IKEAの999円植物育成用ライトの実力は?
気候が落ち着きアクアリウムを管理しやすい「真冬」になりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?。
どうもこんにちは。ごん太です。
さて、前回は・・・
アクロトライアングルグロウの45cm規格水槽用をレビューしてみました。
そして今回は、、、
IKEAの植物育成用LED電球VÄXER(ヴェクセル)について紹介していきたいと思います。
【IKEA製の植物育成用LED電球は生産終了?】
当記事で紹介しているIKEAの植物育成用LED電球VÄXER(ヴェクセル)ですが、修正執筆現在(2020/12/20)、すでにその生産を終えたようです。
IKEAオンラインストアはもちろん、amazonでもその販売を終えているようです。
IKEA製の次なる植物育成用ライトに期待しつつも、E26口金の植物育成用LED電球をお探しの人は、他のamazon産のものを検討されることをお勧めします。
また、当ブログにて過去に消費電力5W、明るさ660lmのLED電球をレビューしましたので、そちらも参考にしていただければ幸いです。
(IKEA製は消費電力10W、明るさ880lm)
導入経緯から1か月(投稿当時)という短期間ですが利用したレビューを述べていきたいと思います。
そんなわけなので、当ブログは今回も前回から引き続いてライトの話となります。
植物育成用ライトとしては¥999という破格のIKEA製LEDライトですが、果たしてその性能はいかに?
なお、今回も各パートが長いですから、忙しい人は↓目次リンクよりお好きなパートへジャンプしてくださいね。
植物育成用ライトと睡蓮鉢
まずはIKEA製の植物育成用ライトを購入することになるまでの経緯をサラリと述べていきたいと思います。
我が家の睡蓮鉢はどちらかというと無加温水槽
ここでは話の前提となる我が家の睡蓮鉢について紹介したいと思います。
ごん太は数年前から睡蓮鉢でウィローモスとミクロソリウムを栽培しています。
その睡蓮鉢の特徴をざっくりと書くと以下のような感じになります。
【我が家の睡蓮鉢】
・総水量10L
・室内
・無加温
・フィルターあり(水作エイト)
・ライトあり
・魚・エビなし
・ウィローモスとミクロソリウムのみ
そんな睡蓮鉢なので、、、
太陽光という大きな自然の力を利用したビオトープではなく、どちらかと言えば、睡蓮鉢を水槽代わりにした陰性植物のみを栽培している【アクアリウム】と表現したほうがその体を正しくお伝えすることができると思います。
amazonで買ったLEDライトが切れた
さて、↑でも記した通りの睡蓮鉢ですが、年の瀬のある日ライトが点灯しなくなりました。
そのライトですが、KSSの「NZ KS-CX」 のシェードに、amazonで購入したE26植物育成用ライトという組み合わせで利用していました。
KSSのシェードとはこんな感なものです。
艶消し加工されシェード本体の存在感が消されていますが、内側はピカピカのツルツル。
まるで鏡面加工されてあるかのようです。
このシェードにamazonで購入した植物育成用ライトを取り付け、↓の写真のように利用していたわけです。
なぜ、KSSのシェードにamazon産の植物育成用LED電球がセットされていたかというと、、、
そもそも、このシェードはエーハイム2222と並んで、ごん太のアクアリウムビギナー時代から利用しているお気に入りの道具でもあります。
しかし、NZ KS-CX専用の交換用蛍光灯(12000KのE26蛍光灯)は鼻血がでるほど高価。
苦肉の策として、値段も安く水草も育ち、長期間利用できそうなLED電球(下の写真のもの)を3年前にamazonで購入したのでした。
その電球が今回切れたわけです。
【amazon産植物育成用E26口金LED電球について】
なお、↑こちらのLED電球は、、、
「SPLamp-5w 観賞用植物育成LEDライト E26 小型スポットライト 水耕栽培 室内栽培 一般照明 植物育成用660nmLED使用 白/赤LED E26口金」
というネーミングで販売されていたものです。
購入してかなりの月日(おおよそ5年)経過していますが、先に購入したamazon産のLED電球はいまだ販売され続け、IKEA製のものが販売終了とは。。。
なんとも不思議なものです。
植物育成用ライトが点灯しなければ水草たちにも大打撃なわけですから、当然交換電球を探すことになるのですが、今回は以前家族でIKEAに遊びに行って以来目をつけていた・・・
IKEAの植物育成用LED電球VÄXER(2020/12/20現在:生産終了)
これを購入し取り付けてみたいと思います。
すでに生産終了している品ですが、話は続いていきます。。。
IKEAの植物育成用ライトが我が家にやって来た!
IKEAに行けないならオンラインストアで!
「電球買いにIKEAにいこう!」
・・・と本来なるのですが、
IKEAに行き遊んで帰ってくれば丸一日潰れることは確定的。
とは言え、、、
わざわざIKEAまで行って大急ぎで電球だけ買って帰ってくるのもつまらない。
なのでここは・・・
家にいながら注文できるIKEAオンラインストアで購入してみることにしました。
(なお、結局は実店舗に遊びに行ったほうがいいと後で考え直すことになります。)
数日後早速LED電球が届いたので、今回は開封の儀を割愛し、↓ではこのLEDについてパッケージの紹介から実際のサイズや能書きまでアレコレと紹介してみたいと思います。
寿命25,000時間!?パッケージには正面には情報いっぱい!
そんなわけで、まずはパッケージの紹介となります。
(冒頭写真と同じ) |
IKEAの店頭でもよく見る白くてスラリとした北欧らしいパッケージです。
店内では似たパッケージが多いので気が付きにくいのですが、パッケージ自体も過剰な装飾なくなかなか機能美でかっこいいですね。
まずは正面。
パッケージ左上と右下には植物育成用ライトであることを示しているのか、植物のマークが配置されています。
正面左上には商品名のVÄXER LEDと入っており、その下には消費電力(10W)と記入されています。
さらには、、、
パッケージ最下部黒い部分には所狭しと記号やらマークやらが入っています。
まずは右下からE26。
これは電球の口金(ソケット)のサイズを示しています。
なお、「E」はネジのように締め込むタイプの電球を意味し、26は穴の直径を表してるそうです。
なお、お手持ちの灯具やシェードが例えばE17など別の規格の場合、当然はまりませんので購入する際は要チェックです。
次いでPPF。
これは日本のアクアリウムではほとんど聞きなれない言葉なの、ごん太も調べてみたのですが、これはざっくり言えば、、、
植物目線での光の強さを表しています。
もう少し掘り下げると、植物が効果的に光合成ができる400~700nmの1秒当たりの光の粒子の量を示しています。
この光の粒子をクロロフィルで受け、光合成の明反応が起きるわけですから、当然多ければ多いほど植物は光合成がしやすいというわけです。
その隣の電源マークはLEDを点灯できる回数を示しています。
25,000回燈せるというわけです。
多くのアクアリウムでは1日1回、365日で365回の点灯ですから全くもって余裕があります。
最後にその左隣のランプと時計マークは「寿命」を示しています。
25,000時間寿命があるようです。
仮に1日8時間365日点灯させると2,920時間ですから、こちらもかなりの寿命があるようです。
ただし、水滴や湿気が多い環境での利用ですから当然ですが寿命はそれよりも遥かに短くなることが予想されます。
詳しくは後述したいと思います。
800lmで4000K。
パッケージには書かれていませんが、ここではオンラインストアで表記されてスペックについて紹介してみたいと思います。
まずは光の強さ。
オンラインストアではPPFではなくアクアリウムではよく利用されるlmでその光の強さが表現されています。
その明るさ800lm。
我が家の45cm規格水槽で利用していたGEXパワーIII450は1灯で750lmですから、、、
そこそこ強力な光であることが予想されます。
また色温度は4000K。
電球色が3000K、昼白色が5000Kですから、やや赤みがかった白色といったところでしょうか?。
こちらも詳しくは後半でレビューしていきたいと思います。
その他パッケージ記された注意事項
最後に、パッケージ左右や裏面に記された注意事項をざっくりと紹介しておきたいと思います。
まずは左面。
ところ狭しと英語と日本語の注意書きが書かれています。
アクアで利用する際のポイントのみ抜粋して紹介すると、、、
水滴つけない!
湿度の高いところで使わない!!
うん・・・。
知ってはいましたが、このランプは「植物育成用」であって、決してアクアリウム用ではありません。
間違ってもエアレーションの真上など水滴が直撃するような場所に設置するのはやめましょう!
続いて右側。
使用条件が絵で記されています。
高さ30cmまで、照射半径25cm以内で利用すべしということのようです。
明るさは距離に反比例しますから、スペック通り利用したいならば、ライトとの距離とその範囲には留意すべきでしょう。
軽く実験してみた感じでは幅45cm深さ約30cmの45cm規格水槽には2灯程度必要になりそうな明るさです。
詳しくはレビューパートで述べたいと思います。
最後は裏面。
こちらもなにやら注意事項が書いてあります。
ざっくり言えば、インテリア用の照明としては適していないそうです。
実際にライトの光は赤みが少々あるので、このようなことが表記されているのでしょう。
スペックまとめ
最後に簡単に電球のスペックをまとめておきたいと思います。
【IKEA製植物育成用ライトのスペックまとめ】
・明るさ→800lm(PPF:12µE/s)
(但し、高さ30cm直径25cm)
・色温度→4000K
・消費電力10W
・寿命→25,000時間
・点灯→25,000回まで
そして
・お値段 → ¥999
このスペックでこのお値段!
そんな風に割安感を強く感じさせる値段設定となっています。
じゃあ実際どうなのよ?
ということになるのですが、
次はいよいよい箱から取り出し、ライトを設置していきたいと思います。
さっそく設置してみる!
ライトのサイズは?
さぁ、随分と前置きと能書きについての紹介が長くなってしまいましたので、さっそく設置し、その後に1か月利用してみたレビューを綴っていきたいと思います。
あれこれと↑のようにスペックの紹介し能書きを垂れても、たった一枚の写真の方が優れているときもあるぐらい、、、スペックを元にいくら性能を想像しても、実物を見てみなければ、そして実際に利用してみなければ本当のことはわからなかったりします。
というわけでさっそく設置していきたいと思います。
まずはいままで頑張って来たamazonの植物育成用ライトと大きさの比較。
思いのほかIKEAの電球は大きいようです。
この写真を撮った直後にシェードを手に取り、ソケットにはめようとするわけですが、レンズの大きさとシェードの下端の大きさがほぼ同じであり、ごん太は入るか入らないか若干ドキドキしてしまいました。。。
この記事を読んでくれた人がそうならいためにも、かなりアバウトな測定ですが電球のサイズを紹介しておきます。
・底面のレンズの直径→約9.6cm
・ソケット下端からレンズのくびれが始まる地点まで→約4cm
・くびれからレンズまでの長さ→約5cm
・くびれ上端部の直径→約3.5cm
・ソケット下端からレンズまでの長さ→約8.5cm
なお、ギリギリですがごん太のNZ KS-CXのシェードに収まりました。
点灯確認して設置してみる
それではお待たせしました。
ライトの付き具合を確認をしてみたいと思います。
OFF状態からの、、、
ライトON!!
ぬわ・・・まぶしい。。。。
ごん太が邪悪なモンスターなら思わず退散してしまう明るさです。
さて、800lmといったら、、、
単純比較ですがパワーIII450と同じぐらいの光量です。
当然かなりの光量が水槽用のライトとは違い、1灯1点の電球から放たれることになるので、思ったよりもかなり明るく感じます。。。
とりあえず睡蓮鉢に設置してみました。
今までにない明るさです。
LEDの色の組み合わせは?
アクアリウムをやっている人なら、というよりLEDライトで植物を育てたい人なら、きっと気になるのがLEDライトの色の組み合わせ。
光合成で吸収されやすい赤色のLEDの数や、全体数に対する赤色LEDのバランスが、簡単にユーザー(アクアリスト)でも簡単に見て取れるので、実は所有欲を満たす重要なファクターであったりします。。。
まずはこちらをご覧ください。
この写真明るさを最大に上げて、LEDから発せられる色がわかるように撮った写真です。
LED素子の個数は、、、
白色→7
赤色→5
となっています。
多少赤色が多いような気もしますが(詳しくは後半で色味についてレビューします)、、、
上でも述べた通り、赤色は植物が光合成に利用しやすい色ですから、水草の生長も見込めるのではないでしょうか?
そんな淡い期待をもちつつ、あとは水草たちの反応の見るばかり。
果たして育つか?育たないか?
1か月利用してみてわかったメリット
最後に以下1か月という非常に短い利用期間ですが、そのレビューを記してみたいと思います。
なお、たかだか1か月で育つ育たないということは、はっきりと判断できません。
ですのでこのレビューは今後も頃良いタイミングで追記・更新していく予定です。
※10カ月程度利用して得た利用感をレビュー項目内の一部で追記しました。
なお、このLED電球はすでに生産を終えているので、電球そのものはまだまだ利用しますが、レビューの追記は今回で最後となります。
生産を終え、手に入らないものをレビューしても紛らわしいだけですからね。
(2020/12/20追記)
水草が育つ!
さて睡蓮鉢に入っているのはウィローモスとミクロソリウム・ウェンディロブ。
双方とも生物学上はまったく違った植物ではありますが、とりあえず「陰性植物」に分類される植物でもあります。
なんだ陰性植物なら低光量簡単に生長するでしょ?
と思ってしまいがちなのですが、ところがどっこい、、、
ここで思い出していただきたいのは我が家の睡蓮鉢は無加温ということ。
室内とは言え真冬の水温は10℃を下回るときもあり、ウィローモスでさえその生長は大変緩慢になります。
しかし、このIKEAのLEDランプにしてから・・・
どういうわけか真冬なのにウィローモスのスイッチが入ってしまったようで、
たくさんの生長点がウィローモスにでき、ワサワサと伸び始めています。
今年は暖冬ということもあるでしょうが、基本的に2月のような真冬ではいくら室内とは言え無加温では突然ワサワサとは伸びるようなことはありません。
対してミクロソリウムの方は音沙汰なし。
この差はおそらくは、日本で雑草として帰化してしまうほど低温に強いウィローモスと、自生地が東南アジアで温暖な場所が好きなミクロソリウムの差なのでしょう。
ですので、無加温かつ真冬という条件下ではありますが、低温に強い水草ならば生長が見込めそうです。
もちろん、ヒーターありの環境ではより多くの水草でも生長が見込まれるでしょう。
もちろん、ごん太のレビューはあくまで無加温睡蓮鉢での話であり、実際にヒーターありの水槽で利用していないので憶測の域をでません。
しかしどちらにせよ、、、
たった1か月程度で利用で「このLEDは水草が育つ!すごい!!」
なんて、とてもじゃないですが言い切れませんから、追ってこの記事で追記していきたいと思います。
【10カ月利用からわかったイケア製LEDライトの効果】
2020年の2月~12月まで、約10カ月睡蓮鉢で利用しました。
その経験をもとに改めてレビューするならば・・・
育ちすぎて困るぐらい効果があります。
特に、気温が高く植物の成長スピードが高まる夏場、この植物育成用LEDライトを利用すると手に負えないぐらいのスピードでウィローモスが成長しました。
しかし、水草ばかりでなく・・・
コケ(アオミドロ)たちわさわさと元気よく生え、睡蓮鉢のコントロールが非常に難しくなるほどでした。。。(困惑)
結局、ライトと睡蓮鉢の距離を離すことで、水草の成長とコケの抑制のバランスを取り直せましたが、この植物育成用LEDライトは間違いなく大きな効果があるようです。
現在、再び冬を迎えましたが、ライトを離したことで拡大した照射範囲の中で観葉植物も栽培していますが、、、その子たちもすこぶる元気よく育っています。
1球800lmなのでかなり明るさ、そのサイズごとの必要灯数は?
電球1つで800lm、これがレンズ部たかだか直径10cm程度の内側で発生するわけですから、かなり明るく感じられます。
ただし先のスペックの紹介でも記しましたが、
利用時は高さを30cmほどとり、直径25cmの範囲内で利用すべしという注意書き通りに受け取れば、、、
これ1灯でカバーできる水槽サイズは30cmキューブが限界なのではないでしょうか?。
ちょっと気になったのでごん太の45cm規格水槽に一時的に取り付けアレコレと試してみました。
まずはシェードを水槽ガラス面に直置きしてみました。
(なお、シェードの下端から水槽底面までの距離は33cmとなっています。)
水槽中心部のみに強く光があたり、両端にはそれほど光が届いていません。
実験はまだまだ続きます。
次いでシェードとガラス面の距離を5cm程取ってみました。
(シェードの下端から水槽底面まで38cm)
最初の写真と比べて幾分両端は暗いものの全体的に明るくなりました。
しかし、明るさは距離の2乗に反比例するわけですから、ライトの当たっている部分は多少暗くなったようです。
ではもっと水槽とライトの距離を取ってみると?
最後はシェードとガラス面の距離を10cm程取ってみました。
(シェードの下端から水槽底面まで43cm)
より暗くはなりましたが、なかなか、いい感じで水槽全面を照らしています。
さて、実験から話を戻しまして、このライトの必要個数について。
先にも述べた通り明るさは距離の2乗に反比例するわけで、さらに距離を取れば当たる範囲が広がり、距離を短くすれば狭まるわけです。
つまり・・・
ライトが当たる範囲を広げればその分暗くなりますし、
逆に狭めればその分ピンポイントになりますが明るくなるわけです。
注意書きの30cm以上距離をとり、範囲は直径25cm以内ということ、、
さらに電球1つで800lmであるということ、、、
よくあるアクアリウム用30cmライトがおおよそ500~600lmであるということ、、、、
それらから総合的に考えると、
理屈の上では
(実際には試していませんが)
という前提条件はありますが、
30cmキューブで簡単なら1灯、45cm規格や60cm規格には2~3灯必要という事になるでしょう。
なお、ごん太の環境では・・・
たかだか10l程度の睡蓮鉢に45cm規格水槽用GEXパワーIIIとほぼ同じ800lm。
ですから少々オーバースペックであることがわかります。
お値段¥999!!
本体価格は999円。
植物育成用ライトで、しかも800lmもあり、さらに謎のメーカー製でもなく、れっきとしたIKEAブランドで、たった999円。
いい時代になったものです。
ごん太は初心者のころ先にもあげたKSSの蛍光灯を利用していたのですが、交換用電球が高額すぎて交換できなかった苦い思い出があります。
それとは別の製品でも、同じく初心者のころに安くて高光量だから購入してみたら交換用蛍光管が専用品でライトの値段の2/3もあるような代物だったという憂き目にあったこともあります。
そんなプリンターのインク商法とも言うべき状況に長く置かれたので、やみくもにライトを購入せず、必ず交換用電球の値段や代用品の有無、さらには寿命を確認する習慣がすっかり付いてしまいました。
しかし、代用品とは言えそれが今やたったの999円。
今後の水草の生長具合が判明してからなところもありますが、電球が高すぎてライトが交換できない!そんなことで悩むことはきっともうないでしょう。
実にいい時代になったものです。
ただし送料は・・・
1か月利用してみてわかった:デメリット
ここからは、そのデメリットについて記していきたいと思います。
アクアリウム用ではないということ。
まずはその耐久性について記してみたいと思います。
まず、
ごん太は現在このLED電球を1か月しか利用していません。
ですので、
はっきりとした耐久性は「まだ」わかりません。
ですので、このLEDの「耐久性」も含め何かネタになるようなことが起きれば、この記事に追記していく予定です。
※このパート最後に10カ月利用ではありますがその耐久性について追記しました。
ただまぁ、そんなことを書くためにこのパートを書いた訳ではありません。
このLED先のスペック紹介でもあげた通り、寿命は25,000時間にもなります。
しかし、おそらくはこのスペック通りにはならないでしょう。
というのは、、、
このLED電球がアクアリウム用ではないからです。
アクアリウムまわりの環境は何かと水滴があったり、また湿度が高くなりやすい傾向にあります。
そしてこのLED電球はそのような環境では利用しないことと注意書きがパッケージに記されてれています。
ですから、
アクアリウムで利用するならば、おそらくLEDの素子よりも先に基盤が故障し25,000時間という長寿命は全うできないでしょう。
(それでもごん太の経験上では2~3年は優に利用できるとは思いますが。)
また、、、
さらに言えば、本来であればそのような環境で利用するべきものではありません。
つまり、故障して何かあっても「自己責任」となります。
あくまでも植物用のライトを流用しているわけですから、想定外の使用方法となるわけです。
当然アクアリウムでこのライトを利用して故障や損害が生じても当サイトは一切の責任を負いません。
何事にも自己責任において行動できる人のみ利用すべきでしょう。
【10カ月利用してみて】
10カ月休まず1日8時間点灯させても、ちらつきや点滅、点灯しないなどの故障は現在起きていません。
全く持って問題のない品質だということができると思います。
電球だけなので灯具が必要
当然ですが灯具ないと利用できません。
E26口金の灯具は2000円程度あれば購入できるのでホームセンターでも、チャームさんでも、さらにはamazonでも・・・
どこでもいいので、このライトを使いたいのならば購入しましょう。
そんなわけなので、初めてE26口金をアクアリウムで利用する人はその分出費が増えてしまいます。
そこが残念な点でもあります。
なお、シェードが付いているタイプの灯具は最悪電球と干渉して入らない可能性もありますから、必ず電球のサイズとシェードの内径をチェックしておくことをお勧めします。
色温度4000Kなので赤みが強すぎるかも
今までに載せた写真で気づいた人も多いとは思いますが、このIKEAのLED電球、、、
色温度が4000Kだけあってかなり赤みが強く感じられます。
ここでは、このLED電球(4000k・800lm)とパワーIII450(10000k・750lm)とを比較してみたいと思います。
まずはIKEAのLED電球。
次にパワーIII。
(以前の記事より) |
もちろん光の当たり方の違いもありますが、かなり赤みが強く感じられます。
しかし、そもそもこのLEDは人間目線のインテリア用ではなく、植物が光合成できるように調製してあるものですから、当然と言えば当然の結果です。
ただまぁ、確かに赤みが強く水草も黄色に見えますが、、、
日が傾き始めた黄昏の水槽のような雰囲気が出て、そこまで悪くないとごん太は感じています。
ごん太が赤みが強いライトから生まれる夕焼けのような水景が好きなだけなのかもしれませんが、それでも巷にある植物育成用の赤紫単色のライトと比較すれば、
その水草の色合いはまずまずだと言えるでしょう。
もっとも、色温度12000K程度の青が強くスキっとした光が好きな人には不満足かもしれません。
極小の水槽には明るすぎるかも・・・
いきなりですが、、、
このIKEAのLEDライトですがたかだが10L程度の小さな睡蓮鉢には明るすぎます!!
おかげさまで、、、
真冬だというのに、初夏などで窓からの日差しが強い時に発生するアオミドロが出てしまいました。。。
とりあえずアオミドロは木酢液で駆除したのですが、アオミドロはしつこいですからまた生えてくる可能性がかなり高いです。
なので、ライトと睡蓮鉢の距離を今よりも長くとり減光する予定です。 (距離を離した結果、アオミドロを減少させることができました。)
明るさは距離の2乗に反比例するわけですから、多少距離をとれば簡単に光は弱くなるだろうという目論見です。
極小の水槽で利用する際は注意しましょう!。
なんたって800lmですからね。
送料が高い!だから実店舗へGO!
最後はその送料について。
さてこのLEDライトですが本体価格は安いのですが、IKEAさんのオンラインストアは送料が高いのが大変残念なポイントです。
なんとその送料・・・
各店舗のメインエリア内(近くに店舗がある人) 990円
メインエリア外(近くに店舗がない人) 1290円
沖縄と離島は 3000円
↑の料金は50cm×50cm×60cmの小物類配送ボックス、もしくは3辺の合計が160cm以内のものに限るという条件がついています。
さらに配送ボックス入らないサイズのものや、3辺の合計が160cmよりも大きくなるような家具は3000円也。。。
うーん、、、
ちょっと高すぎる。ちょっと利用しづらい。
ただこのサービス、もともとIKEAの実店舗で商品を購入した人へのサポートだと考えるべきでしょう。
例えばいつもの青い袋では収まりきらない程の小物や雑貨購入したり、、
2段ベッドや大きなクローゼットなどの車に入らないほどの大型家具を購入したり、、
そんな実店舗で困った時に利用してもらえるように展開しているサービスなわけであって、オンラインストアはそのおまけなのかもしれません。
つまり、送料が高いのはこうともとらえることができます
それは、、、
IKEAに行こう!
モデルルームで家具のコーディネートを楽しみつつ、
その北欧ならではの暖かいインテリア酔いしれ、
道中のレストランで料理を食べつつ家族や友人と語らい、
自分の日常もこうであったらとおもい家具や小物を買い、
最後はコーヒーとシナモンロールで一息ついて家路につく。
そんなIKEAでの1日の「ついで」にこのライトを手に取ってみてはいかがでしょうか?。
(最近はコロナ禍でそれさえ難しい場面も増えましたが。。。)
ごん太自身もオンラインストアで購入しましたが、やっぱり実店舗で遊びながら購入すべきだったと若干後悔しています。。。
(なお当ブログはIKEAの回し者ではありません。)
というわけで今回のIKEAの植物育成用LEDライトの話ここまで。
ごん太としては性能が高く手に取りやすいライトですので、園芸や水槽の趣味人のためにも再販を熱望しています。
以上、長文読んでいただきありがとうございました。
(2020/12/20 追記)
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