水足しくんの組み立て方と注意点、そしてレビュー
どうも、こんにちは。ごん太です。
前回までは……
そして、今回も「夏対策」ネタとなります。
ニッソーより販売されている……
水足しくんについて、紹介していきたいと思います。
購入した経緯、組み立て方法を記してから、レビューに移っていきたいと思います。それでは目次に続きまして本文へと入っていきます。続きをどうぞ!
なお、当記事は長文となっております。
お忙し人は、↓目次リンクよりお好きなパートへジャンプしてください。
水足しくんがやってきた!
庶民派冷却ファンユーザーの悩み
今年の夏は、一際蒸し暑いですね。
皆さんは、どのような水槽の夏対策を実施していますか?
気前よく水槽用クーラー!
……
なんていきたいところなのですが、やはり電気代と初期費用が高く、懐具合に厳しい。結局は、手どころか足も出ず……、庶民の味方「冷却ファン」を愛用しています。
その代わりと言ってはなんですが……
わたしは水槽がある部屋のみ、1日中26℃設定で室内用クーラーを稼働させています。
そこで活躍するのは、冷却ファン3機。
水温が上がりすぎて困ることはありませんが、ファン3機から繰り出される強烈な風。
ものすごい勢いで水位が下がっていくのです。
もう水を足すの疲れた! そうだ水足し君を使おう!
なんだ、水位が下がるだけか! と思う人もいるでしょう。
ただの風。その水景に及ぼす悪影響は絶大なのです。
1週間に2~3回、せっせと足し水をしてやらないと――
あっという間に水面が下がり、みずぼらしい白い水跡。
室内には落水のチャポチャポ音が響き渡り、水草がぐにゃりと背を曲げる。
なんとも水ぼらしいアクアリウムとなってしまいます。
夏は毎年、水足しに気を使っています。
……がせっかくアクアなブログをやっているわけですから、ここはひとつ何とかしてみよう!
そんな理由で、前々から気になっていた「水足しくん」なるものを購入して設置してみることにしました。
さらりと使用感を書くならば……
水を足すタイミングが自分で選べ、水位もキープできます。
なかなか便利な道具でなのです。
お値段的にも1000円未満です。
夏場の水位低下でお悩みなら、お勧めできるアイテムです。
そんな水足しくんですが、経緯の次は組み立て方法について、紹介していきたいと思います。
パーツ紹介
付属パーツについて
組み立てるにあたり、まずは部品の紹介です。
上段右側の透明な大きなパーツが、本体といわれる物です。
これが、ペットボトルを水槽に固定します。
上段左側の4つ並んでいるパーツは、ネジです。
本体を水槽に固定する透明な樹脂できています。
その右横にある同じく4つ並んでいるパーツは、ネジジョイントと言われるものです。
こちらは、ネジと水槽の間に噛ませる物で、フチなし水槽の時に利用する物です。
フチあり水槽に設置する際は利用しません。
下段左側は付属で付いてくるホース。
カットして利用します(写真はカット済み)。
下段中央は水足しくん専用のボトルキャップとなります。
ドリンクに付いてくる物の代わりに、これでフタをします。
裏側はパッキンが付いており、ボトルを逆さまにしても水が漏れないようにできています。
下段右側の黒いリングは、パッキンです。
こちらは本体とキャップの隙間を塞ぐのに利用します。
そのほか写真には出ていませんが、水槽や本体に貼り付けるすべり止めシートや、本体とボトルの間に噛ます部品であるリングバーというものがあります。
この水足しくん、原理と構造は単純ですが、意外と複雑で様々なパーツから構成されているのがお分かりいただけるかと思います。
実は、過去には自作をしようとしたことも……
簡単な原理です。
しかし、これだけの物を自分で作るのは、大変難しいものです。
わたしも、幾度となく類似したものを自作しようと思いました。
……が、
- フチに直接設置できる
- 水が詰まらず流れる
- 減った分だけ水を補充
- 安心&安全
- 簡単&廉価
(自作が難しい理由)
↑の5つ全てをクリアできるものは、まず作れません。
つまり、何が言いたいのかといいますと……
下手に100均アイテムなどで自作するよりも、
購入したほうが、手っ取り早くてお値段も安く、そして安全で確実です。
水足し君の原理自体は、確かに分かりやすく、とても簡単なものです。
しかし、実際に自作してみると、すぐにわかるはずです。
その動作は、細かいアイデアとノウハウの積み重ねで、非常によく考えられています。
もはや、その経験や情報の代金だと言っても過言でないぐらい、緻密に作り込まれているのです。
もちろん、手の器用な人であるなら、時間と経験さえあれば、自作品もできるのでしょうが、この手のアイテムは……
否が応でも、漏水のリスクと対峙させられます。
まず普通の人が頑張って自作したとしても、↑の①~⑤の条件が数個欠落した物程度しかできません。
全てクリアしたとしても、自作ゆえに漏水の危険を常に感じることに。
残念ではありますが、かなり使いづらい物を我慢して利用することになると思います。
……とまぁ、これだけ語れるのは、自分で作って散々失敗したからなのです。
わたしとしては、下手に自分で作るより、購入することをお勧めしたいと思います。
値段は、1000円もしません。たったそれだけで、自動で水位を保ってくれるのです。
十分、値段以上の活躍をしてくれるはずです。
そのようなワケがありますので、自作することに意義がある! 自作するのが楽しい! という人以外、自作はお勧めできないのです。
というわけで、次のパートからいよいよ組み立てていきます。
組み立て手順
このパートから、組み立て手順となります。
かかる時間は、プラモデルなどに慣れている人なら、5分程度。
どんなに苦手な人でも、20分もあれば完成すると思います。
なお組み立てるときは、ホースをカットするハサミやカッターが必要です。
また……
ペットボトルは自分で用意しましょう!
利用できるペットボトルにも「条件」(後述)がありますから、それに見合った物を用意してください。
なお、水足しくんに内容物として、ペットボトルは付属していません。
ご注意ください。
本体と水槽にすべり止めシートをつける
本体へ、すべり止めシートを貼り付けます。
表面はゴムのような材質、裏面にはシールが付いているテープ状のものです。
下の写真の、黒くU字に折れ曲がっているのが、貼り付けたすべり止めシートとなります。
また、水足しくんを設置したとき、固定するネジとガラスが接触する箇所にも、このすべり止めシートを貼り付けます。
本体に固定用のネジを取り付ける
本体に、水槽との固定用のネジを、4カ所取り付けます。
フチなし水槽で利用するときは、締めこんだネジの先端に、さらにネジジョイントを取り付けます。
下の写真のようにネジを本体に取り付けます。
今回はフチなし水槽に取り付けます。
下の写真のように、ネジを貫通させたら、その先端にネジジョイントを取り付けます。
ちょっとわかりづらいですが、↑の写真で、ネジの先端に透明の円柱状のパーツが組み込まれたのがお分かりいただけたでしょうか?
フチなし水槽では、フチがないため体との隙間も広くなり、それを埋めるためにジョイントを利用するようです。
また、直接ネジの尖った先端でガラスを傷つけないように……という配慮もあるかもしれません。
下の写真のように4カ所取り付けたら、次に進みます。
ホースを切断して本体に取り付ける
本体からのホースの長さ=保持する水位なので注意して切断しましょう!。
ヤマ勘で、えいや! ……と切ってしまってもいいですが、キープされる水位が低すぎても困りもの。それを踏まえ、わたしは以下のように切断しました。
- まず付属のホースを切断しないで本体に取り付ける。
- そのまま本体を水槽に仮設置。
- 好みの水位=残す長さになるよう、マークをつける
- ホースを切断。このとき、切断面が斜めになるようにカットします。
ホースをカットして、本体横に並べた写真となります。
そして、下の写真は本体を接続したものになります。
何となく水足し君の雰囲気が出始め、だんだん完成へと近づいてきました!!
リングバーを本体の穴にいれる
リングバーなるパーツを、水が通る、本体の内側に配置します。
このパーツは、専用キャップを常に開かせておく、とても重要なパーツです。
なんのこっちゃ?ということになるのですが……
正常に動作するためには、水槽の水と水足し君の水が接している必要があります。
――水位が低下して隙間ができると、それを埋めるようにペットボトルから水が流れます。水面が上がり、やがて水面と内部の水が接すると、水にフタをされるようにして落水が止まるのです――
ということで、フタが開いていることは、動作原理上、とても大切。
かといって、フタが開いたペットボトルを、そのまま逆さにして本体に接続するのは、接続作業中に水が駄々洩れになる危険性があるわけです。
(自作失敗者は語る)
そこで、
水足し君のアイデアが、この専用のキャップとリングバー。
このキャップは普段は閉まっており、不用意に水が出るようなことはありません。
なぜなら、このキャップには……
バネで開く栓が仕込まれているのです。
リングバーの凸部がそれを押し上げると、水が流れるようにできているのです。
結果、ペットボトルを外した時は栓が閉じて水漏れを防ぎ、本体とつながっているときは水を足してくれる。
アイデアがぎっしり詰まった、重要なパーツなのです。
下の写真では、本体右側にあるものが、リングカバーとなります。
たったこれだけのパーツですが、水足しくんの核心部ともいえるものです。
それを、↓のように本体内部に、上から入れます。
パッキンをキャップに取り付ける
黒いリング状のパッキンをキャップに取り付けます。
組み立て説明書によるとこの時、少し水で濡らしておく必要があるようです。
下の写真のように、キャップの凸部に外周にはめます。
ペットボトルに専用ボトルキャップを取り付ける
↓の写真のように、キャップを、ペットボトルと接続します。
すぐに利用する際は、カルキ抜きした水を入れておきましょう。
なお今回は1L入るペットボトルを用意しました。
本体を水槽に固定し、ペットボトルを取り付ける
本体をネジで水槽に固定し……
(今回はアクリルで自作したキャノピーに固定することにしました。)
最後にペットボトルを取り付ければできあがり!
(ラベルは剥がさない!!) |
このとき、ラベルは剥がさず利用しましょう!!
詳しくは後述しますが、火災の危険性もあるほどの、重要な注意点です。
また、今回は場所がなかったのでキャノピーに取り付けましたが、決してマネしないでくださいね。
倒れたら漏水の大惨事が待っています。
というわけで、次は、水足し君のパッケージと利用上の注意点について話をしておきたいと思います。
パッケージ紹介!水足しくんを利用する上で注意すること
このパートでは、水足しくんのパッケージを紹介しながら、そこに記載されている注意事項にも述べていきます。
まずは、正面から!
水足しくんは小型水槽~45cmクラスの水槽用
まず正面。
この水足しくんの、セールスポイントが赤文字で配されています。
- 空きペットボトルで簡単設置!
- 水位をいつも一定!
- ホースで水位を変更できる!
実際に使ってみると、まさしくこの通りかと思います。
右上に小さな黒文字でさりげなく
小型~45cmクラスの水槽用
と記されています。
実はこの水足しくん、水槽に固定=ガラスに荷重がかかるため、1.5Lや2Lといった重いペットボトルは利用できないようです。
そのような理由があり、実際に利用できるのは500mlと1Lの物のみになっているようです。
機能的には、60cm規格水槽でも十分利用できそうですが……
おそらく、水を補充する回数を考慮すると500mlや1Lでは全然足らない!
……ということにより、それらは非対応となっているようです。
仮に60cm規格水槽に利用したら……水の補充を頻回にすることになりそうです。
もちろん2個設置するという方法もあります。
が……、やはりガラス面への負担が心配。
なるべくなら、そのようなことはしないほうがいいのかもしれません。
……60cm規格水槽でも使える水足しくんがあったらなぁ……と思わざるを得ません。
利用できるペットボトルについて
このパートでは、上でも取り上げた、利用できるボトルについて記していきます。
まずは、パッケージ右側の全体の写真をどうぞ!
こちらの面には、なにやらいろいろな図が記されていますね。
まずは見てみると、利用できるペットボトルについての記載されています。
一番上側に、青バック白文字で、
1000ml以下のペットボトルが使用できます。
裏面の目立つ箇所で、やんわりと注意点をアピールしています。
上でも述べましたが……
水槽のフチの上に乗せるものなので無理はできません。
さらにその下は、不適合な物について記されています。
さっくりとまとめと……
- 輸入ペットボトルや
- 輸入されたキャップを利用しているペットボトル
- 無菌充填用ボトル
以上が、利用できないようです。
輸入ペットボトルとか無菌補充用ボトルってなんぞや???
という疑問がわいたので、こちらも、ざっくり調べてまとめてみました。
輸入ペットボトルは、ヴォルビ●クなどのミネラルウォーターやペ●エなどの炭酸水など、普段と違った形のペットボトルのことのようです。
輸入キャップは、この注意書きを見るまで知らなかったのですが、どうやらボトルが国産でもキャップが輸入されて利用されている場合があるようです。
そういった物は輸入キャップ側にネジが合わせられて作られており、ネジのピッチが国産の物とは違うため、利用不適合のようです。
最後の無菌充填用ボトルというのは、ミルクティーやお茶が入っている物のことのようです。こちらは国産の物でも利用不適合のようです。
(使えないボトルとは?)
というわけで、水足しくんを利用する際には、セットするペットボトルにも注意しましょう!
なおごん太はお酒を割る用の「炭酸水」が入っていた1Lボトルを利用しています。
水の補充頻度について
次いで、水の補充頻度について。
水面に当たる風次第なような気もしますが、こちらもパッケージに記載されています。
「水の補充頻度について」の写真の下半分が対応する厚さについて説明するものとなっています |
上の表では45cm水槽ですと500mlのペットボトルで3日間、1Lの物では6日間。
ボトルから補充し続けてくれます。
その下にある但し書きには、
「夏場の計測データ」と記されており、
さらに「ガラス蓋をしていない場合は異なる」
とも記されています。
……ちょっと参考になりません。
では実際は? といいますと、上も紹介した通り、常時室内クーラー26℃かつ冷却ファン3機の45cm水槽で……
だいたい2日に1回の割合で1Lの水を補充することになります。
仮に500mLのペットボトルなら1日1回程度となるでしょう。
風量が弱ければ、さらに補充ペースが落ちるとは思います。
利用できる水槽のガラスやフチの厚さについて
お次は水槽のガラスやフチの厚さについて。
この水足しくん、ガラスやプラスチックでできたフチに固定するのに、ネジを使います。そのため、「固定できる厚さ」の条件があります。
上の図によれば最大25mm(2.5cm)であり、結構な厚さまで対応しているようです。
極端にふちの厚さがあるものや、アールが付いているものなどを除けば、小型水槽~45cm水槽のほとんどに適合しているかと思います。
よほどの変形していない限り、フィーリングで購入しても、「あっ!合わない!!」ということはまず無いかと思います。
ペットボトルのラベルは剥がさない!!
最後にパッケージ裏面を紹介します。
このように裏面には特徴と注意事項が所狭しと記述されてます。
そのすべては紹介できませんが、記載されている中で特筆すべき注意点としては……
「ペットボトルのラベルをはがさないで使用してください」です!!
と、言いますのも、
ボトルが凸レンズとなってしまうからです。
日光がレンズで集められ、火災の原因となるようです。
実はわたし、この記事を書きながら組み立てている時に、気づいてしまいました。
そのため、上で掲載されている写真は、ラベルを剥がして使用している写真となっています。
しかし、
必ず注意書きの通り、ラベルを剥がさずに利用してください。
というわけで、ながながと注意事項を説明しました。
水を扱い、さらに水槽の上に置く道具です。
色々と細かい制約はありますが、全て守って正しく利用しましょう!
つぎのパートからはいよいよレビューとなります。
水足しくんを使ってみて……
冷却ファンで夏対策したわたしの水槽では、おおよそ2日1回1Lのペットボトルにカルキ抜きした水を補充しています。
以前も同様の間隔と水量で、プラスチック製の小型のバケツで足し水をしていたので、それと比べると……
はっきり言って、単純に足し水する回数やその量は変わりません!!
ではこのニッソー水足しくんは全く意味のない道具なのか?
そんなことはまったくもってありません!!
水足しくんの利点は3つあります。
- 好きなタイミングで足し水できる
- 水位をキープできる
- 静音性が上がる
というわけで、各メリットについて、解説してみたいと思います。
好きなタイミングで足し水できる
いわゆるバケツを利用した「普通の水足し」では、水が減ってきたら水を足すということになります。当たり前ですが、水が減ってない状況で足し水はできません。
水が減ってないのに足し水したら、最悪水槽から水があふれてしまいます。
そんなことはできないですし、する人もいないわけです。
例えば、2泊3日の出張に行く前に、水槽の水位を満タンにすることはできますが、それ以上水位を上げることはできません。
そして、出張中、水位が下がったとしても、水足しのためだけに家に帰ってくるわけにもいきません。
結局帰宅してから、水を足すことになります。
しかしこの水足しくんなら、前もっての水を足しておけるのです。
出張前に水位を満タンにし、さらに水足しくんをセットしておけば、水位が自動で水を補充してくれるというわけです。
水足しくんを利用するれば、1日程度なら水位の低下は起きません。
ただ、自動と言っても水足しくんのペットボトルには手動で水を汲まないといけません。
結局、汲んだ水の量は、水足しくんを利用しようが利用しまいが変わりません。
じゃあ何が変わったの?ということになるわけですが……
前述の通り人間の手による水汲み(水足し) のタイミングを水位が減ってからではなく、水位が減る前にできるようになります。
これが違うのです。
結局これが、すぅんごック便利で……
仕事で忙しくなりそうならば、前もって水足しくんを満タンにしておけばいいわけです。
つまり、水足しくんを利用すれば、自分の好きな時に、予約的に水を足せるのです。
あっ!水位が減っている!
でも今忙しいから無理!!
という悩みから解放されます。
水槽はすごく大切、でも忙しい!
そんな人のためのアイテムです。
「気が付いたらすぐにやるべきこと」を「暇なときに前もってできること」に変えられるのです。
その利便性は、お忙しい人こそ、わかっていただけるかと思います。
水足し君は忙しい人の味方なのです。
水位をキープできる
普通の足し水では、水槽内の水が減ってきてから水を補充するわけです。
どうしても水位に変化が生まれます。
先にも述べた通り、水が減ってない水槽に足し水したら溢れますから、当然と言えば当然です。
また、人間というのは大変ものぐさな生き物で、ある程度水位が低下してからまとめて足し水をしようという傾向にあります。その方が効率的ともいえます。
そうは言っても……
水を足す効率を優先した結果、そこから生まれる低水位の弊害は、意外と多いものです。
例えば、テトラのスポンジフィルターなどで利用されているような、エアリフト。
水位が下がることで揚水性能が下がるので、結果としてフィルターのポンプ機能が弱くなります。
また、排水パイプと水面に落差ができれば、ジャボジャボといった落水音が発生することもあります。せっかくの癒しが不眠の原因になったりすることもあります。
さらには、水槽内の水が減るので、水質もわずかながら悪化します。
水槽の水位の低下というのは、多少なりともデメリットがある現象です。
しかし、この水足しくんなら、水槽内の水位が減ったとしても、いつでも自動で水を足してくれます。
ペットボトル内に水がある限り水位が減少するということはありません。
エアリフトの性能低下も起こらず、落水音もせず、水質の悪化もしないというわけです。
また、そういった細々としたタイミングでの、水の供給は人間にはまず不可能です。
機械(……というより道具ですが) のなせる業なのです。
静音性が上がる
前述しましたが、夏場冷却ファンを利用することで必ず発生する、水位低下による落水音。
この水足しくんを設置してからは、まったくと言っていいほど聞かれなくなりました。
わたしのお耳は、お恥ずかしながらデリケートにできているようで、水槽のチョロチョロ・チャポチャッポといった高めの水音がすごく苦手です。
そのような音がなくなり、現在ストレスフリーな水槽を楽しんでいます。
なお、人間の耳ですから一概に言えないのですが、
――つまり音の聞こえ方は年齢や性別、環境やストレスにより、一人一人で全く違うので、まとめて「こうだ!」とは言えないのですが――
わたしと同じように音に対してデリケートな人や、ストレスで寝つきが悪い人、寝室に水槽がある人、そんな人たちには是非お勧めしたいアイテムです。
まとめると……
夏の足し水や水質変化、そして落水音など水槽管理というプレッシャー。
それらから解放されて心の余裕が生まれ、
ゆっくりとアクアリウムを楽しめるようになります。
お値段は季節とタイミングによりますが、1000円以下です。
適合する水槽なら、使わない理由はないと思います。
実際、昔から評判も良く、幾度となくネット上で紹介されているベタな商品です。
裏を返せばそれだけ便利で、長く多くの人に愛されているのでしょう。
初心者さんから、ごん太のような今まで手に取る機会がなかった人まで。
ちょっと大げさですが……
この夏(というより「どの夏も」)、すべてのアクアリストにお勧めしたいアイテムです。
もちろん、適合する水槽ならば……という前提条件は付きますが。
条件が合うならば使わない手はないです。
というわけで、水足しくんのネタはこれでおしまいです。
長文読んでいただきありがとうございました。
あとがき
いかがだったでしょうか?
次回は、ピンチカットしたウォーターウィステリアについてネタにしたいと思います !
最後に、使いそびれた水足しくんのパッケージ左側の写真を掲載しておきます。
(パッケージ左側はパーツリストになっています) |
それでは次回もお楽しみに!!。
(更新:2022/5/11)
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