最近の更新(スクロールバー01)

【最近の投稿】
プレコ水槽でサブフィルターを詰まらせた過去、その教訓を見直した話 (11/11)
水草アクアリウムでは、なぜ排水アクセサリを用いて水流を弱めるのか (11/7)
トリミングしすぎて大失敗から考える、水草アクアの楽しむということ (11/4)
腐海に沈むバコパとヘアーグラス:水草アクアリストの役割とは何か? (11/3)
新聞紙に濡れた底砂、大磯砂の酸処理に洗濯ネット(6年前の失敗談) (10/21)
ソイルが軟水にする理由:土壌コロイドのイオン交換とアクアリウム (10/16)
パッケのソイルぜんぶ洗う。~20年前の悪夢とソイルの寿命~ (10/15)
初心者×エーハイムクラシック=肺の中にこんにちわ?正しい呼び水とは (10/1)
生物系の人間がサイフォンの原理と外部フィルターについて考えてみる (9/25)
一度は経験する?外部フィルター動かない!は呼び水の失敗?:読み物 (9/24)
これがろ材コンテナなの? 2213から知るろ材ネットの素晴らしさ (9/20)
2213ろ材固定盤とコンテナどっちがいい? 使えばわかる微妙な差 (9/18)
2213本体の下部にある吸水口を締めすぎ破損(解説・読み物) (9/17)
2213スピンドル、折る。経験者はかく語りき(解説&読み物) (9/15)
夏のフィルターメンテ、ろ材の置き場所にはご注意を!(文章短め) (9/14)
エーハイム2222インペラ交換!外れないスピンドルラバーに大苦戦 (9/12)
エーハイムプロは相応の修理費用?プロ・エコ・クラのインペラ比較 (8/24)
オイカワ・カワムツ・ウグイ:この釣りどんな感じ?餌・ルアー・毛鉤 (8/6)
器具の組み合わせとブーン音:とある水中ポンプと水槽台の相性問題 (7/30)
エーハイムエコ2233のブーン音で寝付けなかったので解消してみた (7/14)
備えあれば憂いなし?深夜のフィルター緊急交換。アクアリウムの現実 (6/29)
コケ対策:コケと水草が育つそれぞれの光量を経験をもとにでグラフに (6/14)
近所の川でノスタルジー。淡水小物釣り:玉ウキの実際の使い方 (5/30)
オイカワ・ウグイ・カワムツ:固定軸・玉ウキの感度を上げる (5/15)
今年も夏日となる季節になりました~GWは水槽の夏対策をしよう~(4/30)
指標生物から考えてみる、水の汚れとマツモの有用性~その現実~ (4/17)
油膜は誰にでも起こりうるトラブルだと悟った、繁華街のあの夜 (4/4)
水草水槽で油膜が出るのを知らなかったあの頃:油膜の原因と対策 (3/27)
プレコと水草の相性、マツモ、陰性/陽性植物、ランナーをもつ植物 (3/18)
ここに前景草を植えたいのだが?葉に阻まれ光不足と水上葉ブースター(3/13)
ウールマットから考えるエーハイム何年もつの?問題:2222の場合(2/25)
餌からスタート!大昔のフィッシュレスサイクリング的ナニカの思い出(2/16)
【初心者さん向け】「食べる」からスタートする硝化サイクル (1/30)
【初心者さん向け】水槽の表面積と体積の比(ベルグマンの法則)(1/9)
初心者さんには60cm水槽はおすすめなのか? 改めて考えてみた!(12/17)
アクアリウムでよく使う濃度計算:比例式・希釈の計算(12/3)
川のルアーでカワムツ・ウグイを釣る!ド初心者を待ち受ける現実(11/26)
アクア歴ほぼ20年な釣り初心者が感じた淡水小物ルアーゲームの魅力(11/17)

2019年9月29日日曜日

水作エイトのウールマットを100均スポンジで自作してみた!

水作エイトプチ改造!


どーもこんにちは、ごん太です。

単刀直入ですが今回は・・・

100均スポンジ(今回はキャンドゥの物)を加工して水作エイト(S)のウールマットの代用としてみたいと思います!。

水作エイト(S)のウールマットの代わりにスポンジを代用


まずはいつものように・・・

何故そんな自作をすることになったのか?という話からはじめ、、
後半ではその作成方法を紹介していきたいと思います。

(なお、お忙しい人は下の目次リンクからバシっと「作成方法」に飛んでくださいね!)



水作エイト(S)の交換ろ材を自作することになった理由


生体がいない環境でのフィルターの役割


ごん太は水作エイトを10L程度の睡蓮鉢で利用しています。

さてこの睡蓮鉢、無加温ですから生体を入れてしまうと管理が難しくなる。
なのでそれが嫌で現在に至るまで水草しか入れていません。

な の で

水作エイトのウールが全然汚れない!

魚やエビもいなわけですから、糞や餌も無いわけですから、物理ろ過の筆頭たるウールマットの出番はないのです!。

またさらには現在は生体がいないのをいいことに、魚やエビには有害なアンモニア入りに液肥をバシバシと添加!!。

生体がいないとメンテナンスは簡単になりますし、水草栽培は結構思い切ったことができるのです。

ただ、、、

フィルターが全くもっていらない!というわけではありません。

ウールマットは生物ろ過でも活躍できる優秀なろ材。

つまりは、ごん太の睡蓮鉢では、肥料成分に含まれるアンモニアを硝酸に変えるという仕事をウールマットにしてもらっています。


水作エイトのウールのコスパ問題


↑でも記した通り、生体がいなくても生物ろ過の役割やばっちりしてもらっているので、水作エイトのウールマットに思いのほか硝化細菌が食いつき、じわじわと茶色くなってきました。

そろそろ交換しようかとホームセンターやチャームさんをチラ見してみたところ・・・

水作エイト(S)の交換用ろ材は1つ¥170。(チャームさん)

それほど高いものではありませんが、、、

「それほど汚れずへたっていないウールマットを交換するのはいかがなものか・・・」

そんなことを考え続け早3か月。。。

度重なるモミ洗いで、いよいよウールマットもへたってきたので、ついに重い腰を上げ水作エイトの交換用ろ材(ウールマット)を購入しようホームセンターに行ったのですが・・・

その途中で寄った100均で偶然にもこんな大き目なスポンジを発見!!。
(サイズ:約19cm×13.5cm×6cm

水作エイトのウールマットの代わりにする100均スポンジ


このスポンジを丁寧にウールマットのサイズにカットしてあげれば、交換用ろ材買わなくていいんじゃないの?

と安直な考えをふと思いついてしまいました。

早速スポンジを手に取ってあれこれと品定めしてたところ、めらめらと自作魂が沸き上がり、早速スポンジをウールマットの代用とすべく自作をトライすることにしてみたわけです。


注意事項


今回も工作パートがある記事ですから、いつも通りの注意事項を記しておきます。

まず、工作とその成果物の利用は必ず自己の責任において実施してください。

特に注意していただきたいのは・・・

スポンジから生体に有害な成分が出たり、、、
ろ材を変えることで生物ろ過が不安定になったり、、、

そんなことが原因で最悪生体が死亡する恐れがあるということです。

ですから、繰り返しますが必ず自己の責任において実施してください。

また、工作する際は必ず軍手などを着用の上、怪我の無いように実施してください。
手を怪我すれば衛生上水槽に手を入れられず、水換えもできなくなるわけです。

水替えしないとどうなるか・・・?

詳しく書かなくてもわかって頂けるはずです。

・・・

・・・・・・

と・・・まぁ、いつも通り言葉はきついですが、とても大切なことなので注意事項として記しておきました。

というわけで、次の章から工作スタート!。
まずは道具から!。


道具


まずは道具の紹介から。

・100均スポンジ
・カッター
・カッティングマット
・定規(長くて重いもの)


スポンジを選ぶ際の注意点


まずはスポンジの説明から。

今回は100円均一ショップの「キャンドゥ」のお風呂コーナーで販売されていた、体を洗う用のスポンジを利用しました。

(写真は先ほど載せましたので割愛します。)

基本的には同じ商品でなくともサイズが大きければ問題ないかと思いますが・・・

選ぶ際は余計な成分が入っていないスポンジを選んでください。

「雑菌対策」「抗菌作用」のあるスポンジは、やはり生物ろ材としては不適切かと思います。

またスポンジ自体に生体の害のある成分が含まれていた場合もやはり危険ですので、パッケージやその裏面の成分表示などよーく読んで・・・

なるべく余計な成分の入っていないスポンジを購入しましょう。

また、そのようにして慎重にスポンジを選んでも「アクアリウム専用品」ではないため、常にそれなりの危険があります。

「完成した!」で終わらせるのではなく、生体にトラブルがないか1~2週間観察し続け安全を確認するまでが「自作」です。


今回の工作道具はカッターとマットと定規


次はカッターとカッティングマットについて。

今回はスポンジを切断するのにカッターとカッティングマット、そして定規の組み合わせで利用します。

が・・・

もちろん、ハサミでも大丈夫ですし、スポンジをカットするときによく言われている「パン切り包丁」でも大丈夫です。

ただまぁ、カッターとマット、そして定規の組み合わせの方がより多くのご家庭にあるでしょうし、、、

切断面もそこそこ美しいので、ごん太としてはこの組み合わせをお勧めします。

なお、カッターは切れ味が良くなるよう予め刃を折ってとがらせておくと良いでしょう。

また、定規はなるべく重くて長いもの・・・例えばステンレス製の定規などがお勧めです。


そんなわけで、今回利用する道具は全て100均で手に入る物となっています。


作成方法


というわけで材料を準備したらレッツ工作!。

まずは水作エイトを取り出して分解!ウールマットを取り出す。


まずな何はともあれ水作エイトからウールマットを取り出します。
ごん太は水作エイト初心者なので、手に取った時初めて気が付いたのですが・・・

水作エイトって思った以上に華奢で見とれるような造形美!。

透明なボディーに綺麗なスリットがなにか戦闘機のキャノピーのような美しさがあります。

が・・・それは新品だった時の話。

いまは・・・

ウールが汚れている水作エイト


・・・うん・・・すごく汚い・・・です。

何故水作エイトが透明なのか?
納得してしまうような写真です。

(それはおそらく掃除のタイミングがアクアリストにわかるように)

そんなことはさておき、テキパキと分解し星形のウールマットを取り出してみました。

星形のウールを取り出してみると・・・


星形の骨組みにウールマットが固定され、このような星形のウールマットになっているわけなんですが・・・

この星形の凸部ではなく凹部にウールマットの両端があるので、さらにそれを手探りで探します。

そしてピロピロと細長いウールマットを取り外すと・・・

水作エイトウール単体。


水作エイト(S)のウールマットを取り出すことができました!。

うん・・・
わかってはいたけど、すごい汚れようです。。。

今回は、このウールマットのサイズにスポンジをカットして代用するわけですから、まずは定規でそのサイズをはかっておきます。

結果・・・

横29cm×縦3.3cm×厚さ0.4cm

というサイズであることがわかりました。

・・・

というわけで、次の項ではこのサイズになるようスポンジをカットしていきたいと思います。


ウールマットのサイズにスポンジをカット!!


まず、今回のウールマットサイズは上にも記した通り・・・

横29cm×縦3.3cm×厚さ0.4cm

対してスポンジのサイズは・・・

横19cm×縦13.5cm×高さ6cm

というわけで、横のサイズが足らないので、どうあがいてもこのスポンジをウールマットのサイズにすることはできません。

なので、今回は、スポンジを2つあわせてウールのサイズとなるようにカットしていきたいと思います。

手順としては・・・

まずは横19cm×縦3.5cm×厚さ0.5mm程度にカットしたスポンジを2つ用意します。

次いで、横の長さを実際に骨組みにはめながら横29cmとなるように微調整して、2つで1セットとなるよう骨組みにはめてみたいと思います。

そんなわけで、まずはスポンジのカットから!。

・・・

・・・・・・

なんて、軽々しく書いてみましたが、実は今回の工作で一番難しい部分がこのスポンジの切断。

ここからはちょっとした失敗談。

ごん太はまずはハサミでカットしてみて・・・

ハサミでスポンジは切れるも、切断面が美しくない


簡単にカットできるものの、切断面に段差ができてしまい失敗・・・。
また、薄く切るのも結構むずかしい。。。

次いでのこぎり刃カッター・・・

のこぎり刃カッターでスポンジを切断しても切断面が美しくない


パン切り包丁に似ているので行けると思ったのですが切断面がガタガタになり失敗。。。

とはいえ、ごん太は「主夫」ですから・・・

パン切り包丁でスポンジなんぞ絶対に切りたくない!!

(みんなの口に入るものを切る包丁で、未使用で清潔といえどもスポンジをカットするなどもってのほかです。。。)

そんなこんなで、あれこれと15分ほどいろいろな方法を試してみて、綺麗にカットできる方法がわかりました!。

それは・・・

定規でスポンジを押しつぶしながら切れ味の良いカッターで定規にそって切断!

これで簡単に美しくカットできます。

定規でスポンジを押し潰しながらカットすると、切断面もきれい!


これがわかってしまえば、作業はすこぶる順調!!。
物の数分で2枚を薄く切り出すことに成功しました!。

きれいに薄く切断できたスポンジ


ただまぁ、この状態だと縦の長さが合わないので、(ウールマットは縦3.3cm、スポンジは縦6cm)
再度カッターと定規でカットして調節すると・・・

水作エイトのウールの代わりになるスポンジの出来上がり!


ウールマットの代わりになるスポンジのできあがり!!

しかし、まだまだするべき作業は残っています。

次の項では微調整しながら水作エイトのウールマットの骨組みにスポンジをはめていきたいと思います。


カットしたスポンジを微調整して骨組みにはめる


改めて説明しますが、水作エイトのウールはウール単体で星形になっているわけではなく、薄くて細長いウールが骨組みに支えらえるようにしてその独特な星形構造を保持しています。

で・・その骨組みというのが・・・

水作エイト(S)のウールを支えている骨組み


この白い頂点がいっぱいあるパーツです。

この星形の骨組みの頂点の凸部ではなく、凹部に1枚のウールマットの両端が来るようにセットされています。

なので、スポンジも同様に凹部にその両端がくるように、、、
また、2枚のスポンジが重ならないように慎重にカットしながら、、、

そんな風にはめ込んでいくと・・・

水作エイト(S)のウールマットの代わりにスポンジを代用:冒頭と同じ写真
(冒頭と同じ写真)


じゃん!(歳がばれる・・・)

こんな感じで、綺麗にはめ込むことができます。
さぁ、今回の工作はいよいよ最終段階に突入していきます!。

ですが、ここではとりあえずですが、はめ込んだスポンジは外しておきます。

(理由は後述します。)


分解した水作エイトを組み立て直す


ここからは分解した分解した水作エイトを組み立て直していきたいと思います。

が・・・

まずはその前に、先ほどとりあえず外したスポンジを水に浸けながら手でつぶします。

これをしておかないと、スポンジ内部に溜まった空気で浮力で水作エイトが沈みません!
ですから必ず内部の空気は逃がしておきましょう!

(なおごん太は、それに気が付かず再度分解する羽目になった模様)

空気を抜いた後・・・

スポンジ含め各パーツを取り付け、カートリッジが入る部分には以前のようにエーハイムサブストラットを詰め込み、最後に蓋をしてできあがり!!

プラストンやケースを組み立て直すと、既製品感のある水作エイトに。


どうでしょうか?

八角形の内部パーツがまさか100均のスポンジだとは気が付かないくらい、それらしい出来ではないでしょうか?(自画自賛)

ただ・・・色が少しばかり気になりますね。

思いのほか青色が目立っているような気もしますから、スポンジを選ぶ際はなるべく水景にマッチする色のものを探したほうがいいかもしれません。。。

最後に今回改造した水作エイトを実際に利用中の写真を見ていただいた後、今回の話の「オチ」を記したいと思います。

実際に改造水作エイトを利用するとこんな感じ。色が若干気になる


100均スポンジでわざわざ自作するほどのものなのか?


せっかく自作しておいて(そしてそれを紹介しておいて)なんですが、ごん太は今回の工作について「わざわざ自作するべきものなのか?」そのように考えざるを得ません。

というのは・・・

・水作エイト(S)交換ろ材
 → ¥170-(チャームさん)
・スポンジ
 → ¥100-

うん・・・工具もろもろ持っていたとしても、コスト的に結構ギリギリラインな工作なのではないでしょうか?。

スポンジからはまだまだ切り出せるとは言え、1つ¥170のものを自作して果たして意味があるのか・・・・

・・・

ただ、100均ショップをあれこれと自作の妄想をしながら物色する楽しさや、
工作するおもしろさ、そして自分で考えて行動しそれが形になった達成感は、、
何物にも代えがたいかと思います。

ですから、今回の工作は、工作作業が好きな人にはお勧めできる工作となっています。
そうでない人にはあまりおお勧めできたものではありません。。。

というわけで、今回はここまで!!。
長文読んでいただきまして、ありがとうございました。

(更新:2019/12/19)

0 件のコメント:

コメントを投稿