メンテナンス性をあげれば観察時間up?↑
どうも、こんにちは。ごん太です。
前回は、、、
100均のスパイスボトルで楽々給餌
という話でしたが、今回も同じく100均グッズでメンテナンスのメンドクサイを簡単にするお話です。
そんな今回のお題目は、、、
カルキ抜きを100均プッシュボトルに移し替えてみた!
という話を紹介していきたいと思います。
というのは、、、
メンテナンス時間を短縮できればあとはじっくりと水槽を堪能できますからね!
そんな理由で、
ごん太はここ最近、水槽のメンテナンス性の向上に力を入れています。
当然そのようなネタを投稿する機会も増えるわけで、今回の記事もその一連の流れに沿ったものとなっています。
それではまずはいつも通り経緯から話に入っていきますが、、、
忙しい人は下のページ内目次リンクの「100均プッシュボトルでカルキ抜き楽々添加」の項目から飛んでくださいな!。
いつも愛用しているカルキ抜き
ごん太とエーハイム4in1
ごん太はカルキ抜きとしてエーハイム4in1を愛用しています。
登場とほぼ同時に利用し始めたので、かれこれ10年前後経ったかと思います。
これはごん太がエーハイム信者だからというのもありますが、
登場当時から安価に購入でき、そしてエーハイムが安心できるメーカーだからです。
おまけに、、、
これ一本でカルキ抜きと粘膜の保護ができるわけですから、なかなか便利なものです。
それ以前は、、、(と言っても10年以上前の話ですが、)
エーハイム4in1以前は同じく黄色のボトルのテトラのコントラコロラインとアクアセイフを利用していました。
しかし、当時からそして現在に至るまで、アクアセイフの購入費用がお財布に厳しく、似たような作用をもつこちらに逃げてきたというわけです。
しかし「カルキ抜き」とはいえ一応薬剤なのです
コントラコロラインもアクアセイフも、そして4in1もそうですが、、、
添加する時に気を付けるのはその分量。
ブログのネタ的に残念なことなのですが、ごん太は過剰添加で大騒ぎ!!
・・・ということは一度も経験したことがありません。
なるべくカルキ抜きとはいえ水槽に添加する「薬剤」なわけですから、毎回ピペットで正確な添加となるよう心がけて利用しています。
ただまぁ、、、
添加するたびに↑写真のの大きなボトルとピペットを準備するのはめんどくさいわけです。
エーハイム4in1のボトルだって結構な重さがありますから、ついつい「どっこらしょ」と声に出してします感じになりますし、、、
スポイトなんぞは普段は使いませんから、「はてさてどに置いたかな?」と探しはじめるところからスタートとなります。
で、、、
そーなると、やっぱりなんやかんやと時間を取られてしまうわけです。
1週間に1回の水替えとはいえ、1年間では50回以上はあるわけですから、トータルで結構な時間の浪費となるわけです。
パパっと簡単に薬剤を添加できるものを求めて、、、
なのでパパっと添加する方法はないものかなぁ・・・とあれこれ考えることにした矢先、その答えが水槽の隣に置いてあるではありませんか!
それは・・・K液肥のプッシュボトル
これなら1プッシュ1ml添加できますから、蓋を開けなくてもピペットを出さなくてもいいわけです。
ただ、K液肥をすべて抜いてカルキ抜きを入れるわけにもいきませんし、、、
実際に1プッシュ1ml添加できるプッシュボトルを無印良品などで購入するとなると、まぁまぁなお値段がするわけです。
なので安直な発想ではありますが、、、
100均のプッシュボトルで代用してみることにしました。
んが、その前にいつものお約束。
注意事項です。
【注意事項】
冒頭でも触れましたが、カルキ抜きと言えども「薬剤」であり、それは魚の肌に直に触れるものでもあります。
また、容器を移し替えることで本来意図していない事が起き、カルキ抜きの成分が化学的に変質してしまうことや、その性能が劣化してしまうことが十分考えられます。
ですから、、、
今回の記事を実際に参考にされたり真似されたりする場合は、必ず自己の責任の下実施してください。
薬剤やDIYの記事では毎回このような脅し文句を書いていますが、アクアリウムは生体を扱う趣味。
不安に感じたら無理に真似する必要はないのです。
少しくらい慎重な方が良いのです。
100均プッシュボトルでカルキ抜き楽々添加(道具編)
そんなわけで、ここからは100均のプッシュボトルにカルキ抜きを詰め替え、実際に添加する話を紹介していきたいと思います。
まずは、材料について話していきたいと思います。
材料一覧
今回利用する材料は4つ。
カルキ抜き以外は100均で揃えられるものです。
(最近はカルキ抜きも売っているのでメーカーにこだわらなければ全て100均で揃えることができるでしょう。)
・プッシュボトル(250ml)
・注射筒
・カルキ抜き
・トレー(今回はガラス皿)
プッシュボトル(250ml)
今回は↓の写真のようなプッシュボトルを利用してみました。
こちらはダイソーのお風呂用具コーナーで販売されていたものです。
おそらくはこの中に詰め替え用のシャンプーやリンスなどを入れて利用するものかと思われます。
注射筒
次いで注射筒はこちら。
こちらも同じくダイソーですが、男性はやや入りづらいであろう化粧品コーナーで販売されていたものです。
おそらくは、化粧水やらなんやらを旅行用の携帯ボトルに移し替える時に利用するものかと思われます。
なお、駒込ピペットやスポイトなどよりも簡単に、目的の量を測り取ることができるので、アクアリストなら持っていて損はないはずです。
トレー
続いてトレー(もしくは皿)。
こちらはなんでも構いせん。
今回ごん太は100均で販売していたガラス皿を利用することにしました。
ただ、このトレーにカルキ抜きを一時的に入れるので、普段食事で使う食器はではない物がいいでしょう。
カルキ抜き
最後はカルキ抜き。
こちらはすでに紹介済みなので割愛。
最近はダイソーでも固形の物ではなく液体のものが販売されているようです。
100均プッシュボトルでカルキ抜き楽々添加(作業編)
では、実際にプッシュボトルにカルキ抜きを入れる作業をしてきたいと思います。
プッシュボトルを良く洗う
何はともあれ、まずはプッシュボトルを真水で軽く洗浄しよく乾かしておきます。
と言いますのは、水滴がついた状態ではカルキ抜きが薄まってしまいますし、、、
雑菌の繁殖など、なにかとトラブルのもとだからです。
良く洗い良く乾かしてから利用するようにしましょう。
カルキ抜き原液をプッシュボトルへ
次いでカルキ抜きの原液をプッシュボトルに入れます。
詳しくは後述しますが、劣化の問題もあるかもしれませんので、
短期間で使いきれるごく少量のみ移し、頻回に補充することをお勧めします。
今回は我が家では約1ヶ月分ほどの量である80mlほど詰め替えてみました。
すると↓のような感じに。
カルキ抜きの綺麗な色も相まってなかなかいい感じです。
ともすれば、一時期清涼飲料水として販売された「ポーション」のような色です。
詰め替え自体の作業はこれで終わりなのですが、、、
しかし・・・
残念ながら詰め替えただけではこのプッシュボトルは使えません。
そもそもこのプッシュボトル、1プッシュ何ml出るか全くもって不明だからです。
1Push何ml?
そんなわけなので、、、
今回は実際に利用するカルキ抜きで、1プッシュ何ml出るか調査します。
まずはカルキ抜きが出てくるまで軽く数プッシュします。
次いで5プッシュし、出てきたこのカルキ抜きをガラス皿に汲み取ります。
「どうせ1~2ml程度の少量だろうなぁ・・・」
なんて軽い気持ちで5プッシュしてみたのですが、、、
意外や意外。
ものすごい量がプッシュボトルから吐き出されるではありませんか!?(慌)
ま・・・まぁ、シャンプーやリンス用ですから1プッシュが少量ではないことはわかっていましたが、まさかここまで多いとは。。。
とりあえず、、、
このガラス皿に出したカルキ抜きの量を、100均の注射筒を利用して調べてみます。
すると・・・
だいたいですが5プッシュで20ml。
つまり1プッシュ4ml程度であるという事が言えそうです。
再度確認のため、注射筒にあるカルキ抜きは一端プッシュボトルに戻し、、、
次は3プッシュしてをガラス皿とってみます。
こちらも同じく注射筒でその容量を確認してみたいと思います。
もし12mlならば改めて1プッシュ4mlということが確認できるわけです。
その結果、、、↓
こちらもだいたい12ml。
そんなわけなので、、、
このボトルは1プッシュおおよそ4mlだという事ができそうです。
ごん太が利用しているカルキ抜き(エーハイム4in1)は偶然にも20lにつき4mlのものですから、1プッシュで20lのカルキ抜きした水を作れる、ということになります。
というわけで大変簡単ではありますが、、、
できあがり!
実際に利用してみて
プッシュボトルでカルキ抜きのメリット
さて、このプッシュでカルキ抜きをするメリットは?といいますと、
カルキ抜きを添加する時はピペットいらずですから手数が減らせますし、カルキ抜きを入れるために水替えでぬれた手であれこれと物に触る必要もなくなります。
そしてなにより時短になります。
結果、(ごん太の場合は)水槽の前でまどろむ時間も増えるわけです。
少々大げさに言えば、そんな風に水槽をじっくり観察すれば、水草や生体の小さな問題が見えてくるので、トラブルになる前に対策が取りやすくなるというわけです。
なので、我が家ではこのプッシュボトル入りカルキ抜きはなかなか重宝しています。
しかし、実際に利用してみるとわかるのですが、それなりに弱点もあるわけです。
プッシュボトルでカルキ抜きのデメリット
実際に利用してみるとわかるのですが、少々不便な点もあります。
まず1つ目の問題点は、4mlしかカルキ抜きをとれないことです。
つまり、、 、
きっかり20L分のカルキ抜きをした水しか作れないわけです。
1回の換水で20L以上の水が必要になる45cm規格以上の水槽サイズならば問題はないのですが、昨今流行りの30cmキューブでは少々作りすぎになってしまうのです。
なので、現在はより「小回り」がきくようにごん太はカルキ抜きを精製水で2倍に希釈して利用しています。
1プッシュ4mlは同じものの、出てくるカルキ抜きの濃度は1/2に薄まっているので10Lのカルキ抜きした水を作れるというわけです。
同じく2プッシュ(=8ml)とれば、20L分のカルキを抜くこともできすます。
さらに希釈して利用すれば、4倍に希釈すれば1プッシュ5L分の水道水のカルキが、8倍に希釈すれば1プッシュで2.5L分の水道水のカルキが、、、
そんな風に1プッシュ4mlのボトルでも少量のカルキ抜きにも対処可能となりますが、、、
↓ので述べるような様々な問題が出てくるかと思います。
2つ目の問題点は、、、
透明容器で保存して問題ないのか?という点です。
おそらくはハイポ自体光で変質することはないと思うのですが、いかんせん塩素が入っていない液体なわけですから、、、
溶液の濃度が極端が薄ければコケや雑菌などの微生物が繁殖することが予想できます。
なので、なるべく原液に近い濃度で、かつ、万が一変質しても問題ないように少量のみプッシュボトルに移しながら利用するべきでしょう。
これについては、2倍に希釈したエーハイム4in1を透明なプッシュボトルでしばらく利用してみて、追って報告したいと思います。
5か月経過したプッシュボトル入りカルキ抜き(追記)
6in1でカルキ抜きの作用をチェック!
あれから5か月が経過しました。
この記事で作成したプッシュボトル入りカルキ抜きですが、実は更新時の話のタネにしようと思い、5か月間似たような容器で保存してあります。
このパートではそんな5か月間で透明な容器で保存された2倍希釈のカルキ抜きが、、、
果たしてその役目(=カルキ抜き)を未だに全うできるのか?
テトラ6in1を利用して調べてみたいと思います。
ボトルの保存場所は室内半日陰な水槽横となります。
なお、このパートはあくまでも1つの事例を示すもので、決してカルキ抜きを日光が透過するボトルで保存することを推奨するものではありません。
まずは、ただの水道水を6in1でチェック。
(水道水)
NO3 → 0 (mg/L)
NO2 → 0 (mg/L)
GH → 4 (°d)
KH → 6 (°d)
pH → 7.2
Cl2 → 3.0 (mg/L)
水道水なので当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、やはり残留塩素が確認できます。
次いで5か月間保存したカルキ抜きを規定量入れた水道水。
(水道水&5か月保存したカルキ抜き)
NO3 → 0 (mg/L)
NO2 → 0 (mg/L)
GH → 4 (°d)
KH → 6 (°d)
pH → 7.2
Cl2 → 0 (mg/L)
そんなわけで、カルキ抜きの効果はあるようです。
カルキが抜ければそれでいいのか?
しかし、この話はあくまでも「カルキ抜き」をする成分であるハイポ(最近はビタミンCでカルキを抜くものもありますが・・・)についての話であり、
↓でもコメントをいただいている通り・・・
それ以外の作用を及ぼす成分が、紫外線や温度で劣化または変質している可能性が十分あると考えられますので、
ごん太としては、やはり透明なボトルでの保存は決してお勧めできません。
長期利用するならば、こちらも↓コメントの通り、
黒色のテープを巻きつけたり、場合によっては暗所に保管するべきでしょう。
ただまぁ、カルキ抜きと言っても魚と直に触れる「薬剤」なわけですから、、、
何が起こるかわかりません。
真似をするなら必ず自己の責任のもとでお願いします。
というわけで今回の話はここまで。
長文読んでいただきありがとうございました!。
(更新:2020/4/26)
偶然このページを見て、読ませていただきました。
返信削除私も同じような事をしています。
1プッシュ(数プッシュ)で、カルキ抜きを出せるのはとても便利ですよね。
100均ダイソーのポンプで小型の少し平べったいタイプは、
1プッシュ約1.5ml出るので、少量を量るのに便利でですよ。
コメントありがとうございます!。
削除1.5mlならかなり利便性が高いですね!!
なるほど、ダイソーですね。
今度買い物に行ったときに探してみたいと思います。
返信ありがとうございます。
削除私はポンプの出水量を量る時、水を入れ、100プッシュしてメジャーカップで測りました。
注射筒等が不要になるので、手軽ですよ。
また、デメリットの部分で書かれている透明容器の件ですが、
4in1は、紫外線吸収に有効な黄色の容器に入っているので、光はあまり良くないと考えます。
(主成分(ハイポ)ではなく、他の成分に影響があるのかも)
私は、遮光のため、黒のガムテープを巻いています。比較的手軽ですよ。
(残量確認のため縦に1cm程は貼らずに残しています)
ある程度光は入りますが、入光量が1/2,1/4にでもなれば少しは劣化が抑えられるかな。と思っています。
僭越ながら、ご参考になれば。