いぶきエアストーンφ18#180(直径18mm#180)のレビュー
外の猛暑と室内のクーラーの温度差が、大変厳しい季節になりました。
いかがお過ごしでしょうか?
どうもこんにちは。ごん太です。
今回はエアストーンのレビューをしたいと思います。
今日紹介するのは?……?
いぶきエアストーンφ18#180です。
目次、サイト内リンクと続きまして、購入の経緯やレビューを記していきたいと思います。
(いぶきエアストーンレビューと溶存酸素関連)
- 写真で見て分かる!いぶきエアストーン#180の実力!~#100と#180を比較してみた~→今ここ
- 夏の本番!エアカーテンもやっぱり細かく均一で美しい、いぶきエアストーン?
静音きめ細やかなディフューザー使いたい……でもね
突然ですが、夏の水槽対策にはエアレーションが重要。
溶存酸素量を確保するためです。
さて、エアを焚くとなると、大きく3つの選択肢があります。
- ①、エアストーンとエアポンプ
- ②、ディフューザー
- ③、空気と大きく接触するろ過システム
夏対策となると、「今ある水槽に後付け」が多くなります。
そのため、①もしくは②が現実的でしょう。
季節が変わるごとに、メインとなるフィルターを変えていたら大変です。
「夏だから外部から上部フィルターに変更しよう!」
……という話は、ほとんど聞いたことがありませんよね?
さて、エアポンプもしくはディフューザーの二択ならどちらを選ぶか? ということになるのですが……
わたしは、騒音が少なくエアも細かい、ディフューザー派です。
しかし、現在はそれを利用したくても、できない状況です。
なぜかと言いますと……
ドワーフ・フロッグピットを栽培しているからです。
この浮草は、水面付近の強すぎる水流が大の苦手。
それを盛大に作り出すディフューザーは、どうしても利用できないのです。
以上のような理由があり、なるべく静音なエアポンプと、そしてエアの細かい組み合わせを探し求めた結果……
いぶきエアストーン+水作水心3S
つまりこれは……
アクアリストならだれでも知っている、王道の組み合わせとなりました。
……んが、
我が家のいぶきエアストーンは、お迎えしてから今年で10年以上経過している経験豊かな老兵。劣化などはほとんどありませんが、せっかく改めてエアレーションをするわけです。新しい方が気持ち良いですよね?
新調することにしたワケです。
エアストーンはやっぱり「いぶき」
いぶきエアストーンはやっぱり有名
いぶきエアストーンをご存知でしょうか?
昨今、今まで見たこともないようなエアレーション器具が、ネット状で簡単に購入できる時代となりました。
バブルメイトや細かいエアの出るメンブレン式のスーパーバブラー。ディフューザーでは大蛇や舞姫など、様々なエアレーション器具が登場しています。
しかし……
10数年前の昔は「細かいエア」と言ったらいぶきエアストーンでした。
(〝いまも〟かもしれませんが・・・)
ストーンからのエアは、いつの時代もアクアリウムでは必需品です。
わたしが水槽を始めた当時から、現在に至るまで。
実に多くのメーカーから、多種多様な商品が販売されてきました。
それでも……
エアの細かさから、エアストーンと言えばいぶきエアストーン!
ごん太がタンクを設置する以前から、名を轟かせているストーンです。
いぶきエアストーンを購入するために……【昔話】
今でこそネット通販で簡単に購入できますが、当時はそういった情報やamazonがない時代。
地元の熱帯魚店でも販売されておらず、いぶきエアストーンを手にするためにわざわざ都内の超有名店まで足を延ばして購入した記憶があります。
それほどいぶきエアストーンは憧れ的存在でした。
amazonで欲しいものがパッと変える今日この頃、たかがエアストーンのために、一日潰して熱帯魚ショップ巡りとか――信じられますか?
アクアリウムには、そんな良くも悪くも足で稼ぐ時代があったのです。
そして、気が付けば――
最近では郊外型の大規模ペット店でも、いぶきエアストーンは取り扱われるようになりました。以前のような、入手が困難である状況はなくなりつつあります。
……が、それはあくまで最近の話。
水槽を増やしては、ワクワクしながら都内に赴き、「憧れ」を購入していました。一つの楽しみだったのです。結果、今回購入したものを含めて、種類所持しています。
ここ数年は気分で付け替えて利用。快適エアレーションライフを送っております。
そんな、いぶきエアストーンと長く付き合ったからこそ言える話ですが……
どれも欠けたり崩れたり割れたりせず、質のいいエアストーンです。
当然……
じゃあ、実際に水槽で使ってみると、どんな感じなの?
という話になります。
が、その前に、まずはいぶきエアストーンの選び方について述べていきたいと思います。
サイズもいっぱい!細かさもいっぱい!いぶきエアストーンの選び方!
いぶきエアストーンに表記されている「#」 の意味
さて、ここでパッケージの写真を再度ご覧いただきましょう!。
直径18、#180と記されているのが、お分かりいただけると思います。
いぶきエアストーンには、今回の小型の物からエアカーテンに利用できる長大なものまで、実に様々なサイズのラインナップがあります。
では、その横に書いてある#180とななんでしょう?
いぶきホームページに記されていることを要約すると……
#の後の数字が大きいほどエアが細かい
ということだそうです。
要するに、紙やすりの#(番、番手)に近い意味かと思います。
粒の細かいエアを求めている人は#の高いものがおすすめ!
さて、私たちがエアストーンを購入するときは、いつもその寸法やデザイン、そして値段ばかりに、目が行ってしまいます。
が……、いぶき製を購入するなら、さらにチェックしてほしいポイントがあります。
ことさら細かいエアを目的とするなら、必ず注目してほしいのが#なのです。
いぶきエアストーンには、同じサイズの物でも複数の#が用意されています。
#が違えば、当然ですがエアの細かさも違います。
今回購入した直径18mmの物には、#100と#180がラインナップされています。そして、上で説明した通り#180の方が、#100よりエアが細かいということになります。
細かいエアを求めているときは、」、なるべく#の大きい数字の物を購入することをお勧めします。
いぶきのHPに製品のラインナップが紹介されていますが、もし細かい泡を求め購入するならば、「#150以上」の物がお勧めです。
……と、言いますのも、最近のエアストーンは、質がほどほどに良いからです。
年々細かい泡が綺麗に出るエアストーンが、ごくごく当たり前に販売されるようになっています。
そのような後発品を見慣れている人は、もしかすると#100程度の物では物足りなさを感じるかもしれないからです。
さてここで、今まで利用してきた直径18mm#100のエアストーンに、ご登場願いましょう。
この章最初に登場した#180と、サイズも色もほぼ同じなのがお分かりいただけるかと思います。つまりは#しか違わないわけです。
そんなわけなので、購入する際は必ず#の数字を確認してから購入しましょう!
エアを焚くまで、その違いはわかりません。
なお、両者の比較は、当記事後半で行いたいと思います。
#が高いエアストーンを利用する時の注意点
いぶきエアストーンを購入する時は#が高いほうが良い!
口酸っぱく何度も言ってますので、なんとなくお分かりいただけたかとは思います。そんな#が高いストーンですが、利用する時には注意点があります。
#が高くなるほどに、もしくはストーンが大きくなるほどに、エアポンプも強力なものを用意しなくてはなりません。
小型水槽用のエアポンプなど、極端にエアの吐出量が弱い物は要注意です。
接続しても、エアがでない可能性もあります。
とはいえ、一般的にアクアリストが好んで利用しているであろう、水作水心3Sクラスの物であれば、今回紹介する直径18mmの物や次回紹介する予定の直径30mm長さ150mmの物でも問題なく、わたしの水槽で利用できています。
というわけで、お待たせしました。
次のパートで#180と#100から出るエアを、写真で比べてみたいと思います。
いぶきエアストーンのエアを写真で見る
このパートでは、水槽に設置してエアを通した写真を掲載していきます。
エアストーンから出る泡の細かさと、エアポンプから出る空気の量は関係があります。
基本的にですが、吐出量が小さいほどエアが細かい、傾向があります。
そのような関係性があるため、レビューの前に、まずは土台となるエアポンプを紹介しておきたいと思います。
利用したエアポンプは水作水心3Sです。水作水心3Sのスペックは以下の通りです。
- (水作水心3S)
- 最大吐出量:2500cc/min
- 消費電力:2.8W
- 値段:2000円程度
なお、このエアポンプは購入して数年経っています。多少なりとも経年劣化で吐出量が減少しているものと思われます。
水作水心3Sには、幸いなことに吐出量を調節するバルブが付いています。
それを利用して、それぞれ全開、1/2、エアが止まる直前(ほぼ全閉)の、3パターンの写真を紹介していきたいと思います。
φ18#180
まずは全開の写真から。
(いぶきエアストーン#180、エア全開) |
(いぶきエアストーン#180、エア全開:ストーン接写) |
次はエアを1/2に絞った状態。
(いぶきエアストーン#180、エア1/2) |
(いぶきエアストーン#180、エア1/2:ストーン接写) |
さらに次は、エアが止まる直前まで絞った状態(ほぼ全閉)。
(いぶきエアストーン#180、エアほぼ全閉) |
(いぶきエアストーン#180、エアほぼ全閉:ストーン接写) |
全開だとかなりエアの粒が大きいですね?
しかし、1/2程度ならばそのエアの細かさがお分かりいただけると思います。
全閉状態でもエアが出たので、写真を上に載せておきました。
なお、この状態では勢いが弱すぎて、エアレーションは期待できないと思われます。
最後に、細かいエアが最も多く形成される最大の吐出量は3/4程度でしたので、その時の写真も掲載しておきます。
細かいエアがたくさん出ている状態(エアの絞り3/4程度)
(いぶきエアストーン#180、エア3/4) |
(いぶきエアストーン#180、3/4:ストーン接写) |
もうね……これだけで一杯飲めますよ。(ごん太談)
みなさんには、静止画でのみの紹介となったのが、大変に残念でなりません。
φ18#100
次に紹介するのは、同じく直径18mmで「#100」のエアストーンです。
こちらは、もう10年以上経過しているものです。
そのため多少劣化していると思いますが、#180と同じ条件でエアの写真を取ってみました。
まずは全開から。
(いぶきエアストーン#100、エア全開) |
(いぶきエアストーン#100、エア全開:ストーン接写) |
全開状態ではほとんど#180と変わりませんが、
1/2程度開いた状態にすると・・・
(いぶきエアストーン#100、エア1/2) |
(いぶきエアストーン#100、エア1/2:ストーン接写) |
明らかに#180より、エアの粒が大きくなっています。
最後に止まる直前(ほぼ全閉)
(いぶきエアストーン#100、エアほぼ全閉) |
(いぶきエアストーン#100、エアほぼ全閉:ストーン接写) |
ほら?違うでしょ?
なんて言っても、わかりづらいと思いましたので、
#100と#180のエア1/2開の横並びの写真を作ってみました。
#180と #100を一枚の画像で比較してみる
まずは全景から。
(左#100、右#180) |
次いでストーン部のみを写したものです。
(左#100、右#180) |
吐出量を1/2程絞った比較では……
やはり#180の方が、断然細かいのがお分かりいただけるかと思います。
細かいエア!綺麗なエア!!これを欲してるのならば、#180をお勧めです。
まとめ
さて冒頭で話した昔話の通り、#100ぐらいでも昔は、他社の物と比べて明らかなアドバンテージがありました。
昔のエアストーンはびっくりするほど粗い泡が出たり、自然と崩れてきたりと、現在水準で考えられないほどの低品質なものもありました。
そんな中で光っていたのがいぶきエアストーンだったわけです。
近年は他社製品も質が良くなっていることもあり、#100程度なら以前のようなアドバンテージは感じ取りづらくなっています。
……が、#150以上の細かいエアは、やっぱりいぶきエアストーンに、一日の長があります。
そして、せっかくいぶきエアストーンを購入するなら、わたしとしてはなるべく#が150以上の物をお勧めします。
耐久性もばっちりですしね!
そんなわけで、いぶきエアストーンのレビューはここまで!
長文読んでいただきありがとうございました。
さて、次回についてですが、今回のおまけ編ということで、いぶき製の直径30mm長さ15cmで#150のストーン(エアカーテン?)を、今回のように簡単に紹介したいと思います。
というわけで、次回もお楽しみに!
(更新:2022/5/7)
分かりやすい比較。ありがとうございます。
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