っているわけであり、【絶対的に】騒音だと申しているわけではありません。
多くの人にとっては静かでも、一部の人にとってはうるさい、そんなことがままあるわけです。
歳を取るほどに女性の声のような高い音が聞き取りにくくなることや、若い人しか聞こえないモスキート音の存在を考えれば、
全ての人が自分と同じ音を聞いているわけではない!!
ということが、どことなく納得していただけるかと思います。
そんな当記事を読む上での前置きの述べましたが、次パートよりエアポンプとエアストーンという組み合わせの弱点についての話となります。
エアポンプとエアストーンという組み合わせの弱点
(静音できめ細かい気泡が見れる、エアレーション定番の組み合わせ) |
水作SSPP-3S + いぶきエアストーンという最強タッグ
さて、我が家では水作の水心3S(SSPP-3S)というエアポンプを利用してました。
過去形なのは今は違うからです。
この水作水心3Sというエアポンプは静音で名をはせる名機。しかし、残念ながら最初の2、3週間はブーンという実にエアポンプらしい音を奏でます。
そして、慣らし運転が終わるとその後はすこぶる静音となります。
それに加え、さらにわたしは、「うるさいエアポンプ」の対策として定番である、ゴム吊す方法でしてしばらく利用しいました。
もう完璧な静音性です。
そんな、名エアポンプに最高のお供は?といえば、
そう、エアが細かくて綺麗な「いぶきエアストーンです」。
最近のエアストーンはいろいろな種類があり、一時の優位性は揺らいだかと思いますが、それでも細かい! 物持ちが良い! そんな品質の光るいぶきエアストーンです。
エアポンプとエアストーン最強タッグの弱点(2つのデメリット)
そのようにして、水作水心といぶきのエアストーンを組みあわせて利用してたのですが、
大きく2つのデメリットがあるので使用をやめてしまいました。
まず1つのデメリットとして……
エアストーンというのは水槽内に設置する場所がどうしても必要です。
つまるところ、設置場所がもったいない!
これが挙げられると思います。
底面に水草が敷き詰められている水草水槽では、とりわけそのように感じると思います。
また、もう1つのデメリットとしては、 ストーンはコケるし、チューブは白くなるし、チューブを固定するキスゴムは黒ヒゲ苔が付きやすく、さらに発生する水流によってかゴミが付近の底砂にたまる。
そのため、エアストーンやそのための器具の清掃が圧倒的面倒!
これがもう1つのデメリットです。
そのため、
エアポンプとその周辺機器のメンテナンス。
コレ、ちょっとなんとかならんのかなぁ……
と常々考えていました。
水槽のガラス面に吸盤でエアストーン貼り付けるとかでも解決できそうなのですが、
水が垂れそうですし、なんとなくストーンでガラスが傷つきそうです。
じゃあ他にエアレーションする方法はないかな・・・?
と考えていたところ……
んじゃ、、、ディフューザーでも使ってみるか!
と思いつき、早速、ディフューザー使ってみることにしました。
しかし、ここから話は思いもよらない方向に進んで行くのです・・・
外部フィルターとディフューザーを接続した時の利点・欠点
ディフューザーの利点
ディフューザーの欠点を紹介する前に、まずは利点について軽く触れておきたいと思います。
【ディフューザーの利点】
・エアポンプを利用しない
・水槽底面広々でアクセサリ設置しやすい
・観賞対象となるほどエアが細かい
まずディフューザーの利点はまずは何といってもエアポンプを利用しないこと。
エアポンプのブーン音から解放されます。
しかし、ディフューザーに水流を提供する水中ポンプの騒音に悩まされることも。
次いで、フィルターの排水パイプに接続する商品が多いため、ほとんど場合水槽内上層部に設置となることです。
そのため、水槽底面を広々と使えるようになります。
なので……
流木やレイアウト用石などのアクセサリの設置場所に困ることはないでしょう。
最後は、細かい泡を作り出してくれるということ。
ディフューザーとして販売されている多くの商品は、水面に達せずしばらく水槽の中をふわふわと漂う、幻想的なエアを作り出します。
溶存酸素はもちろんのこと、その光景は多くの人の癒しにもなります。
ですから夏場にディフューザーにするとかなり涼しげでムーディーな水槽を楽しめると思います。
ディフューザーの欠点
しかし、ディフューザーにも欠点があります。
- 外部フィルターや水中ポンプを水流源とする
- メインのフィルターに接続するとタイマーでオンオフできない
- 思っている以上に「でかい」
- 「シュー」という吸気音がする
まず、当たり前ですがディフューザーを利用するためには外部フィルターや水中ポンプなどの水流源が必要です。
設置場所の確保せねばなりませんし、お金もかかります。
また、それらの器具から騒音が出れば、せっかくうるさいエアポンプから逃れられたのに、元の木阿弥となります。
わたしもそんなこと百も承知なはずだったのですが……
さっそくトラブル発生!
静音と評判のはずのディフューザー一式からなぜか異音。
というわけで、ここからが本題。
水中ポンプの騒音問題のことの顛末について記していきたいと思います。
ディフューザーと接続するポンプ選び「騒音となる経緯」
このパートから、静音化するためにディフューザーを利用することにしたものの、
結果的に騒音源となったトラブルの経緯を紹介していきたいと思います。
ディフューザーを利用しやすいポンプ探し
まず、メインフィルターにディフューザーを取りるのは何かと面倒です。
タイマーでオンオフできないからです。
そうなると水中ポンプぐらいしかありません。
そこで、新しく水中ポンプを導入することに。
できればディフューザーが簡単に接続できる!という条件をつけて探してみました。
やっぱりエーハイムコンパクトポンプ300
あれやこれやとかなり迷いました。
水中ポンプといえばやっぱりカミハタのRio。
いろんなパーツも付属していますから利用しやすそうです。
しかし、その当時はちょうどエーハイムからコンパクトポンプが発売された時期。
我が家のディフューザーもエーハイム製ですから、これなら排水パイプの規格が同じですから接続も簡単!
そんなわけなので、エーハイムのムコンパクトポンプ300を購入してみることにしました。
実際にディフューザーとポンプの接続も実に簡単で、ポンプとディフューザーの接続は12/16のホースで接続するのみです。
しかし、ポンプとディフューザーを直接接続すると、水流の方向の調節がなにかと不便なので後でフレキシブル排水口を間に嚙ませることにしました。
なおこのフレキシブルパイプもホースで接続します。
接続したものものをガラス面に貼り付け、ポンプをタイマーに接続して準備完了!
そしてスイッチオン!
スーーー
おお、静かだ!さすがエーハイムのポンプだ!って喜んでたのですが。
夜になってその本性を現し始めます・・・
(コンパクトポンプ300はディフューザーよりも短い・見づらくてゴメンナサイ) |
夜中に唸り始める水中ポンプ
昼間は静かに感じても夜はうるさい
夜も更け、さぁ寝るかという時……
ブーーーン
という音がし始めました。 いえ、正確に気になり始めました。
昼間は環境音もしくは騒音で気が付きづらくても、深夜になると生活音が消え住宅地は大変静かになります。結果、昼間ではありえないほどの小さい音でも騒音となるのです。
しかし、もう寝る!っというときに水槽に手を突っ込むのはかなり躊躇しますよね?
それでも、このままでは眠れないワケですから水中ポンプをチェックすることになります。正直しんどいでが、やらねば寝れないのです。
そんなしんどいチェックの結果は、インペラは正常、キスゴムもしっかりついてる。
原因不明です。
とりあえず初期不良を疑い、ポンプの流量を一番少ない状態にセットして起動してみます。これでうるさければ、そもそも稼働音が大きい、もしくは初期不良ということになります。
結果は……
ぶーーーーーん
んんんん?初期不良?
(初期不良ではありませんでした。詳しくは後半で!)
しかし、ポンプの電源をオフにするとブーン音は確かに消える。オンにするとブーン音がたしかに聞こえる。
この状況なら誰だって水中ポンプが原因だと断言したくなります。
近づくと音が小さくなり、離れると音が大きくなる
ここでごん太はふと不思議な現象に気が付きます。
解決を諦めて水槽から離れ、ベッドの方に背を向けて歩きだすと、ますます騒音が大きくなるのです。
ナニソレコワイ状態を通り越してちょっとした怪談です。
つまりどういうことか?
【水中ポンプ怪奇現象!?】
水槽に近寄るとブーン音は消えて、2〜3m離れるとブーン音がする。
そこからさらに離れると、ブーン音は消える。
そしておかしなことに、なにやら水槽に接している壁のあたりからブーン音がする。
でも、この部屋は角部屋。底壁の向こうは草むら・・・。
ポンプのポジションを直したりするといったん騒音は消えるけど、またそのうち出てくる。
普通騒音は騒音源に近づけば近づくほど大きくなり、離れれば離れるほど小さくなりますますよね?
でも、こちらは離れるとうるさくなり、近づくと消えるのです。
ナニコレコワイ
こんな感じの騒音と1ヶ月程度戦うことになりました。
二、犯人捜し
幕間
さて、多くの人が「癒し」を求めるアクアリウム。
それが【爆音】では、癒されるどころかフラストレーションがたまる残念な物になってしまいます。
それを反映してか、ネット上でもあれがうるさい、これは静か、とアクアリウムの音をめぐる情報はネット上であふれかえっているのが、昨今の現状です。
そして、そのニーズに応えるため、ごく最近のアクアリウム用品は昔に比べ、はるかに静音なものが増えてきました。
しかし、個々の製品の騒音評価はできていても、それ自体が発する振動や、
騒音や振動が悪化するような組み合わせについて、全く情報がないのが現実です。
原因が器具の相性に由来する場合、その解消は極めて困難なものになります。
真夜中の犯人捜し
水中ポンプをガラス面から離してみる
後半は、真夜中に鳴り響く水中ポンプの騒音を解決していきます。
まず、実際に騒音源はどこなのか?
まずはこれをはっきりさせる必要があります。
毎夜、真夜中に騒音の犯人を探すために、眠い目をこすりながら水中ポンプの音を確認していたのですが、
とある夜……
騒音たるポンプの音は水槽台と壁の間あたりからブーン音が発生しているのに気が付きます。
慌てて水槽の後方に耳を近づけてみたのですが……しかし、騒音が出ていません。
ん゛ー……? なにこれ??
なんて思いつつ、ためしに水中ポンプを稼働中のまま、掴んで水槽のガラス面から取り外してみると、
スー……♪
音が小さくなったようです。
しかし、なぜか今度はプルプルと小さく震えだすわたしの手。
夜な夜な悩まされている騒音の正体はポンプから出ている 音 ではないことに、ここで薄々気が付き始めました。
小さな振動どこへ行く?
この夜の捜索で気が付いた、ブーン音の新たな容疑者は、水中ポンプからの……
とても小さいながら【振動】だということです。
後でわかることになるのですが、このような小さな振動といえども、器具の相性次第では、大きな騒音になる場合もあります。
が、この時点ではこれが騒音になるとは夢にも思わないわたしでありました。/p>
そして、話はどんどん小さな振動が大きな騒音になるメカニズムを解明する方向に向かって進んでいきます。
三、再現実験と仮説
水中ポンプの振動が関係していそうだ!
コレが何となくわかったところで、どの器具が犯人であるか?
よりはっきりさせるため、真夜中の再現実験を行う事としました。
当時のわたしは、水中ポンプが犯人だとばかり思っていたので、それを確認するための再現実験だったのですが、話は予想外の方向へと進み始めます。
振動音の再現実験
再現実験でも弱い振動音を確認
ではこれでどうだっ!という思いで、隔離用の水槽を机に設置しました。
パジャマ姿の寝ぼけまなこという必死のいでたちで、再現実験をすることになりました。
いかに、わたしの中でこの騒音が大きな問題だったか?
お分かりいただけると思います。
真夜中にどたどたと隔離用にスタンバイさせてある水槽に水を入れ、さっそくディフューザーと水中ポンプを稼働!
スー……♪
ヨシヨシ。確かに水槽のガラス面からは音はしない。
貼り付けてあるガラス面を軽く手で触れてみます。
プルプル……
やはり弱い振動は少しあるようです。
次いで、この弱い振動が離れると聞こえる怪談のような騒音を発生しているか、確認してみることにしました。
微弱な振動音はあれど騒音なし
改めて、今回の騒音は、本水槽から離れると音が大きくなるという摩訶不思議な現象が起きています。
水中ポンプの騒音にまつわる挙動を確認し終え、最後に今回の騒音の一番の謎に迫るため、再現実験水槽から耳を澄ませながら徐々に距離をいてみます。
……シーン……♪
あのなブーン音がしないのです。
確かに耳を澄ませば振動音がしますが、それはとても騒音とはいえるほど響いていません。
残念ながら、これでは本水槽のブーンという騒音と、水中ポンプから発せられる小さな振動に関係性があるとはとても言えません。
ですが、1つ大きなヒントを得ることができました。
同じ水中ポンプを使っても、あのブーン音がしないのです。
そして、これはあとで気が付くことになるのですが……
この隔離用の水槽では小さな振動音が大きな騒音になるメカニズムがなかったので、ブーン音がしなかったのです。
では、そのメカニズムとは?
水中ポンプ+ナニカ=騒音を示唆していた
同じポンプなのに同じ騒音が生まれない謎
再現実験は残念な形に終わりましたが、新たな謎が生まれました。
なぜ同じ水中ポンプの振動でも騒音になる場合とならない場合があるのか?
ということです。
一般的な水中ポンプによる騒音の場合、同じポンプなら同じ騒音が生まれるはず。
しかし、今回の再現実験ではそうはなりませんでした。
なぜでしょう?
ここで、同じポンプで同じ騒音が起きないという事態を改めて見つめ直してみると……
どうにも水槽周りの器具の組み合わせが怪しい!
という疑惑が必然的に浮かび上がってきます。
話は、この仮説を中心に進んで行くことになります。
が、その前に、改めて水中ポンプの故障が原因でないことを再度確認することにしました。
そんなわけで、なんとなく騒音が発生している背景が分かったところで、改めて一応ポンプをチェック。しかし、問題なし。
言い換えれば、正常範囲のモノが騒音となってしまっているわけです。
ここでタイムアップ!
実験はやめにして寝ることにしました。
犯人は小さな振動?振動と騒音を結び付ける仮説
仮説その1:コードをつたって水槽を響かせている
後日、問題解決のために仮説を立て、検証していきます。
まず1つ目の仮説ですが……
振動がコードを伝って水槽自体を振動。
それが騒音になっているのではないか?
こんな仮説を立て、対策してみることにしました。
これの対策は、コードから水槽に音が伝わらないようにすればいいわけですから、
コードの水槽と接している部分をスポンジでぐるぐる巻きにしてみました。
しかし騒音は止ることはありませんでした。
仮説その2:吸盤をつたって水槽を響かせている
仮説その2。
水中ポンプのキスゴムが吸収しきれずに、振動が水槽台へ伝わっているのではないか?
この場合、水中ポンプの吸盤と水槽台の間に振動がダイレクトに伝わらないようにスポンジを挟み込むのが解決策となります。
そしてなんと、スポンジを挟みこむことで、あのうっとおしい騒音が止まりました。
しかし、疑問が残ります。
なぜ小さな振動が大きな騒音になったのか?と。
正直、この場合のように水槽に小さな振動が伝わっただけで、大きな騒音になるとは到底思えません。
水槽に伝わった小さな振動が大きな騒音になるメカニズムがほかにあるはずです。
問題は解決されたものの、さらなる解明を続けることにしました。
四、水中ポンプの小さな振動を騒音に変えるメカニズム
そして、ここからは話の核心部分に迫っていきます。
水槽台がスピーカーになる?
大きな騒音を生み出すスタート地点はわかりました。
しかし、小さな振動が水槽に伝わるとはいえ、なぜブーンという騒音が壁から、しかも水槽から離れる大きくなるのかわからないままでいました。
いまだ大きな騒音になるメカニズムは未解明。
当然調査はあの日から続けていまそた。
そして、外部フィルターの清掃をしていたある時、気が付いてしまったのです。
水槽台の扉を開くとすっと騒音が消えることに!
さらに、水槽台の扉を開いたまま水槽から離れても騒音がおおきくならないことにも気が付きました、
ここまで約1か月。ずいぶん時間がかかりましたが、やっと問題が解決しました。そのメカニズムは……
水槽台がスピーカーになってる。
つまり、小さい振動音を水槽が拾って水槽台に伝え、水槽台が小さな振動音を大きな騒音へと変えていたわけです。
小さな振動音が騒音へと変わる仕組み
犯人は防音対策とメンテナンスのための工夫だった!
さて、ごん太の水槽台の扉には、扉を閉めた時の「バッタン」音を防ぐために100均の防音スポンジなるものをつけてありました。
結果として、扉を閉めると前面は密封された状態になります。水槽台には外部フィルターのホースを通すための穴が背部に2ケ所開いていまから……
水槽からから響いてきた微細な振動がガラス水槽を通り台で集められ反響。
さらに、集まった音が背部の穴から出力されていたというわけなんです。
そんなわけで、原因が解明した今だから言えますが、なるべく扉で前面を密封しないように設計段階からそうなっている水槽台が、静音のためにはベターだと言えます。
なにかと、水槽台を選ぶ際は建付けや頑丈さが着目点になりますが、癒しのアクアリウムを作りたい場合は、上記の点にもよく留意して選定しましょう!
壁という反響装置
しかしこれだけでは、水槽ではなく壁から部屋全体に響くようなブーンという騒音がする理由にはなりません。
さらに詳しく調べてることにしました。
結果、水槽台スピーカーから出た音が、さらに拡大されるメカニズムを見つけました。
壁です!
小さな振動がスピーカー(水槽台)にあつまりホースを通すための穴から発せられ、さらに壁に反射されることで、室内により大きく拡散し、騒音問題になっていたのです。
水槽台と壁の隙間から音が聞こえた
というのは、こういう理由があったわけなんです。
ですが、水槽台を利用して綺麗に外部フィルターを水槽に設置するためには、水槽と壁には多少の隙間は必要です。
また、頻回にメンテナンスや世話のため水槽台内部を開け閉めするため、どうしても「バッタン」音対策が必要だったのです。
それらが組み合わさるとスピーカーになるということは、……完全に誤算でした。
良かれと思ってやったことが、結果として水槽台はスピーカーのように機能し小さい音を騒音にしていたわけです。
騒音発生のメカニズムをまとめると簡単にまとめると
最後に簡単に今回騒音が発生したメカニズムをまとめておきます。
【今回の騒音発生メカニズム】
水中ポンプ
↓
(小さな振動)
↓
水槽
↓
(小さな振動を水槽台へと伝える)
↓
水槽台
↓
(音を集めて穴から発する:スピーカーに)
↓
部屋の壁
↓
(スピーカーから出た音をさらに拡大)
↓
部屋全体に響く大きな騒音!!
というように音が増大されてたわけですね。
五、水中ポンプがうるさいときの対策方法
今回の騒音談まとめ
器具と設置場所の組み合わせが騒音を生んでいたということになります。
当然ですが、吸盤と水槽の間にスポンジをはさむなどすれば騒音のスタート地点で対策すれば騒音はなくなりました。
つまり大きな騒音になる前に振動音をカットしてしまえばいいわけです。
また、スピーカーとして機能しなければ音は大きくならないわけですから、追加の対策として、水槽台につけてた防音テープも外してみました。
すると、ちょうどいい感じで音が分散して、いままで深夜にうるさかった水槽がほぼ無音になったではありませんか!
というわけで、今回の対処法についてまとめると……
【今回の水中ポンプ騒音対策まとめ】
①振動(騒音源)をほかの物品に伝えない
→スポンジなどで水中ポンプを巻いて水槽へ振動を伝えない
②あえて水槽台の音を漏らすことで、音を発散させ騒音にしない
→防音テープや扉などで音をこもらせない。スピーカーにしない
この2点で無事解決できました。
というわけで、今回はここまで。長文読んでいただき、ありがとうございました。
というわけで、水中ポンプの騒音問題についてはここまで!
長文読んでいただき、ありがとうございました。
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