どうも、こんにちは。ごん太です。
さて今回は・・・アオミドロの特徴やそれが蔓延してしまう原因について触れつつも、
タイトル通り木酢液で駆除する方法とその注意点について紹介していきたいと思います。
しつこいコケの代名詞たるアオミドロですが、基本的に木酢液で黒ヒゲ苔と同様に駆除することができるのです。
というわけで・・・
まずは、アオミドロとはなんぞや?どんな特徴があるのか?という話からしていきたいと思います。
それでは本文に入っていきたいと思います。
なお、お忙しい人は↓目次リンクよりお探しのパートへとサックリとジャンプしてくださいね。
時は金なりなのです。
§1. アオミドロとはどんな特徴をもつコケ?
アオミドロの対策を書く前に、まずはアオミドロについて知りましょう。
敵を知ることこそ、駆除への第一歩なのです。
アオミドロ特徴
アオミドロはどんなコケ?
アオミドロはホシミドロ目ホシミドロ科アオミドロ属の藻の総称で、枝分かれしない細長い糸状のコケです。
で・・・
そんな一般論を話してもどうしようもないので、ここから先はごん太の今までの経験を踏まえつつ話していきたいと思います。
アオミドロはよく発生初期には下記の状態で見つかることの多いコケです。
- 水草の葉に引っ掛かるようにしてビヨーンと数本伸びていた
- 茎にまるで毛玉のようにグルグルになって取り付いていた
- 浮草が離れ離れにならないように根に絡まるように付いていた
そんな特徴のあるコケですが、これが大繁殖すると・・・
まるで「とろろ昆布」ような形態になるコケでもあります。
アオミドロを写真で!
アオミドロはそんな糸くずのような、とろろ昆布のようなアオミドロですが、それ1本1本は釣り糸のようにとにかく細く、発生最初期ではよく目を凝らしてみないと見落とてしまうこともあるほどです。
で・・・
本来ならここで我が家のアオミドロ達を紹介!
・・・といきたいとのですが、無事駆除でき安堵しているときにネタにすることを思いついてしまったので、残念ではありますがロタラに付いたアオミドロ写真はありません。
代わりと言っては何ですが、我が家の水槽のハイグロフィラに飛び火したアオミドロをの写真をご覧ください。
↑のアオミドロですがほぼ同時期にロタラより移り生長した物です。
それぐらいしつこく厄介なコケなんですね。
まだまだ子供サイズですがこれを見逃すと大変なこととなるわけです。
というわけで、次の話そのアオミドロが嫌われる理由について。
アオミドロが嫌われる理由
アオミドロは手でとらないほうが良い
アオミドロと言えば、ゾウリムシと同じぐらい小学生でも知っているくらいポピュラーで身近なプランクトンかと思います。
しかし、アクアリウムの世界ではかなりの嫌われもので、それにはちゃんとした理由があるのです。
それは・・・
良かれと思って無思慮にテデトール(手で取り除くこと)をすると逆に増えてしまうからです。
どういうことかと言いますと・・・
手でちぎった時にわずかでも断片が残っていると、アオミドロはそこから再生できてしまうのです。
実際に手で駆除してみるとわかるのですが、アオミドロ発生初期は何度となく手で取り除いても絡みついた小さい断片が残るので、同じ場所にしつこく発生します。
コケにはテデトールでしょ!というのは確かに正解なのですが、アオミドロの場合はその限りではなく、ごん太も手痛い思いをしています。
アオミドロは断片となりと範囲を広げていく
そして、このように、アオミドロが発生するたびにテデトールをしていると・・・
無数の小さなアオミドロの断片が水流にのって移動し、付近の水草に絡みつき、アオミドロの生息範囲が広がり始めます。
こうなってしまうと後の祭り。
最終的には水槽全体にアオミドロが蔓延してしまうという最悪の事態になってしまうわけです。
ごん太は「コケは可能な限り手で取るのが一番!」という信条で、アクアリウムを日々メンテナンスしているわけなんですが、これが裏目に出たようです。
ごん太のような管理方針を持っている人にはアオミドロは大敵なのです。。。
§2. アオミドロが出た!そ原因は?
ここからはアオミドロが出る原因について。
アオミドロが出た原因
コケが発生する原因は一般論ではありますが、水質の富栄養化もしくは光が強すぎることが原因に挙げられることが多いです。
そのうえで、ごん太の経験による話なのですが・・・
多くのコケには「発生しやすい状況」というものがあります。
例えば・・・
- 「茶ゴケ」は立ち上げ初期の水質不安定な時期に多い
- 「黒ヒゲ苔」は水流が強すぎる場所に発生しやすい
- 「藍藻」は底砂が汚れているときに増えやすい
などです。
そんな感じの話に当てはめるとアオミドロは・・・
光が強すぎる時に発生しやすい
そんな風にごん太は日々のメンテから感じています。
特に他のコケよりも強い光を好むので、
光の弱い水草の下葉よりも光の強い茎頂部付近、茎頂部付近よりも浮草に絡まっていることが多いコケです。
以上を踏まえて、ごん太の水槽のロタラに何が原因でアオミドロが発生したのか?という話をしていきたいと思います。
思わぬ日差しが大敵?
アオミドロが発生したトリガーは何か?
まずコケの原因で一番疑われる・・・というよりもっとも白黒つけやすい・・・のは水質の富栄養化、その中でも硝酸塩の蓄積です。
しかし、ごん太の水槽では定期的な水替えはもちろん、数か月に1回の割合で水質のテストもしており硝酸塩は毎回10mg/L前後程度の値が出ています。
水草水槽にとっては硝酸塩10mg/Lという値は少々高いのですが、通年この程度の値なので硝酸塩の濃度が突発的なアオミドロ発生のトリガーとなったとは言えなさそうです。
そうなると・・・
やっぱり原因は光。
日差しが強い季節によく発生するアオミドロ
実はごん太の水槽ではライトが弱いわりには、夏至が近づくと窓から少々強めな日光が差し込むことが問題となっています。
太陽の光の強さの変化というのは、1日1日変化するわけですので、実に捉えづらいわけです。
もちろん、夏至に近い5月6月頃と冬至に近い年末年始を比べれば明らかな差はありますが、昨日と今日でどれだけ太陽光の強さが変化したか?というのは大変わかりづらいのです。
そんな風に手をこまねいているうちに、、、
今年も春から夏にかけて窓から差し込んでくる日差しがじわじわと強くなる季節にちょうどアオミドロも発生したのです。
そんなわけで、
ごん太の水槽では窓から差し込む日光が疑わしいようです。
というわけで、ここから↓駆除に向けた話となります。
§3. アオミドロを駆除する
まずはアオミドロ駆除において、木酢液を手に取ることにした理由について話していきたいと思います。
木酢液で駆除することにした理由
コケを駆除するには?
アオミドロ駆除といっても当たり前ですがコケですから一般的なコケ対策と方針は同じです。
- 貧栄養な水質にする
- 光を弱める
行き過ぎた光や栄養を改善するのがコケ対策の基本です。
例えば貧栄養な水質にするのなら水替えを増やしたり水草を増やしたり、
光が原因なら遮光したりライトをしばらくOFFにしたり。
そんな方法が利用されます。
一応、生体には無害ですからテデトールと併用して利用されるべき方法です。
また、今回のような窓からの日光が原因の場合、光を通さないような板を利用して光が差し込む時間帯だけピンポイントで遮光するのもありです。
黒ヒゲ苔にも効くのならアオミドロにも効くのでは?
ただこれらの方法は「水槽全体」で行う方法ですから、アオミドロが絡みついていない他の水草の生長にもそれなりに影響がある方法です。
あえて悪く言えばですが・・・
貧栄養にしてライト弱くしたら、アオミドロどころか水槽内すべての有茎草が調子を落とし、そこのスキを突かれ黒ヒゲ苔などに侵略される・・・
なんてことが起きてしまったら目も当てられないわけです。
なのでなるだけアオミドロで悩まされているロタラのみ「なんらかの処理」で済む方法は無いかと考え、ごん太の選んだ方法は・・・
木酢液です。
毎度毎度黒ヒゲ苔駆除で利用している木酢液ですが、効果はバツグンです。
ならアオミドロにも効くんじゃないの?
ということで今回はアオミドロ駆除目的でロタラに吹きかけてみることにしました。
木酢液を利用する時の注意事項
まずお約束の注意事項。
必ず自己責任で
まず・・・
木酢液の利用は必ず利用者自身の責任のもとで行ってください。
いつものお約束です。
木酢液は水草にもコケにも有害です
そのうえで木酢液を利用するにあたっての諸注意を記しておきます。
その濃度や作用時間によってはコケどころか水草に重大なダメージを与えて再起不能になってしまうこともあります。
ですから、コケには大ダメージ水草には少々のダメージになるような濃さと作用時間で利用してください。
つまるところ・・・
必ず利用する前に対象となる水草の目立たない部分に少量塗布し安全な濃度と作用時間を調査するようにしてください。
まずは薄い濃度で短時間から、徐々に濃くしたり時間を延ばすようにテストをして、コケには効果があるが水草にはそれほどダメージがない木酢液の濃度と作用時間の組み合わせを・・・
自身の水槽で調査することがすごく重要です。
と言いますのは・・・
- 水草が酸性を好むか好まないか?
- 水草の葉の厚さ
- 木酢液の濃さ
で水草が木酢液で枯死してしまう作用時間や濃さがまるっきり変わってしまうからです。
ですから、当ブログ含めネットの情報を鵜呑みにしないで、必ずご自身の水槽でテストを繰り返し、安全な濃度と作用時間を求めたうえで、アオミドロ駆除に利用してください。
木酢液失敗談「俺みたいになるな!」
なお、、、
ごん太にはこのテストをすっ飛ばし、いきなりスプレーして失敗した経験があります。
経緯としては、
その昔ごん太が利用していた木酢液は効きが悪く1分30秒ほど木酢液に浸けないとコケに効果がないものでした。
そんな弱い木酢液だったですが、それしか利用したことがなかったので、
木酢液はどれも1分半程度浸け込めばいいのだなと思いこんでいました。
で・・・あるときいつもの木酢液が売り切れだったので別の木酢液を利用したのですが・・・
同じ水草(ミクロソリウムとウィローモス)、同じ濃さ(2倍希釈)、同じ作用時間(1分30秒)という用法で利用したところ、、、
見事にウィローモスは溶けるように枯れ、ミクロソリウムも茎がボロボロになってしまいました。
そんな風になってしまった原因は購入した木酢液がもとより濃かったというわけです。
で・す・の・で!
同じ「木酢液」として販売されていても、その濃さは商品によりまちまちです。
ごん太のようにないためにも必ずご自身でテストしてから利用してください。
なおこの木酢液(現在も利用している商品)ですが後でいろいろとテストしてみたところ、30秒程度で十分黒ヒゲ苔に効果があり、1分30秒では長すぎたことが明らかになっています。
また、テストの結果の確認は必ず2週間ほどかけて行うべきです。
特に葉や茎が分厚い陰性植物の場合、2週間たちじわじわと枯れ始めたこともありました。
なので、テストして大丈夫だったからすぐに本番・・・というのはなるべくやめたほうがいいでしょう。
くすりはリスク
みなさんには同じ思いをしてほしくないので、あれこれと書いていたら随分と注意事項が長くなってしまいました。
ただ単に、、
水草にダメージがあるからアブナイ!という一刀両断的な話ではなく、
刃物と同じで慎重に利用すれば、木酢液はコケ問題をほぼ解決できますから、
利用者の慎重さと利用経験次第では実に有益なものなのです。
くすりはリスクなのです。
というわけで、次は実際の利用方法について。
木酢液でアオミドロを駆除する(木酢液スプレーボトル作成方法)
ここからは実際に駆除する話となります。
道具一覧
ここからは木酢液の利用方法です。
まずは道具を一覧にしてみました。
- 木酢液
- 水
- スプレーボトル
- カルキ抜きした水(10L程度)
- ストップウォッチ
木酢液は当ブログではおなじみコーナンで売っているコレ↓を利用しました。
なお、今回の記事では、、、
ごん太があらかじめ求めて置いた安全な濃度(3倍希釈)と、
作用時間(20~30秒)で木酢液をスプレーしていきたいと思います。
なお、実際の作業の時は目立たない部分で濃度と作用時間のテストを行い、
当記事もご自身で求めた安全な濃度と作用時間に読み替えて作業してくださいね。
薄めた木酢液を作る
そんなわけで、まずはいつものコーナンの木酢液を3倍に薄めます。
~倍希釈というのは、原液(木酢液の)の体積の~倍になるように水で薄めるという意味です。今回は3倍希釈なので木酢液50mlを計量カップにとり、木酢液の3倍の体積である150mlに【全量】がなるように水を足します。
そして3倍希釈の木酢液できたのでスプレーボトルに入れます。
この時木酢液を絨毯や畳にこぼすと臭いが染みついてしまうので、必ず流しや風呂場、ベランダや屋外などこぼしても大丈夫な移し替えましょう。
移し替えたらいよいよスプレーボトルで噴霧していきます。
が・・・その前に・・・
(次のパートは塗布方法についての話となります)
木酢液でアオミドロを駆除する(塗布方法の選択について)
どのように木酢液を塗布するのか?これが問題で、
木酢液を利用できない、利用しづらい場合もあるので要注意です。
今回の木酢液での駆除方法についてですが、その水草の特性によって大きく3つのパターンに分けられます。
活着系水草ならスプレーで!
ウィローモスや活着系の水草のように水槽外に取り外せる水草ならば、
まず取り外して水槽外でアオミドロを手で除去したのち、
木酢液をスプレーしカルキ抜きした水ですすぎます。
こうすれば、アオミドロの断片が水流にのって他の水草にからまることはありませんし、木酢液も1株ごとに塗布できます。
さらにのすすぎも簡単です。
差し戻しできる有茎草なら
対象が有茎草の場合は茎頂部ごとカットして木酢液で処理したのち差し戻します。
まず差し戻しできる程度の長さでアオミドロが付いている部分を茎頂部ごとカットします。
次に水槽外でアオミドロを手で除去したのち(あまりにも酷いなら茎頂部ごと廃棄)、カットした茎頂部に木酢液をスプレーしカルキ抜きした水ですすぎます。
最後にそのままソイルに差し戻せばできあがり!
・・・というわけです。
ソイルに直接根付いている有茎草でもこのようにすれば、水槽外でも木酢液で処理できるので大変便利です。
なお、水草によりますがソイルに根付いていた部分は放っておけば新芽が出るので、保険のための取っておくといいかもしれません。
今回木酢液を掛けることにしたロタラは、この方法を利用しました。
水槽外に出せない水草ならハケで
問題はヘアーグラスのような水槽外に取り外しもできない、差し戻しもできないタイプの水草です。
そういった水草は、生体を避難させた後、水槽の水を抜いてから木酢液で駆除するということになります。
当然大騒動になります。
木酢液のすすぎも水槽内部で行うわけですから、かなり手間取ります。
なので、取り外しも、差し戻しのトリミングもできない水草にアオミドロが付いてしまったらなら、
木酢液は利用せず素直に遮光や水替えで対処したほうが、人間にとっては体力的にも時間的にも楽かと思います。
ただ、、、遮光や水替えでも対処できなくなってきたら木酢液の利用も検討すべきかと思います。
木酢液でアオミドロを駆除する(水草に木酢液噴霧!)
というわけで、話を戻しまして実際のスプレー方法についてです。
まずは水草(ロタラ)をトリミング
まずはアオミドロが付いてしまったロタラを差し戻しするようにカットしておきます。
ついで水槽外でアオミドロを手で取り外します。
その後、木酢液のスプレーを↓のような手順でします。
10秒間スプレーする
前述の通り、
3倍希釈の木酢液をトータルで30秒間木酢液に水草を浸すわけですので、
まずはストップウォッチをスタートさせ、次いで10秒間スプレーし、3倍希釈の木酢液を水草全体にいきわたらせます。
20秒待機し作用時間がトータル30秒となるようにする
その後20秒間を木酢液が付いた状態でストップウォッチを見ながらしばし待機することで、作用時間がストップウォッチをスタートさせた時点から30秒経過するのを待ちます。
(10秒噴霧+20秒待機=作用時間30秒ということです。)
なお、ごん太は今までの経験に基づいて、例えば陰性植物は葉が分厚く頑丈なので待つ時間は15秒~20秒(作用時間は25~30秒)、
葉の薄い陽性植物は10秒~15秒(作用時間は20~25秒)・・・というように多少作用時間を手加減しつつ利用しています。
ただし繰り返しますが、↑の希釈倍率や作用時間は必ずご自身でテストしたうえで最適なものを見つけてから実施してください!!。
水草が傷だらけになってからではリカバリーはききません!!。
慎重に作業しましょう!
バケツに用意したカルキ抜きした水で丁寧にすすぐ
ストップウォッチで30秒経過したら、、、
今回は最後にロタラをソイルに差し戻して出来上がり!
なお、水槽内で塗布する場合はスプレーでは他の水草に当たってしまう可能性もあるので、筆で木酢液を塗り、水草にカルキ抜きした水を小さなジョウロなどでやさしくかけるようにしてですすぐとよいでしょう。
その際、木酢液を含んだすすぎに利用した水は水槽から抜くなり、換水を繰り返して薄めるなりした方がいいでしょう。
§4. 木酢液でアオミドロ駆除!その結果。
その効果は・・・?
アオミドロに木酢液を利用すると、黒ヒゲ苔のように赤くは染まりません。
ボロボロと崩れるということもなく、しいて言えば色が多少薄くなる程度です。
しかし木酢液の濃さにもよりますが経験上・・・
1週間に1~2回噴霧するだけでアオミドロの生長を止めることができます。
なので、取り外しや差し戻しが可能な水草でアオミドロが発生した場合には木酢液がおすすめです。
なるべくならアオミドロが水槽全体に広がる前に、早め早めにピンポイントでスプレーしていくのがよさそうです。
それから5か月・・・ (追記)
この記事を書いてから、、、、というよりは木酢液をアオミドロに吹きかけてから5か月が経過しようとしています。
この記事に写真を載せなくては・・・!!と思いつつ日々水槽をメンテナンスしているのですが、、、なかなかアオミドロが再発してくれません。。。
もちろん、木酢液を吹きかけられたロタラ達も元気にやっています。
そんな風に書くと木酢液はさも安全な物のように聞こえますが、、、
今まで何度となく記した通り、木酢液は危険なものです。
目立たないところでよくテストし、作業を実施する際は自己の責任のもと慎重に利用してください。
ようするに、このような薬剤においてよく言われる格言の1つで、↑の方でも記しているのですが、
薬はリスク
↑これです。
ただ、リスクばかりでなく「薬」ですからベネフィットの部分もあるので、利用する際は慎重に利用してください。
(2019/12/17 追記)
コケと戦わずコケとうまく付き合う
理想と現実の狭間で
理想論を言えば・・・
コケが出ないように管理するのが大切です!
・・・なんてことも簡単に言えるわけなんですが、そんなことは誰でも言えるし書けるけど、現実的にそれができないから問題が起こるわけですね。
ごん太は常々思うのですがコケと付き合う上で理想と現実を区別しなくてはいけません。
確かに光が原因だったり肥料が原因だったりしますから、原因を断てば状況は良くなることもあります。
しかし・・・
完全にアオミドロで「腐海」となってしまった水槽ならまだしも、アオミドロ発生初期や極めて部分的に発生している場合など・・・実際には原因療法を取りづらい場面も多々あります。
そんなわけなので、論理的な机上の話と現実的に手を下せる範囲を分けて考えなくてはいけません。
対処療法と現実主義
コケは多かれ少なかれすべての水槽で発生するものです。
そして原因の詳細がはっきりとわからないことも多いです。
そのなかで原因療法をするということは暗中模索。
・・・場合によっては五里霧中となります。
コケが蔓延するスピードを考えれば、今あるコケを駆除したり除去する対処療法のほうが時として有用です。
コケは人間の風邪と同じようなもので、最初は軽微でも放置すれば大変なことになるからです。
ですから、一向に進まない原因探しよりも、早め早めの小さなコツコツとした対処が大切なのです。
ちょこっとアオミドロが出ては木酢液をかけてみたり、木酢液も掛けられないような水草についてしまったときはアオミドロごとトリミングしてみたり。
そういった日ごろ細やかなメンテナンスの繰り返し・・・つまり「お手入れ」がコケ対策には大切なんですね。
ですからコケと戦い撲滅を目指すよりも、日々コケというどううまく付き合っていくか?
という姿勢のほうが、アクアリウムを長く続けたいのなら大切かもしれません。
そんな話を最後に紹介して、今回の記事を終えたいと思います。
ここまで長文読んでいただきましてありがとうございました。
素敵な夏を迎えられますように。
(更新:2020/7/13)
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