一、USBファンで冷却!編
どーもこんにちは。ごん太です。
今回は……
自作水槽用冷却ファンの続編! を記事にしたいと思います。
USBファンとPCファンを利用した物をそれぞれ1台ずつ自作しましたので、その紹介をしていきたいと思います。
正直な話、今回紹介する内容が、「自作」や「DIY」にあたるか疑問ですが……。
とりあえず道具や作り方を紹介していきます。
なお、今回のネタは前半・後半の2分割になっており、
前半はUSBファンを利用した、自作冷却ファンの紹介となります。
後半では、PCファンを利用して自作していきます。
長文になっておりますので、下の目次リンクよりお好みのパートにジャンプしてお読みください。
それでは目次、続きをどうぞ!
(サイト内リンク:自作冷却ファン関連)
!注意!
今回は自作ネタですので恒例の注意事項を記しておきます。
- 自作と自作品の利用は、必ず自己責任でお願いします。
- また、電気器具を利用するため、一歩間違えれば感電や漏電、火災の可能性があります。
- 実際に作成する際は、これらのリスクを承知した上で、必ず自己責任で作成してください。
- 当サイトを参考に作成し、事故が発生したとしても一切の責任は負いません。
以上承諾した上で読み進めてください。
たかだか直流5V,12Vではありますが、今回は注意文章が少々物々しくなっております。
これは水槽の冷却ファンとして利用していたクリップ扇風機が、故障し異常加熱していた!!
という、わたしのヒヤリとした経験があるからです。
電気を侮ってはいけません!!
それでは、実際の作成方法に入っていきます。
PCファンで水槽冷却ファンを自作したら失敗したので……
冒頭でも述べた通り、経緯としては、PCファンを使って冷却ファンを自作したら失敗してしまった!
今回は、そのリベンジということになります。
以前自作を失敗した原因はというと……
DC12Vで動くファンを、DC5Vで動かそうとしたからです。
(DC=直流)
一応ファン自体は動いたのですが、電圧が弱いので当然、
回転数が上がらず風量もありませんでした。
結果、冷却能力はほとんどなく、「失敗」となりました。
以上のような失敗を繰り返さないように、2つの別々の方法でとることにしました。
- USBファンで自作冷却ファン → 前半
- PCファンで自作冷却ファン → 後半 次回の記事
というわけでここからは、USBファンを使って自作する利点について紹介します。
USBファンで自作する利点
USB電源アダプタさえあれば他にいらない=安い!
今回冷却ファンを自作するにあたって、素材としてUSBファンを選んだ理由は……
DC5Vで動くからです!!
いままで、述べた通り、一般的なPCファンは、DC12Vで動きます。
DC5Vで動かした場合、前回のような「そよ風発生機」となり失敗します。
これを回避するためには、USBから給電されたDC5Vを、DC12Vに昇圧する器具が必要です。
が……そのような器具はだいたい、1000円程度で微妙にお値段が張り、自作費用を圧迫するのです。
ざっと計算したのですが、PCファン、USB電源アダプタ、ケーブル(昇圧する器具込み)で、お値段2500円以上。
モノによっては、水槽専用の冷却ファンといい勝負。
場合によっては、DIYしても専用品よりもコストが高くつきます。
値段を考慮して、アレコレと考えた結果……
最初から昇圧する必要のない、DC5Vで動くファンを利用すればいいのではないか?
と、貧乏性のわたしは思いついたのです。
そうすれば、昇圧する器具は不要です。
USBファン以外に必要なのはUSB電源アダプタのみになります。
昇圧器具が不要ということは、トータルコストが安くなるということ意味します。
当然、専用品よりも安く調達できます。
さらにいいことに、サイズも自分で選べます。
より融通が利くものを用意することができます。
簡単にまとめると以下の通りです。
(水槽冷却にUSBファンがお勧めな理由)
- 安く済む
- パーツ数も少ない
- サイズも選べる
以上のような理由から、USBファンを利用した冷却ファンの自作は、大変とっつきやすいものとなっています。
USBファンも意外と種類が豊富
今回利用したUSBファンは↓のようなものです。
ご覧いただけた通り、ぱっと見PCファンにしか見えない形状です。
おそらく、多少なりともパーツを流用しているのかと、思われます。そのためか販売されているサイズが非常に豊富です。
利用した商品には、4cm、8cm、12cm、14cmの4種のラインアップがあるようです。
また、お値段も廉価です。
これだけのサイズがあり、そして安ければ、ジャストフィットな自作品を作りやすくて便利ですよね?
また、PCパーツというジャンルだけではなく、視野を広くし「USB扇風機」という幅広い分野で調べてみると、小型の扇風機様の物から、木目調の物まで実に幅広い製品群があります。
自作ファンの素材としては、PCパーツのような形をしたものが一番に利用しやすいかもしれませんが……
USB扇風機も素材として、なかなか侮れないものだと思います。
もちろん、バリエーション豊かな商品群を、どう結び付けるかは自分次第なのですが……。
というわけで、今回は安直にPCファンのような形をしたUSBファンを利用して自作していきたいと思います。
USBファンで自作! その道具と手順
まずは自作するにあたっての道具の紹介から。
道具一覧(USBファン編)
(道具一覧)
USBファン
USBファンは、先ほども出しましたが、↓の写真のようなファンを利用しました。
DC5V、コネクタがUSB。そのような点を見なければ、
どう見てもDC12Vで動く、一般的なPCファンですね。
見た目の上の違いは、端子が4ピンや3ピンやペリフェラル4ピンではなくUSBコネクタである、ということぐらいでしょう。
今回はちょっと奮発して、12cmと少し大きめなファンを購入してみました。
といいますのも、水槽を冷却する物ですから……
とにかく風量が命!
ということで、大きめの物を購入した次第です。
さてそのパッケージは下の画像のような感じとなっています。
サイズや厚さの他に、動作する電圧・電流と回転数や風量、さらには騒音値などもご丁寧に記されてあります。
こういった細かい能書きは、PC自作の世界では当たり前なことです。
なぜか、アクアな世界ではいまだに表記されるのがスタンダードになっていませんね。
不思議!!
と……、いろいろアクアな趣味の遅れている部分の愚痴を、ずらずらと書きたいところですが、本来のネタから外れてしまうので、ここまでにして……次はUSB電源アダプタの紹介です。
USB電源アダプタ
今回も、100均で販売されているアダプタ(ダイソー)を利用しました。
お値段200円也。
作成手順で紹介しますが、これのプラグをコンセントにさし、付いているUSBポートにUSBファンのコネクタを差し込んで利用します。
……文字にすると無駄に難しくなるのは、毎度のことですね(汗)。
目玉クリップ
また、自作した冷却ファンを固定するのに、目玉クリップを利用します。
この持ち手にある穴が、今回の自作では非常に重要です。
似たような記事でちょこちょこと述べましたが、今回はUSBファンをこのクリップでアクア用LEDライト(GEXパワーIII450)に固定するからです。
なお、今回の自作で必要な工具はドライバーのみとなっております。
それでは、↓より手順を紹介となります。
手順
①クリップの取り付け
まず、USBファンとファンガードを固定しているネジを、一か所だけ外します。
次に目玉クリップの穴を、ファンとファンガードの間に差し込み、USBファンのネジ穴とファンガードのネジ穴に重なるようにします。
そして取り外したネジを締め付け、ファンガードの上からクリップを固定します。
③クリップでLEDライトに固定する
写真のようにLEDライトのふちにクリップで固定して、アダプタをコンセントにさしてできあがり!
ただし、ファンが重すぎるとクリップで支えきれず、外れてしまう危険性もあります。
そうなると、水槽にドボン!
設置する際は、試しにライトを水面以外の場所に設置したうえで、ファンをクリップで固定してみてください。
外れるか? 利用できるか? 安全か? 判断してから利用してください!!
なお、上の写真のように、120mmのファンをクリップでパワーIII450に固定して、2回目の夏が過ぎました。
いままでに、外れたことは一度もありません。
(2019/11/07 追記)
④逆サーモとの接続
冷却ファンを自動でコントロールしたい場合、逆サーモに接続してください。
ということで、非常に簡単に出来上がります!
USBファンで自作水槽冷却用ファンの使用感
まず、冒頭で述べた通り、ほとんど手を加えていないので、これが「自作」や「DIY」という言葉を使っていいのか大いに疑問です。
どちらかというと、流用や転用と言ったイメージに近いのではないかな? と思っています。
さて、その使用感ですが、結論をいいますと
大変よろしいです。
その理由は以下の通りです。
- ファンが大きいためにすぐに冷却できる
- 音もそれほど気にならない
※ドライヤーのような爆音ではない - 工夫次第で好きな場所に設置できる
- 風を送るもよし、風を吸い込むのもよし
対して、多少なりとも不安な点や不便な点もあります。
- 専用品ではないので、故障しやすいかもしれない
- 火事・漏電・感電などの事故の危険性がある
- ライトに固定したため、ライトを水槽に落とすとファンも道連れになる
- 好きな場所に固定できるが、そもそも固定する方法を考え出すのが難しい
などなど、自作ゆえの難しい点やリスクは当然あります。
それ故に、痒い所に手が届くものを作れるのですが……。
というわけで、前半パートはここまで!
後半では、PCファンで冷却用ファンを自作したいと思います。
二、目的をもって自作するならPCファンがお勧め!
幕間
「USBファンとPCファンで、水槽の冷却ファンを自作してみた!」
と題しまして、水槽冷却用ファンの自作を紹介しております。
前半ではUSBのファンを利用して、水槽冷却用ファンの作り方を紹介しました。
後半では……
PCファンを素材として、自作冷却用ファンの作り方を紹介していきたいと思います。
また、PCファンを利用することのメリットを述べつつも……
結局USBファンとPCファンどちらで自作すればよいのか?
そんな疑問について、簡単ではありますが答えを出したいと思います。
なお、余談ではありますが、文中とタイトルでは「自作」と表現しておりますが……
このことについて、ごん太なりによく考えてみたのですが、厳密に言えばPCパーツの転用なわけであり、自作と呼ぶほどではないと考えています。
しかし今回のようなケースは、広く一般的にアクアな趣味の世界では「自作」ということになっていますので、今回も「自作」という表現を使わせていただきたいと思います。
というわけで、後半パートはじまりはじまり。
【どっちがいいの!?】USBファンで自作 VS PCファンで自作
さて前半、USBファンを自作しました。
そのため実は、我が家の水槽にこれ以上冷却用ファンは不要だったりします。
……が、――今回あえて、PCファンを利用して自作することとしました。
その理由は……
- PCファンを転用した、冷却ファンの自作をリベンジしたい!
- 自作するためのパーツが余ってしまったので、再利用したい!
という2つの理由からです。
そこで、以降のパートでは「自分で作る」ことに着眼点を置いて、USBファンで自作・PCファンで自作、それぞれのメリットを紹介していきたいと思います。
USBファンとPCファンの違い
まずは、USBファンとPCファンの違いを、簡単にまとめてみました。
(USBファン)
- 動作電圧はDC(直流)5V
- 接続端子はUSBコネクタ
- PCファンによく似たものから、小型の扇風機まで様々な「形」が販売
(PCファン)
- 動作電圧はDC12V
- 接続端子はpwm4ピンや3ピン、もしくはペリフェラル4ピン
- いわゆるPCファンの形のみ。しかし、厚さ、回転数、静音性などが選べる
と、見た目は似ていますが、違いが少々あります。
次は、上記の違いから生まれるメリット・デメリットについて、話していきたいと思います。
動作電圧
まず、USBファンは何といっても……
DC5Vで稼働するのがメリットです。
つまりは、USBと接続するだけで、全開でファンが回転してくれるのです!!
これって、チョー便利なのです!!!
対してPCファンは……
DC12Vで稼働するよう、設計されています。
USBより給電される電圧はDC5Vですから、全開で回すには何らかの昇圧する器具が必要となります。
この点がいろいろなデメリットを生み出す、ウィークポイントとなっています。
なお、仮にDC5Vで稼働させた場合は、当然電圧が弱いので、かなりまったりとした風速となります。
そよ風というか微風というか・・・冷却ファンとしての効果は微妙なところです。
そのため、電圧だけで比べるなら、余分な器具が不要なUSBファンの方が自作で使いやすいということになります。
接続端子
USBファンの接続端子は、当然ながらUSBコネクタとUSBポートです。
USB電源アダプタに差し込んであげるだけで、全力で回ります。
そして作業はUSBを刺すだけなので、簡単で、かつ、下調べなどほとんど不要です。
電圧・接続端子共にUSBの規格で完結しますから、余分な器具が不要です。
非常にすっきりとした出来上がりになります。
また、パーツ数が少ないため、自作費用も抑えられます。
実際、前半で作成したUSB自作ファンは稼働だけなら、1200円で済みました。
(固定するクリップや逆サーモは含まず)
対して、PCファンの場合の接続端子はpwm4ピンや3ピン、もしくはペリフェラル4ピンです。
――今更ですが、すべてを逐一記していると文章が無駄に長くなるので、今回は一番利用するのが多いはずの、「3ピン」と記すことにします――
USBと3ピンは規格が違いますから、当然変換する器具が必要になります。
さらに、前述の通り
USBはDC5Vですが、PCファンはDC12Vなので、昇圧する器具が必要となります。
しかし、世の中便利なもので、昇圧と変換を同時にやってくれるケーブルが販売されています。今回は、そんな便利なケーブルを購入することにしました。
ただしこの昇圧ケーブル、ちょっとお値段が張るのが困りもの。
これを利用してPCファンで自作すると、トータルコストではアクアリウム用ファンが買えてしまうほどです。
そんな、昇圧するケーブルについては、詳しく後述したいと思います。
というわけで、PCファンを利用して自作する場合のデメリットは以下の通りです。
- USBファンと比較して、1パーツ多くなる分ため金額も高くなる
- ケーブル周りに接続部が多く、外見も野暮ったくなること
- 電圧の違いについて予備知識がないと、失敗することがあること
(PCファンのデメリット)
ということで……
- 安く済ませたい!
- 自作後の見た目をすっきりさせたい!
- 簡単な作業で済ませたい!
(自作ファンに何を求めるか?)
それならば、圧倒的にUSBファンがお勧めです!
――ではPCファンで自作することにメリットはないのか?
……ということになりますが、決してそんなわけではありません。
ファンに以下のような性能を求めるのであれば、断然PCで自作することをお勧めします。
- 風量を自由に選びたい!
- 静音性が高い物がいい!
- 大きくして冷却能力を高めたい!
- 小さくして目立たなくしたい!
(PCファンのメリット)
というわけで、接続端子に着眼点を置いた話はここまでにして、次はUSBファンとPCファンの商品の傾向について紹介したいと思います。
商品ラインアップの傾向
USBファンにはほとんどPCファンのような形をしたものから、手持ちの扇風機のような物まで。さらには木目調が美しい高級感あるモデルから、もはやサーキュレーターともいえるような形のものまで。多種多様な「形」の物が販売されています。
また、扇風機のように、内部に直接触れられない構造となっているものや、プロペラが柔らかい素材でできているものもあります。
つまり多くの製品が、人間用として利用されることを想定してあります。
そのため……
手の挟み込みなどの対策も施されているので、こちらで用意する必要はなくで手間がかかりません。
さらに様々な商品群からお気に入りの形状を探し出せたりします。
対してPCファンはどれも正方形で同じ形をしています。
こちらはPCケースの中で、冷却用として利用されるのが想定されているからです。
そのため、基本的にPC稼働中にケース内に手を入れるのが、そもそも考えられていません。結果、防護対策はほとんどありません。
(但し別売りで防護用のネットなど多数のアイテムが販売されています。)
そのような弱点がありますが……
そのサイズ、厚さ、回転数、風速、騒音値など、販売されているPCファンのスペックは様々で、そしてそれらの具体的な数値が明記されていることが多いです。
以上より……
風量や静音性といった、ファンの性能問題を解決するために自作するときは、PCファンの方がより目的を達成しやすいでしょう。
比較まとめ
・USBファン
→ 自作しやすい、廉価
・PCファン
→ 目的に合わせたスペックにしやすい、多少高価
次のパートよりお待ちかね、PCファンの自作の紹介をしていきます。
PCファンで冷却ファンを自作! その道具と手順
まずは自作するにあたって使用した物品や工具の紹介から。
道具一覧(PCファン編)
- PCファン
- USB電源アダプタ
- ファン用USB変換ケーブル(昇圧装置付き)
- クリップ
PCファン
以前紹介した、自作失敗冷却ファンのパーツから拝借しました。
owltech製のファンでサイズは60mmで厚さは20mm、お値段約700円といったものです。
このファンを選んだのは、小さくても厚みがあり、結構な風量を期待できたからです。
また、owltech製なのでハズレはないだろうという期待もあります。
しかし、前回の自作時はDC12Vを用意できず、全開で回せませんでした。
今回はこの小型ファンに全開で回ってもらい水槽を冷却してもらおう! というわけです。
USB電源アダプタ
同じく失敗作から拝借しました。
お値段200円で、100均で販売されていたものを利用します。
画像のようなパーツ(いわゆるiPhoneの充電器のプラグ根元についているアレ)です。
このアダプタをコンセントに差し込むだけで、USBによる給電が必要なIT機器やPCパーツを、稼働できます。
今回はこの電源アダプタで、コンセント(AC100V)からUSB(DC5V)へと変換し、さらにファン用USB変換ケーブルで(DC12V)に変換するというわけです。
ファン用USB変換ケーブル
今回リベンジのために、新たに購入したパーツです。
購入したものは、USBとpwm4ピン/3ピンを変換し、さらに、
電圧をDC5VからDC12Bに昇圧してくれる、電圧ブースターを内蔵しています。
おまけに、今回の商品はケーブルの途中にファンの回転数を調節するつまみ(=ファンコントローラー)まで付いています。
このつまみで回転数を変更しつつ静音になるまで回転数を下げるのをもくろんでいます!
そんな自作冷却ファンの静音化には強い味方の商品ですが……
これ単品で1200円也。
はっきり言って、自作にかかる費用を押し上げている、最大要因です。
(すっごく、便利ですけどね?)
こんな感じのパッケージに入っていて中身は……
こんな感じの中央部につまみ(ファンコントローラー)が付いたコードが入っています。
目玉クリップ
前半同様、ライトのふちに固定するのに利用します。
このクリップの真ん中の穴が、重要な仕事をします。
※今回のような、ステンレスクリップでは錆びることもあります。塗装されているクリップがお勧めです。
その他工具やあればいいもの
・ドライバー
→ 目玉クリップをファンに固定するのに使用
・逆サーモ
→ 自動でファンをコントロールしたい場合に利用
手順
前半パートで作ったUSBファンとほぼ同じですが、とりあえず紹介しておきます。
①ファンに目玉クリップを止める
前半と同様、目玉クリップをファンに止めます。
まず、PCファンに付属している固定するネジを、1つ利用しますので準備してください。
次に下の写真のように、目玉クリップの持ち手にある穴にネジを通し、固定します。
こんな感じで目玉クリップの上からネジを通し、PCファンとクリップを固定します。
②USB電源アダプタとファン用USB変換ケーブルを接続
下の写真のように、USB電源アダプタとファン用USB変換ケーブルを接続します。
名称が長いパーツが多いため、何を言っているのかわかりづらいとは思います。
しかし、今回の自作は基本的に接続部のオスとメスが一対のため、はめられる部分にはめていくだけの作業となっています。
なので、実際の作業はとても簡単です。
↓
③USB変換ケーブルとPCファンを接続する
こちらも下の写真のように接続します。
接続時に、PCファン側のピンが折れ曲がらないように、注意しましょう!
↓
(接続部から上に伸びるのは、今回は未使用のペリフェラルポート4ピン) |
⑤逆サーモと接続する
ファンを自動的にコントロールしたい場合には、コンセントとUSB電源アダプタの間に逆サーモを挟んでください。
これがあるのと無いのでは、便利さが全く違います。
その使い心地は?
さて、PCファンで冷却ファンを自作しましたので、ここからは自作品のレビューとなります。
今回は小型のPCファンを利用したわけです。
が……、プロペラ自体に厚みがあるものをチョイスしましたので、見かけによらず風量があります。
案の定、やや大きい風切り音を発生してしまいます。
そこで、ファンコントローラーの出番となります。
回転数を70%程度に調節し、騒音と風量のバランスをおさえながら利用しています。紆余曲折ではありますが、前半作ったUSBファンと違い、失敗はあったものの狙い通りの冷却ファンを自作することができました。
ですから、目的をもって自作する場合、例えば……
小型で風量があるファンが欲しい!
大型で低回転かつ静音性が高いファンが欲しい!
ファン自体がLEDで発光する派手なものが欲しい!
そんな人にはPCファンは心強い味方になってくれるはずです。
しかし、PCファンとUSBファンは性能的には大差ありません。
特に冷却ファンに対する要求性能がない場合、トータルで安くなるUSBファンで自作することを、ごん太はお勧めしたいと思います。
というわけで、前半と後半と続いて記してまいりました、自作冷却ファンのお話はこれでおしまいです。
(1)
昨年自作したこの冷却ファンですが、いよいよ2シーズン目に途中しました。
ごん太の経験上、アクアリウム用冷却ファンはもって3シーズン、この冷却ファンは専用品ではないのでおそらく今シーズン中に破損する予定(?)です。
が……現状風量や駆動音とも故障を感じさせることはありません。
なにかトラブルがあったら、改めてネタにしたいなと思っています。
(2019/6/19 追記)
(2)
↑のような事を書きつつも、2シーズン目も無事に乗り越えることができました。
最高気温も20℃程度になり始め、3シーズン目に向けて軽く清掃し、つい最近しまい込んだばかりです。
(2019/11/7 追記)
あとがき
いかがだったでしょうか?
現在ごん太の水槽には、アクア用冷却ファン、USBファンから自作した冷却ファン、そして今回のPCファンから自作した冷却ファンの計3台で45cmを冷却中です。
ですから、ものすごい冷える!
そしてものすごく水位が下がる!
ですので、次回は水位関連の話をネタにしたいと思います。
それでは次回もお楽しみに!
(更新:2022/4/18)
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