水作エイトプチ改造!
どーもこんにちは、ごん太です。
単刀直入ですが今回は・・・
100均スポンジ(今回はキャンドゥの物)を加工して水作エイト(S)のウールマットの代用としてみたいと思います!。
まずはいつものように・・・
何故そんな自作をすることになったのか?という話からはじめ、、
後半ではその作成方法を紹介していきたいと思います。
(なお、お忙しい人は下の目次リンクからバシっと「作成方法」に飛んでくださいね!)
水作エイト(S)の交換ろ材を自作することになった理由
生体がいない環境でのフィルターの役割
ごん太は水作エイトを10L程度の睡蓮鉢で利用しています。
さてこの睡蓮鉢、無加温ですから生体を入れてしまうと管理が難しくなる。
なのでそれが嫌で現在に至るまで水草しか入れていません。
な の で
水作エイトのウールが全然汚れない!
魚やエビもいなわけですから、糞や餌も無いわけですから、物理ろ過の筆頭たるウールマットの出番はないのです!。
またさらには現在は生体がいないのをいいことに、魚やエビには有害なアンモニア入りに液肥をバシバシと添加!!。
生体がいないとメンテナンスは簡単になりますし、水草栽培は結構思い切ったことができるのです。
ただ、、、
フィルターが全くもっていらない!というわけではありません。
ウールマットは生物ろ過でも活躍できる優秀なろ材。
つまりは、ごん太の睡蓮鉢では、肥料成分に含まれるアンモニアを硝酸に変えるという仕事をウールマットにしてもらっています。
水作エイトのウールのコスパ問題
↑でも記した通り、生体がいなくても生物ろ過の役割やばっちりしてもらっているので、水作エイトのウールマットに思いのほか硝化細菌が食いつき、じわじわと茶色くなってきました。
そろそろ交換しようかとホームセンターやチャームさんをチラ見してみたところ・・・
水作エイト(S)の交換用ろ材は1つ¥170。(チャームさん)
それほど高いものではありませんが、、、
「それほど汚れずへたっていないウールマットを交換するのはいかがなものか・・・」
そんなことを考え続け早3か月。。。
度重なるモミ洗いで、いよいよウールマットもへたってきたので、ついに重い腰を上げ水作エイトの交換用ろ材(ウールマット)を購入しようホームセンターに行ったのですが・・・
その途中で寄った100均で偶然にもこんな大き目なスポンジを発見!!。
(サイズ:約19cm×13.5cm×6cm)
このスポンジを丁寧にウールマットのサイズにカットしてあげれば、交換用ろ材買わなくていいんじゃないの?
と安直な考えをふと思いついてしまいました。
早速スポンジを手に取ってあれこれと品定めしてたところ、めらめらと自作魂が沸き上がり、早速スポンジをウールマットの代用とすべく自作をトライすることにしてみたわけです。
注意事項
今回も工作パートがある記事ですから、いつも通りの注意事項を記しておきます。
まず、工作とその成果物の利用は必ず自己の責任において実施してください。
特に注意していただきたいのは・・・
スポンジから生体に有害な成分が出たり、、、
ろ材を変えることで生物ろ過が不安定になったり、、、
そんなことが原因で最悪生体が死亡する恐れがあるということです。
ですから、繰り返しますが必ず自己の責任において実施してください。
また、工作する際は必ず軍手などを着用の上、怪我の無いように実施してください。
手を怪我すれば衛生上水槽に手を入れられず、水換えもできなくなるわけです。
水替えしないとどうなるか・・・?
詳しく書かなくてもわかって頂けるはずです。
・・・
・・・・・・
と・・・まぁ、いつも通り言葉はきついですが、とても大切なことなので注意事項として記しておきました。
というわけで、次の章から工作スタート!。
まずは道具から!。
道具
まずは道具の紹介から。
・100均スポンジ
・カッター
・カッティングマット
・定規(長くて重いもの)
スポンジを選ぶ際の注意点
まずはスポンジの説明から。
今回は100円均一ショップの「キャンドゥ」のお風呂コーナーで販売されていた、体を洗う用のスポンジを利用しました。
(写真は先ほど載せましたので割愛します。)
基本的には同じ商品でなくともサイズが大きければ問題ないかと思いますが・・・
選ぶ際は余計な成分が入っていないスポンジを選んでください。
「雑菌対策」や「抗菌作用」のあるスポンジは、やはり生物ろ材としては不適切かと思います。
またスポンジ自体に生体の害のある成分が含まれていた場合もやはり危険ですので、パッケージやその裏面の成分表示などよーく読んで・・・
なるべく余計な成分の入っていないスポンジを購入しましょう。
また、そのようにして慎重にスポンジを選んでも「アクアリウム専用品」ではないため、常にそれなりの危険があります。
「完成した!」で終わらせるのではなく、生体にトラブルがないか1~2週間観察し続け安全を確認するまでが「自作」です。
今回の工作道具はカッターとマットと定規
次はカッターとカッティングマットについて。
今回はスポンジを切断するのにカッターとカッティングマット、そして定規の組み合わせで利用します。
が・・・
もちろん、ハサミでも大丈夫ですし、スポンジをカットするときによく言われている「パン切り包丁」でも大丈夫です。
ただまぁ、カッターとマット、そして定規の組み合わせの方がより多くのご家庭にあるでしょうし、、、
切断面もそこそこ美しいので、ごん太としてはこの組み合わせをお勧めします。
なお、カッターは切れ味が良くなるよう予め刃を折ってとがらせておくと良いでしょう。
また、定規はなるべく重くて長いもの・・・例えばステンレス製の定規などがお勧めです。
そんなわけで、今回利用する道具は全て100均で手に入る物となっています。
作成方法
というわけで材料を準備したらレッツ工作!。
まずは水作エイトを取り出して分解!ウールマットを取り出す。
まずな何はともあれ水作エイトからウールマットを取り出します。
ごん太は水作エイト初心者なので、手に取った時初めて気が付いたのですが・・・
水作エイトって思った以上に華奢で見とれるような造形美!。
透明なボディーに綺麗なスリットがなにか戦闘機のキャノピーのような美しさがあります。
が・・・それは新品だった時の話。
いまは・・・
・・・うん・・・すごく汚い・・・です。
何故水作エイトが透明なのか?
納得してしまうような写真です。
(それはおそらく掃除のタイミングがアクアリストにわかるように)
そんなことはさておき、テキパキと分解し星形のウールマットを取り出してみました。
星形の骨組みにウールマットが固定され、このような星形のウールマットになっているわけなんですが・・・
この星形の凸部ではなく凹部にウールマットの両端があるので、さらにそれを手探りで探します。
そしてピロピロと細長いウールマットを取り外すと・・・
水作エイト(S)のウールマットを取り出すことができました!。
うん・・・
わかってはいたけど、すごい汚れようです。。。
今回は、このウールマットのサイズにスポンジをカットして代用するわけですから、まずは定規でそのサイズをはかっておきます。
結果・・・
横29cm×縦3.3cm×厚さ0.4cm
というサイズであることがわかりました。
・・・
というわけで、次の項ではこのサイズになるようスポンジをカットしていきたいと思います。
ウールマットのサイズにスポンジをカット!!
まず、今回のウールマットサイズは上にも記した通り・・・
横29cm×縦3.3cm×厚さ0.4cm
対してスポンジのサイズは・・・
横19cm×縦13.5cm×高さ6cm
というわけで、横のサイズが足らないので、どうあがいてもこのスポンジをウールマットのサイズにすることはできません。
なので、今回は、スポンジを2つあわせてウールのサイズとなるようにカットしていきたいと思います。
手順としては・・・
まずは横19cm×縦3.5cm×厚さ0.5mm程度にカットしたスポンジを2つ用意します。
次いで、横の長さを実際に骨組みにはめながら横29cmとなるように微調整して、2つで1セットとなるよう骨組みにはめてみたいと思います。
そんなわけで、まずはスポンジのカットから!。
・・・
・・・・・・
なんて、軽々しく書いてみましたが、実は今回の工作で一番難しい部分がこのスポンジの切断。
ここからはちょっとした失敗談。
ごん太はまずはハサミでカットしてみて・・・
簡単にカットできるものの、切断面に段差ができてしまい失敗・・・。
また、薄く切るのも結構むずかしい。。。
次いでのこぎり刃カッター・・・
パン切り包丁に似ているので行けると思ったのですが切断面がガタガタになり失敗。。。
とはいえ、ごん太は「主夫」ですから・・・
パン切り包丁でスポンジなんぞ絶対に切りたくない!!
(みんなの口に入るものを切る包丁で、未使用で清潔といえどもスポンジをカットするなどもってのほかです。。。)
そんなこんなで、あれこれと15分ほどいろいろな方法を試してみて、綺麗にカットできる方法がわかりました!。
それは・・・
定規でスポンジを押しつぶしながら切れ味の良いカッターで定規にそって切断!
これで簡単に美しくカットできます。
これがわかってしまえば、作業はすこぶる順調!!。
物の数分で2枚を薄く切り出すことに成功しました!。
ただまぁ、この状態だと縦の長さが合わないので、(ウールマットは縦3.3cm、スポンジは縦6cm)
再度カッターと定規でカットして調節すると・・・
ウールマットの代わりになるスポンジのできあがり!!
しかし、まだまだするべき作業は残っています。
次の項では微調整しながら水作エイトのウールマットの骨組みにスポンジをはめていきたいと思います。
カットしたスポンジを微調整して骨組みにはめる
改めて説明しますが、水作エイトのウールはウール単体で星形になっているわけではなく、薄くて細長いウールが骨組みに支えらえるようにしてその独特な星形構造を保持しています。
で・・その骨組みというのが・・・
この白い頂点がいっぱいあるパーツです。
この星形の骨組みの頂点の凸部ではなく、凹部に1枚のウールマットの両端が来るようにセットされています。
なので、スポンジも同様に凹部にその両端がくるように、、、
また、2枚のスポンジが重ならないように慎重にカットしながら、、、
そんな風にはめ込んでいくと・・・
(冒頭と同じ写真) |
じゃん!(歳がばれる・・・)
こんな感じで、綺麗にはめ込むことができます。
さぁ、今回の工作はいよいよ最終段階に突入していきます!。
ですが、ここではとりあえずですが、はめ込んだスポンジは外しておきます。
(理由は後述します。)
分解した水作エイトを組み立て直す
ここからは分解した分解した水作エイトを組み立て直していきたいと思います。
が・・・
まずはその前に、先ほどとりあえず外したスポンジを水に浸けながら手でつぶします。
これをしておかないと、スポンジ内部に溜まった空気で浮力で水作エイトが沈みません!
ですから必ず内部の空気は逃がしておきましょう!
(なおごん太は、それに気が付かず再度分解する羽目になった模様)
空気を抜いた後・・・
スポンジ含め各パーツを取り付け、カートリッジが入る部分には以前のようにエーハイムサブストラットを詰め込み、最後に蓋をしてできあがり!!
どうでしょうか?
八角形の内部パーツがまさか100均のスポンジだとは気が付かないくらい、それらしい出来ではないでしょうか?(自画自賛)
ただ・・・色が少しばかり気になりますね。
思いのほか青色が目立っているような気もしますから、スポンジを選ぶ際はなるべく水景にマッチする色のものを探したほうがいいかもしれません。。。
最後に今回改造した水作エイトを実際に利用中の写真を見ていただいた後、今回の話の「オチ」を記したいと思います。
100均スポンジでわざわざ自作するほどのものなのか?
せっかく自作しておいて(そしてそれを紹介しておいて)なんですが、ごん太は今回の工作について「わざわざ自作するべきものなのか?」そのように考えざるを得ません。
というのは・・・
・水作エイト(S)交換ろ材
→ ¥170-(チャームさん)
・スポンジ
→ ¥100-
うん・・・工具もろもろ持っていたとしても、コスト的に結構ギリギリラインな工作なのではないでしょうか?。
スポンジからはまだまだ切り出せるとは言え、1つ¥170のものを自作して果たして意味があるのか・・・・
・・・
ただ、100均ショップをあれこれと自作の妄想をしながら物色する楽しさや、
工作するおもしろさ、そして自分で考えて行動しそれが形になった達成感は、、
何物にも代えがたいかと思います。
ですから、今回の工作は、工作作業が好きな人にはお勧めできる工作となっています。
そうでない人にはあまりおお勧めできたものではありません。。。
というわけで、今回はここまで!!。
長文読んでいただきまして、ありがとうございました。
(更新:2019/12/19)
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