スノースプレーでお手軽装飾
(2024/10/11 修正)
さて、この季節、大掃除にクリスマスにお正月。主フにとってはなかなか大変な時期です。主婦は主婦なりに、主夫なら主夫なりに忙しいやることがたくさんあるからです。
せっかくのクリスマスなの楽しみたい! とはいえ、料理にプレゼントにと追われ、気が付けば24日の夜。もう時間がない! という光景は、どのご家庭でも良くある話でしょう。そこで今回は……
装飾簡単、撤去も簡単、短時にもなる!
スノースプレーを用いた水槽のクリスマス装飾を紹介していきたいと思います。なんといっても、全てがダイソーで入手でき、そしてごく短時間かつお手軽にできる点が特徴です。
道具はどうする?
全ての道具はダイソーに。
イベント装飾を施す際に、利用できる物や予算との兼ね合いで、ホームセンターやインテリアショップ、さらには雑貨屋と無限に巡り続けるのはよくあることす。しかし、繰り返しますが、今回のクリスマス装飾は、すべて100均のダイソーで手に入ります。そのため、仕事帰りや買い物帰りに、はたまたお子様のお迎え帰りに。ダイソーを含め、100均は店舗数が多いので、忙しい人の味方となってくれるでしょう。
また、実際の作業については、約20分で終わります。短時間ですので、クリスマスイブの食事後でも、ささっと装飾できます。もちろん、作業も簡単で、やり直しOK。ポイントさえ押さえれば、誰でもできるものとなっています。と、今回の話の経緯を述べたうえで、まずは道具から紹介していきます。
道具一覧
道具の紹介となります。
・スノースプレー
・型紙
今回は2種類使用・2017年12月当時販売されていたもの。 2019年も似たような柄が販売されていました。) |
・マスキングテープ
まず、スノースプレーは、ハロウィン直後から販売されているようです。クリスマス直前では売り切れとなっていることが多々あるので、装飾をしたければ早めに購入しましょう。また、腕に自信がないのなら、スプレーは2缶ほど用意しましょう。
また、今回は省力化のため、既製品の型紙を利用します。しかし、お気に入りの絵をプリントアウトし、カッターでくり抜けば、時間こそかかるもののオリジナルのものも作ることが可能です。
なお、この記事では、以前木工用にホームセンターで購入した5本で400円ほどのマスキングテープを利用しました。悪しからず。
下準備
養生する理由
それでは、作業していきましょう。まずは、スプレーしたくない部分を養生していきます。
今回は水槽にスプレーしますので、水中に入らないように覆っていきます。というのは、スノースプレーは水槽用ではありません。水に入れば、生体に何らかのダメージを与えるかもしれません。そういったリスクを低減させるためにも、必ず以下のように養生しておきましょう。
さらに、スプレーに含まれるガスにも同様の危険性があります。水槽に入り込ませないためにも、作業中はエアレーションを停止し、室内はよく換気しましょう。当然ながら、作業は必ず自己責任でお願いします。
水槽にスノースプレーが入らないように「養生」
下の写真のように、水槽と蓋の隙間にマスキングテープを貼り付けて覆っていきます。
理由はすでに述べた通りです。もちろん、水槽に限らず、窓の装飾として利用するときも、丁寧に覆っておけば、塗装後に余計な掃除をしなくて済みます。
なお、養生する範囲全てにマスキングテープを貼り付けても良いのですが、水槽側面などの大きな平面では時間がかかってしまうことがあります。そんな時は、テープで新聞紙を貼り付けましょう。より短時間で作業を終えられます。
結局のところ、スプレーから保護できればよいので、どんな道具や方法でも構わないのです。
(水槽上面、蓋と水槽の間をテープで塞ぐ。) |
軽くガラス面(塗装面)を清掃
塗装は下地が大切です。
汚れが付いていると、うまくスプレーが乗らずムラになってしまったり、そこから剥がれてしまったりと、トラブルの原因になります。
これを防ぐため、まずは薄めた中性洗剤で軽く洗い、次いで洗剤が落ちるまで何度も水ぶきをしましょう。そのちょっとしたひと手間が成功のもとになるのです。
型紙を貼り付ける
塗装面の掃除が済んだら、いよいよ型紙を貼り付けていきます。今回は、既製品の型紙をマスキングテープで貼りました。
(今回は大雑把に5・6か所マスクキングテープで止めました) |
意外かもしれませんが、プラモデルのマスキングのように、ぴったりと隙間を無くさなくても大丈夫です。粒子が大きいということもありますが、
スノースプレーは水で簡単に剥がすことができるからです。
つまり、大きくはみ出したり、隙間から入り込むなど多少の失敗があっても、水拭きで落ちますので、すぐさまやり直しができるのです。ほとんどのプラモデル用塗装スプレーは、簡単に色が落とせないため、色分けする際の作業難易度が高くなりがちですが、これなら水で剥がせますので、おそろしいほど簡単なものとなっています。
さらに言えば、1本100円です。失敗してもやり直しても、懐が痛むことはほとんどありません。
スノースプレーの使い方、コツと注意事項
というわけで、このスノースプレーが塗装用のものとは少し違うということがお分かりいただけたところで、その使い方やコツについて紹介したいと思います。
厚塗りしない!
さて、このスプレーですが、もう1つプラモデル用の塗装スプレーと大きな違いがあります。それは、塗装面が立体になることです。
人工の雪を吹き付けるわけですので、当然のことかもしれませんが、それゆえ均一にスプレーしないと見ているそばから「雪」の厚さでムラが発生します。プラモデル用と同じですが、一気に厚塗りをしないで、2~3回に分けて薄塗りを重ねた方が美しく塗れるでしょう。
模型などにスプレー塗装したことがある人なら言わずもがなかもしれませんが、1回目は軽くスノーが乗る程度、2回目にムラがなくなるように、3回目に均一にして完成、というようにスプレーをしていけば、仕上がりがきれいになるでしょう。
なお今回は、ライトアップで光を透けさせるために、スプレー2回の薄塗りとしてみました。
スノースプレーを厚塗りすると?
もし、厚塗りしすぎれば型紙を外すのが難しく、美しい輪郭が作れません。
これは、型紙についた粒子とガラス面についた粒子が固着し、型紙を取り外すときに、一緒に外れるからです。そのため、「サッとムラなく広範囲に薄塗り」をした方が美しい仕上がりになりやすいです。
ちょっとしたコツがいる作業ですから、こういったスプレー経験者でなければ多少の失敗があるはずです。幸い、やればやるほど上達するので、難しいと感じることはほとんどないでしょう。
と、説明しているうちに、薄く2回に分けてスプレーを吹き終わりました。次のパートでは、型紙を外し修正していきます。
ここが一番のポイント!型紙の取り外しとその修正
型紙を取り外し
吹き終わったら、型紙をはがしていきます。
先にも述べた通り、塗装面は立体的なので、傷つけないように丁寧に剥がしていきます。もし厚塗りだった場合、慎重に取り外さないと輪郭が崩れ、失敗となります。そのため、この型紙の取り外しが一番失敗しやすいポイントとなっています。
繰り返しますが、粒子同士がよく着くためです。また、これ自体がラッカーや水性塗料とは違い、短時間で乾燥・硬化しない点もその理由の1つとして挙げられるでしょう。とにもかくにも、注意して型紙を取り外しましょう。
プラモデルのスプレー塗装のように、マスキングテープをピーッ!と剥がすと、もれなく輪郭がぼろぼろになるでしょう。
修正方法
最後に修正していきます。なお、このスノースプレーの「修正」に関してですが、はみ出した部分については非常に簡単ですが、えぐれてしまったラインの修正は大変難しくなっています。
まず、はみ出した部分についてです。濡れたティッシュで剥がす、もしくそれで「ぐいっ」と押してずらすだけです。くっつきやすくて柔らかい塗料ならではのなせる業です。
逆に、凹んでしまったり、傷ついたラインのリカバリーは難しいです。これは、スノースプレーが塗装すると立体になるスプレーであるため、簡単にリタッチ(再部分塗装)ができないからです。部分的に修正すれば輪郭は直せても、立体的にムラができてしまうでしょう。
とはいえ、スプレー自体は簡単に使え、1缶100円です。気になる部分があるならば、最初から塗装し直すことをおすすめします。
仕上がり&取り外し
完成!
それでは、完成した装飾を写真で紹介したいと思います。
と思ったのですが……残念ながら映り込みがひどく、水草用ライト点灯時のものは掲載を断念しました。しかし、ライトアップ時のものなら問題なく撮れましたので、そちらを掲載しておきます。
ダイソー製の型紙の質が良く、想像以上に美しくできました!
これでお値段400円、作業時間20分。信じられません。
スノースプレーの取り外し
最後に、スノースプレーの取り外しについて述べていきたいと思います。その方法は水拭きをするだけ。イベントが終わったあとも、盛大に失敗たときも、水で簡単に剥がれ落ちてくれるのです。
逆に言えば、水で剥がれるので、換水時に塗装が水で濡れないように気をつけてください。
多少の水滴なら水分をスノーが吸収して一時的に膨れるだけですが、多量に含めば重くなり崩れ落ちてしまいます。気を付けましょう。
というわけで、今回はここまで。
長文読んでいただきありがとうございました。
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