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2020年3月6日金曜日

GEXパワーIII 450を2台で計1500lmで4年目レビュー

安価で安心してなGEXパワーIII

どうもこんにちは。ごん太です。
ここ数回にわたり水槽のライトについての話が続いています。

前回は・・・

イケアの植物育成用E26口金LED電球のレビューを紹介してみました。

今回もライトのレビューで、ごん太が4年間愛用し続けていた、、、

GEXパワーIIIのレビューをしてみたいと思います。

ざっくりと言うならば、、、

日本の有名メーカー製でお値段も安く水草も育つ。
まさに安心とコスパを両立しているライトなわけです。

そんなGEXパワーIIIをこの記事では詳しくレビューをしてみたいと思います。

まずは我が家にGEXパワーIIIが来ることになったきっかけ述べていきたいと思います。
なお、今回の記事は当ブログ2~3回の長さです。経緯も非常に長くなっております。
お忙しい人は↓目次リンク「2 GEXパワーIIIのサイズと構造、そのパーツ構成」からレビューに直接ジャンプしてくださいね。




GEXパワーIIIを購入することになった経緯


GEXパワーIIIを購入する前はプレコ+陰性植物水槽

ごん太がGEXパワーIIIを購入したきっかけは有茎草の栽培を始めたからです。
それまで我が家の水槽は・・・

アヌビアス・コーヒーフォリア、アヌビアス・ナナプチ、アヌビアス・バルテリー、さらには現在も栽培しているミクロソリウム・ウェンディロフにプテロプス。
おまけ程度にマツモとウィローモス。

つまりは陰性植物主体な水槽だったわけです。
それも栽培が簡単な種類のみのものばかり。

これは当時すでに水槽にはプレコがいたことも絡んでいます。

大食漢のプレコですから、その飼育は水替えにゴミ取りにフィルター清掃と忙しく、とてもじゃないけど水草なんて構ってられない!!というような状況だったわけです。

だけどまぁ、、、
がらんどうの水槽にしましま模様や水玉模様の得体のしれない熱帯の魚が、真夜中にこちらにお腹を向けてガラス面をアグアグしていた日には・・・

「・・・キャーー!気持ち悪い!」

と女性陣の悲鳴が聞こえるのは明らかです。。。

なので、プレコ好きとしては苦渋の決断ではありますが、

水草というオブラートにプレコというマニアックな生体を包み込むことにしたわけです。

気を隠すなら森の中ならぬ、魚を隠すなら水草の中というわけです。



有茎草を栽培することになったきっかけ

さて、話が前後してしまうのですが、実はCO2の添加器具一式をごん太は初心者のころから持っていました。

といいますのは、、、
いまからもう十数年前、ごん太はヘアーグラスの栽培にチャレンジしたことがあるからです。

しかし、それは、初心者らしい初歩的なミスでわずか1か月という短い期間で腐海に飲み込まれ、ナウシカの世界を身をもって体験することになります。
まぁ、、、その話はまた別の機会にでも紹介するとして、
すでにCO2の添加器具を大枚はたいて購入していたわけです。

なので、「プレコを隠すなら水草の中!」という発想が生まれた当時、陽性植物も育つような有力な水草用のライトさえあれば、とりあえず今すぐにでも有茎草の栽培が始められる!そんな状況だったわけなんです。

そんな時に耳にしたのが、ある種の水草は生長速度が強烈で、硝酸塩の吸収が旺盛だという噂話。

大食漢なプレコはどうしても硝酸塩が蓄積しやすい魚なので、日々増え続ける硝酸塩に頭を悩ましていたのですが、、、

CO2は昔買って家にあるし、外部フィルターは日々利用してる!。
あとはライトをそろえて、、、

有茎草に吸収してもらえばいいじゃん!!

という極めて安直な考えが思いついたわけです。



有茎草を栽培するならライトもそれ相応に

そんなわけで一番最初に導入した有茎草が、「ハイグロフィラ」の仲間ことウォーターウィステリアです。
ここからはウォークーウィステリアを選んだ理由にとなります。

さて、ウォーターウィステリアの学名は「Hygrophila difformis

・・・ですから仲間ではなく、まんまハイグロフィラであったりするのですが。。。

そんなウォーターウィステリア含めハイグロフィラの仲間はその旺盛な生長力と強靭な生命力、さらに「新しいソイル」を好むことが相まって、、、
土壌(ソイル)の開拓者たるパイロットプランツの候補として水草アクア界で名を馳せています。
ごん太はそんなバリバリ成長する水草に水槽の「汚れ」を吸収してもらうべく、ウォーターウィステリアを選んだのです。

しかし、育てやすいとはいえなんだかんだ言って有茎草。
実際は水草が育つ波長を含むライトでないと難しいのです。

当時の水槽はE26の電球2灯で水槽を照らしており、1つはインテリア用のLED電球、もう1つは植物育成用LED電球。
この電球2つで45cm規格水槽を照らしていました。

しかし、インテリア用のLED電球の光では水草の栽培は見込めませんし、植物育成用電球の照射範囲にはところ狭しと、葉が大きく身長もあり影を作りやすい陰性植物が植えられていましたから、有効に利用できる光量はとてもギリギリな栽培環境です。

そんな光量ギリギリな状態で、、、

水草の生命線たるライトが、有茎草なんて育つわけない!

という考えに至り、その結果、、、

じゃあ陽性植物も育つアクア用LEDライトを購入しよう!

ということで有茎草をお迎えするにあたりライトを増設することになりました。
今から4年も前のことです。



有力候補は多数でも・・・


さて水草も育つLEDライトを購入することにしたごん太ですが、なんでもかんでも新しいものが好きなのはごん太の非常に悪い癖。

過去に幾度となく目新しい商品に飛びついては、水草が育たず落胆した経験から、以下のような条件でライトを絞ってみることにしました。


  1. 値段が安い
  2. 最低でも2台同時に利用できる奥行
  3. 光量が明記されているもの
  4. 水草用と表記されている物やなるべくスペクトルが表記されているもの
  5. 育った!という信憑性のあるレビューが多数ある物

1、まず、値段が安いこと。
値段が安ければ失敗しても懐が痛みませんし、光量が不足しているのならば2台同時で利用することもできます。

2、次にサイズ。
↑に示した通り、1灯では光量不足の場合、ライトの買い替えのみならず、いま手元にある道具の有効活用する、つまりライトを2台同時利用をすること考えておかねばなりません。
そのためには、それなりに奥行サイズがコンパクトでないと、狭い水槽上部には設置できません。

3、さらには、光量が明記されているもの。
明るさは光合成の速度に直結しますから、当然光量重視でライトを比較します。

ただし、、、(↓に続きます。)

4、いくら光量があっても光合成が促進される波長が含まれてなければ、水草は育ちづらいですから、スペクトルが表記されていたり水草用であることを謳ったライトであることが大切です。

ただしこれだけでは失敗することもあるので、、、

5、おまけに、そのライトを利用して実際に水草が育った!という信憑性のあるレビューが多数あったり、評判になっているもの。

・・・ただまぁ、、、
☆☆☆☆☆ばっかり並んでいるようなレビューは当てにできませんし、
ネット上に時折転がっている極端な机上の空論を信用なりません。
結局は、ある程度ネット慣れしていないと難しいかもしれません。

↑の条件をまとめると、、、

安くてコンパクトで、光量があり波長の良いライトで、さらに本物のレビューと良い評判があるものということです。 >

「そんな素敵なライトがあれば水草が育たないわけがない!!」

というのがかなり乱暴な理屈ですが、あくまでごん太の「当時」の考えだったわけです。

・・・

なお、昨今はライト(光量や波長)もさることながら、、、
CO2や肥料などの添加物に、水質やソイル、さらにはフィルター形式や水流・水圧、時には水温や直射日光など、、、
様々なファクターが複雑に絡み合っておりそれらのバランスが重要だと、「ごん太の考え」も改まっていることを付け加えておきます。
(ライト一辺倒ではうまく育たない時もあるのです。。。)

結局は1つとして同じ水槽はないわけですから、評判の良いライト利用しても期待した結果になるとは限らないのです。

・・・

話を戻しまして、、、

実際にそんなこんなの条件を付けてみると、新興メーカーやブランド品などは全て弾かれ、結局はみんなが良く知っているライト3つまで絞られたわけです。

コトブキのフラットLED、GEXのパワーIII、チャームのアクロトライアングルグロウ。
どれも有名な会社から販売されている水草用のライトです。



フラットLEDではなくパワーIIIにした理由

パワーIIIを購入しようとした随分前の話。 当時も現在と同じようにフラットLEDとパワーIIIがよく水草が育つという評判が多く、すでにライバル関係にあり値段帯ももほぼ同じでした。

トライアングルグロウはその2つと比べると当時はまだ新興勢力なわけだったのですが、その2台よりわずかに値が高い程度(当時の価格)で、約2倍のルーメン。
一目置かれるライトだったわけです。

ただし、アクロトライアングルグロウは瞬く間に話題になり絶賛欠品中。
なので、フラットLED、GEXパワーIIIの2択となったわけです。

そんなほぼ同じ金額、ほぼ同じ光量、ほぼ同じサイズで、GEXパワーIIIにした理由は極めて単純で、、、

光の色温度が好みだったからです。
ただそれだけです。

12000Kと青が強めなフラットLEDに対してGEXパワーIIIは10000Kと少々赤が強め。

両者の違いを端的に言えば↑これです。

ごん太はどちらかといえば、すっきりした光よりも若干暖かみのある光や、赤色の発色が綺麗な光が好きだったので、パワーIIIを購入することにしたわけです。



立ちふさがるヘアーグラスという壁

そんなこんなで、GEXパワーIIIと、押し入れから引っ張り出してきたCO2添加装置によりウォーターウィステリアの栽培はすこぶる順調!。

ただまぁプレコの硝酸塩の対策になったのかと聞かれれば微妙ですが、それでもあっという間に生長が素早く「育てている感」の強い陽性植物のとりこになっていきました。

レイアウトとか水景とかそっちのけです。ただ育てることが楽しいのです。
人間って不思議ですね。

そんな水草ライフ順風満帆なある日、ごん太は満を持して以前大失敗した経験のあるヘアーグラスの栽培をリベンジしようします。

しかし、、、
750lmではやっぱり厳しいヘアーグラス。

もともと多くの光量を要求する水草だということもあるのでしょうが、、、
草丈が短くライトから最も距離が離れ水底に育つ前景草なわけですから、750lmでは栽培は難しいのは目に見えています。
といいますのは、、、

明るさは距離の2乗に反比例するので、

水面付近でライトに近い水草(浮草など)ほど強い光を受けることができ
逆に水底に近くライトから遠い水草(前景草など)ほど光は弱くなってしまうのです、

やはり光量不足気味。
なので、さらにGEXパワーIIIを追加することにしました。
これで2台体制になり1500lmなのです!。

しかし、その後は初歩的なミスが重なり失敗に終わります。
(ヘアーグラスにコケが付いたからと言ってすぐにトリミングしまくってはいけないのです。。。)


が、、、それはまた別の話。

どうして草原とまでは言わないけれど、ヘアーグラスを育てたいごん太は、その1年後に諦めずに3度目の栽培にチャレンジ。
あれやこれやとヘアーグラスの勉強をし直したり、多種多様な陽性植物の栽培経験も増えてからのリベンジとなりました。

その結果は、GEXパワーIIIで今度こそ無事ヘアーグラスは我が家で育ち始めてくれました。
(コケは木酢液で退治すれば良いことに気が付く。)

そんな風にある程度光の要求度合いが高い水草でもGEXパワーIIIを2台利用すればなんとか栽培できていたのですが、、、



1500lm2台体制に見切りをつけたのはロタラの曲がり

そんなこんなで、4年間ほど1500lmという光量のなかでも育つ水草を栽培して楽しんでいたわけです。

そんなGEXパワーIIIの利用をやめることになったのはロタラ・ロトンディフォリアがきっかけです。

このロタラという水草ですが、これが屈光性よく曲がるのです。

その対策の一環として光量を増やすことにしました。いままで欠品中でなかなか手に入らなかったアクロトライアングルグロウについに購入することを決意したわけです。

(結局はアクロトライアングルグロウにしてもある理由でロタラの曲がりは直らなかったんですが。。。)

その過程で、いつぞや記事にした通りパワーIII×2台+トライアングルグロウで3500lmにしたり、パワーIII+トライアングルで2750lmにしたりといろいろやってみたわけなんですが、

今度はコケに悩まされるようになってしまいました。

結局夢の3500lmをあきらめ、いままで約4年間頑張ってきてもらったGEXパワーIIIに別れを告げて、アクロトライアングルグロウ4501台2000lm体制に転換することになりました。

で・・・

そんなGEXパワーIIIのレビューを忘れないうちにネタにしておこう!

というのが、随分と長くなりましたが、今回のレビューを書くことになったきっかけです。
それでは↓の項よりレビューを始めたいと思います。

まずはそのサイズやパーツ構成について紹介していきたいと思います。



GEXパワーIIIのサイズと構造、そのパーツ構成

さて、本来なら開封の儀!と行きたいところですが、しかし、なにしろ4年ほど前に購入したライト。

その当時はまだこのブログは存在せず、当然ネタになりそうな写真も取っておりません。

おまけに、GEXパワーIIIの「箱」も当の昔に捨ててしまいましたから、パッケージの紹介もできません。

なのでここでは粛々とGEXパワーIII本体とそのパーツについて紹介していきたいと思います。

なお、ごん太の水槽は45cm規格水槽ですから、

今回の記事では幅45cmのGEXパワーIII450

をレビューをしていきたいと思います。



本体のサイズ

まずは本体とそのサイズ。
本体はアルマイト加工されているアルミでできています。
つや消しの銀色ですから、どの水槽で利用しても水景より目立つことまずはないでしょう。


GEXパワーIII450本体

本体サイズは幅45.7cm×奥行8.5cm×高さ2.1cm

対して45cm規格水槽の水槽上面は幅45cm×奥行24~28cm。

なのでライトリフトなどを利用して外部フィルターの給排水ハイプを避ければ、ギリギリ3台置ける水槽もあるでしょうが、ものによっては2台が限界のものもるでしょう。

ごん太が利用しているアクアシステムのニューアール450ではライトリフトを駆使すれば何とか3台乗せられそうです。

また、水草で上部フィルターを利用している人はあまりいないでしょうが、GEXのデュアルクリーンで幅12.5cmですから、上部フィルターの場合は1台までの利用が限界と考えたほうが良さそうです。


【補足:パワーIII 600のサイズ】

60cm規格水槽用のパワーIII 600のサイズは以下の通りとなっています。

・幅  → 60.7cm
・奥行 → 8.5cm
・高さ → 2.1cn

なので、奥行が30cmあることが多い60cm規格水槽には、余裕で3台乗せることができるでしょう。



スイッチとコード

次はスイッチと電源コードについて。

さて、このGEXパワーIIIの基盤にはLEDが白、青、赤の3色乗っています。

そしてそれぞれがサイドにある防水処理されたスイッチで別々にON/OFFできる構造になっています。


GEXパワーIIIスイッチ部

すべて同じ色のスイッチですが、左から順に青色LED、白色LED、赤色LEDのスイッチとなっており、全体を覆うようにビニールのカバーが被せ防水処理が施されてあります。
なお↓に示す通り電源は1つですから、各色のON/OFFをタイマーで制御するような芸当はできません。
また、上で紹介したスイッチ類の反対側の側面にはアダプターのソケットがついています。

さて、次はアダプターについてなのですが、そもそもGEXパワーIIIのアダプターは2017より前に製造されたものと現行のものでは物が全く違うようです。
さらに言えば、2017年以前のものは各サイズそれぞれ専用アダプターの可能性が高いです。

なので、

↓の情報は2017年よりも前に製造されたGEXパワーIII450に限ります。ご注意ください。

そんな2017以前製のアダプターはこんな感じ。

GEXパワーIIIアダプター2017より前に製造されたもの

細めのアダプターで、他の電気機器のプラグの邪魔にならないような配慮がなされています。

そんなコードの長さは1.8m。

多少遠くにあるコンセントでも楽々届くでしょう。

アダプターのサイズは大まかに縦3.5cm×横7.8cm×4.8cm。

GEXパワーIIIアダプター2017より前に製造されたものサイズ

実はこれがなかなかのジャストサイズ。
詳しくはレビューで述べたいと思いますが、さっくり言えばアダプターを利用しても上下のコンセントの邪魔をすることはありませんでした。



LEDは白30個、青8個、赤8個(45cm用)

次はライトのLEDについて。
GEXパワーIIIには先に述べた通り白、青、赤の3色搭載されており、それぞれがスイッチで別々にON/OFFできます。

GEXパワーIII450LED配列

ただし、ライト全体で1つの電源ですから、コンセント付きタイマーで各色の点灯時間をコントロールするような芸当はできません。

では各色を別々に点灯した写真をご覧ください。

まずは、白色。

GEXパワーIII白色LED点灯

白色LEDが15個×2列で計30個あります。
次いで↓は青色。

GEXパワーIII青色LED点灯

こちらは4個×2列で計8個。
次いで赤色↓。

GEXパワーIII赤色LED点灯

こちらも青色と同様に、 4個×2列で計8個。
最後は全点灯↓。

GEXパワーIII全LED点灯

45cm用では、白色30個、青色8個、赤色8個の計46個のLEDが点灯します。
この時の光の強さは750lmで色温度は10000Kあるそうです。
(白色のみ点灯時は8500K)

この10000Kという色温度はフラットLED(12000K)と比較すると色温度が低いわけですので、それは「赤みの強い色」とも言うことができます。
詳しくは↓パートで述べていきたいと思います。

さて、話を戻しまして最後にその消費電力について。

その消費電力は12W。(60cm用は17.5W)
LEDライトならではの低消費電力となっています。

とはいえ、最近はアクア用ライトのLED化も随分進み、そのメリットは分かりづらくなっています。



色温度10000Kは赤みが強いのでデメリットなのか?

この記事でもGEXパワーIIIは赤みが強いと書きましたし、多くの他サイトのレビューでもそのように書かれています。

しかし・・・

「赤い」というのはあくまでライバルのフラットLEDと比較した時の話であり、その色味自体はそこまで赤く感じ取れることはないでしょう。

一般的な電球の昼光色が7000Kであり、家庭用電球で言えばおおよそ7000K以上はクール色に該当しますから、それほど赤みが強い色ではないことが、なんとなくおわかりいただけるかと思います。

さらに、
最近なにかと話題だったアクロトライアングルグロウ「昼光色」と同じ7000Kですから、それよりも色温度が高いこのライトは何ら違和感なく利用できると考えるのが妥当でしょう。

つまりは、10000Kという色温度は水槽の観賞に何ら問題のない色味です。

そして、実際利用してみればわかると思いますが、この色味が散々言われているような、GEXパワーIIIの足を引っ張るほどのデメリットでもないです。

ただ、色味の問題は理屈ではなく「感覚や感性」の問題。

いわばYes-No的な好みの問題ですから、それゆえ絵画と同じように気に入らない物に対しては強い拒絶反応が出る人も当然いるでしょう。

ですから、

自分はそもそもどちらの色が好みなのか?赤が強い方が好みなのか?それとも青が強い方がこのみなのか?これは購入前の要チェックポイントでもあります。



ライトリフトが付属しているので夏対策も取りやすい

最後はライトリフト。

これが有るか?無いか?で夏の水温対策のやりやすさがまるっきり変わってきます。

ライトリフトがなければ、金属編みの蓋を自作したり、キャノピーを自作したり、はたまた吊り下げ式にしてみたり手間がかかるのですが・・・

もちろんGEXパワーIIIは専用のものが付属しているので、工作の必要は一切ありませんからうれしい限りです。

GEXパワーIIIライトリフト

ライトリフトによる高さの上乗せは約3.7cm。
夏対策は当然として、3.7cmあるわけですから、ライトリフト利用時は外部フィルターのパイプ類も楽々ライトの下を通すことができますから、ライトを設置する場所も困りません。

そのライトリフトは末端をガラスの縁を挟み込むような凹構造となっており、その存在を隠すような透明なプラスチック製でとなってます。
ですから、プラスチック製品ゆえの野暮ったさはありますが、、、

透明なので無意味に存在感を主張せず、水槽がもたらす水景と非常にマッチしやすいです。

最後にライトリフトの奥行サイズについて。

GEXパワーIIIライトリフト単体

ライトリフトの奥行(↑の写真でいうところのライトリフトの横幅は)7.9cmです。
そして本体の奥行サイズは8.5cm。

ですから、ライトリフトよりも本体の方が奥行は大きいです。

GEXパワーIIIを2台、3台と同時利用する時は、本体の奥行8.5cmを含め考慮する必要がありそうです。

さぁ、ある程度GEXパワーIIIの外面は紹介しましたので、いよいよ詳しいレビューをしていきたいと思います。



GEXパワーIIIのメリット


ここではまず、GEXパワーIIIのメリットを紹介していきたいと思います。
なお、先にも述べた通り45cm規格水槽のパワーIII450をもとにしてレビューしております。



45cm用で4000円!60cm用で5000円!日本のメーカー製なのに安い!!

何と言っても値段が安い!。

これにつきます。
もちろん流用品や激安輸入品には負ける値段ですが、、、

それでも日本の大手メーカー製の良い品質で安心して利用できる商品が5000円以内で手に入るわけです。

安くて安心なものを探している人にはお勧めです。

値段は安い方がいい!でも海外製品はちょっと安心できない!!そんな人にお勧めなライトです。



1灯なら簡単な有茎草まで

「水草用」に作られているだけあって、当たり前ですが水草が育ちます。

以下の育った育たないの話は、もちろん「ごん太の環境では」という但し書き付いた話になりますが、、、


【実際にパワーIII1灯で育った植物】

マツモやウィローモスなどのそもそも栽培が簡単な水草。
アヌビアスやミクロソリウムなどのもともと弱光でもスペクトルが整っていれば育つ陰性植物。
さらにはハイグロフィラの仲間などの弱い光でも育つ陽性植物。

以上がごん太が実際に1灯のパワーIII450での栽培を確認できた範囲となります。

そんなわけで、このパワーIII4501灯750lmですから、栽培環境(CO2や肥料添加の有無、硬度やpH、ソイルの利用の有無)にもよりますが・・・

例えばヘアーグラスなどの生長に強い光が必要な前景草。
ロタラなど強い光が無いと茎が曲がるような水草。
そしてルドウィジアのような強い光で赤色を呈す水草。

そのような強い光が必要な水草では、残念ですがこれ「1灯」では栽培することは少々難しいでしょう。
ただまぁ、値段が安いわけですし、そこそこコンパクトなわけなので・・・

光量が足らないなら2台のせればいいでしょ!!

ということになります。
そんなわけで↓は2台乗せについてのレビューをしてみたいと思います。



45cm規格水槽なら2台併用できる

先にも説明した通り45cm規格水槽の奥行は24~28cm。
対してパワーIIIの奥行は8.5cm

なので理屈の上では2~3台まで同時に水槽の上部に乗せ利用できることになります。
ということは・・・
3台同時利用して750lm×3なので2250lm!!

・・・という非現実的な話は置いておいて、、、
実際にスペースや消費電力、さらには購入費用の兼ね合いで同時利用するのは2台まででしょう。

そんな2台、1500lでどんな水草が育つのかと言いますと、、、。


【2台・1500lmで実際に育った水草】

ヘアーグラスやロタラは若干光量不足の傾向になりますが十分生長します。
ミクロソリウムは陰性植物にもかかわらず活発に気泡を出すようになります。
ハイグロフィラは生長しすぎて水槽の「ご神木」クラスのサイズに育つこともあります。
栽培が極めて簡単なマツモに至ってはあっという間に水面達します。
その他ルドウィジア・フローティングプラントやドワーフ・フロッグピットなどの浮草の栽培も問題なくできました。


もちろん↑はあくまでごん太の水槽での話ですから、あくまで参考程度の話で、必ずしもそうなるとは限りません。

しかし、経験上ですが、750lmでは育たないけど、1500lmなら育つ!という水草が結構あるようです。

また、2台同時利用での大きな特徴としては、1台ずつ購入できるわけですから、今月は1台、半年後に2台目というような、買い増しで光量を増やすなんてこともできるわけです。

結局は、、、

安心安全で品質の良い日本の大手メーカー製のライトであり、、
さらに、自分の興味の拡大に合わせて「買い増す」ことできる安さとサイズであり、、、
そして、多くの水草が栽培できるような「十分な光量」まで確保できる。。。


それらがGEXパワーIIIの強みとなっています。

・・・ただまぁ、フラットLEDも同じ条件なわけなので、かなり双方を比較するとかなり迷うことになるかと思います。

最終的には色温度が決め手になるかもしれません。

そしてそれは個人の感性によるところが多いわけなので、青みが強いほうが好きならば素直にフラットLEDを利用すべきでしょうし、
青みが強すぎるのを好まなければGEXパワーIIIにするべきでしょう。



結局4年間でどんな水草が栽培できたのか?


非常にしょぼい栽培環境でお恥ずかしい限りではあるのですが、参考程度に簡単にごん太の水槽の水草まわりの器具と水質を記しておきます。
多くの水草アクアリストの血や肉になりますように。

【器具】
・水槽サイズ→45cm規格水槽
・フィルター→外部2台
・底床→ソイル
・ライト
・生体→魚十数匹、エビ→十数匹

水質
・硝酸 → 10mg/L
・亜硝酸 → 0mg/L
・GH → 0~4°d
・KH → 3~6°d
・pH → 6.8


次いで、GEXパワーIII450でいままで栽培できた水草たちをまとめて紹介します。


(1灯)
アヌビアス・ナナ、アヌビアス・バルテリー、アヌビアス・コーヒーフォリア、ミクロソリウム・プテロプス、ミクロソリウム・ウェンディロブ、マツモ、ウィローモス、ウォーターウィステリア、ハイグロフィラ・ポリスペルマ・セイロン

(2灯)
セキショウモ、ヘアーグラス、ロタラ・ロトンディフォリア、ドワーフ・フロッグピット、ルドウィジア・フローティングプラント



も手に入る

欲しい商品がすぐ手に入らない。

これほど趣味心を萎えさせることはありません。

そういった小さな心の挫けから、人は簡単に興味を失い、最後には趣味そのものを忘れてしまうことすらあります。

このGEXパワーIIIはかなりメジャーな製品です。
小さなホームセンターの売り場では、もしかしたら売ってないこともあるかもしれませんが、基本的には多くのアクアショップやホームセンターで販売しているのではないでしょうか?。

それでも見つけられない場合は、チャームやamazonさらにはヨドバシドットコムでも販売されいます。

思い立った時にすぐに購入できるのです。

これって、趣味においては意外と大切なことなのです。



各色のスイッチが別々なので時にはムーディーにも

各種ライトを単独で利用するとこんな感じになります。
(なお、↓の写真は分かりやすくするため、パワーIII2台同時利用で写真を撮影しています。)

まずはいつも通り赤白青のすべて点灯の水槽。

GEXパワーIII全LED点灯水景

↑の写真の水草の色をよーく覚えておいてくださいね?。

次は、赤をOFFにして青と白のみ同時点灯。

GEXパワーIII白+青LED点灯水景

少々わかりづらいですが、実際の水槽では水草の色は赤みが抑えられ、全体がすっきりとした印象になりました。

お次は青のみ点灯。

GEXパワーIII青色LED点灯水景

さながら「夜の水辺」っぽくてなかなかムーディーです。
部屋を暗くして水槽をつまみに一杯やりたくなってしまいますね。

お次は赤色のみ。

GEXパワーIII赤色LED点灯水景

こちらはさながら夕焼け水槽といったところでしょうか?。

(ちょっと写真映りが現実とは微妙に違い残念なのですが、実際にはここまではっきりとした赤ではなく、もう少しぼんやりとした陰影がでるような感じになります。)


最後は赤と青を同時ONで紫!

GEXパワーIII赤色+青色LED点灯水景

・・・うん・・・なにやら、、、

アヤシイ。

スドーの蛍光灯エキゾチックロゼを思わせるような色になります。

そんなわけで、、、、

パワーIII1台で時にムーディーに、時にすっきりとした感じに、時に怪しげな感じに水槽をすることができるわけです。

ただしごん太は4年間利用して来たわけですが、、、

あくまでもスイッチ式でありタイマーで自動で色が変わるわけではありませんし、
そもそも水草を栽培することが目的ですから赤も青もそれなりに欲しい波長なわけなので、、、

水草栽培のために常時3色つけっぱなしで利用することが多いでしょう。

単独点灯の機能は、どちらかといえば余興ととらえたほうが無難です。
赤色LEDも青色LEDも、もともとは水槽内をカラーリングするのが目的ではなく、光合成を促進させるものです、水草を育ててこそ意味があるかと思います。

・・・まぁ・・・肉食魚のベアタンクでムーディーな演出をするために利用するのは無きにしも非ずですが、

そもそも光合成を促進させるためのライトですから、水草のないベアタンクでの利用はコケの発生が少々心配です。



ライトリフトは簡単には水槽から外れない

この話はアクロトライアングルグロウの時に話をしたことなのですが、、GEXパワーIIIのライトリフトが凹部で水槽の縁を挟む構造になっています。

なのでライトリフトが何かの拍子で外れて本体が水槽にボチャン!→ライト故障というこはまずありません。

もちろん、ごん太はいままで4年間利用してきて、そのような目に遭ったことはありません。

ただし、デメリットの項目で述べますが、ライトリフトがライトを傾けたときにすっぽ抜けることがあるので、その点は注意が必要です。



日本のメーカーならではの耐久性

こちらもあくまでごん太の環境での話ですが、4年間利用して1つとしてLED素子が切れたことがありません。

ただし、これは大人が普通に利用した時の話。

子供が主体となって管理している水槽で利用したり、
エアレーションの水飛沫が直接当たるような環境で利用したり、、
猫が暖を取るためにライトの上に乗ったり、、、
うっかり誤って水槽の中に落としたり、、、、

そのように多少手荒く扱う状況下では、残念ですがその耐久性はわかりません。
ただまぁライトですから、多くの電化製品と同じように電化製品らしく普通に扱っていれば、そうそう壊れるようなことはないと思います。

というわけで、メリットの紹介はここまで。
次はデメリットつまり欠点についてとなります。



GEXパワーIIIのデメリット


次は欠点について紹介していきたいと思います。


1灯では少々光が弱い


先にも話にあがりましたが、やはり1灯で強い光を要する陽性植物を栽培するには多少無理があります。

1灯で栽培できる水草は、ハイグロフィラのような弱い光でも栽培できる陽性植物と陰性植物、さらにマツモやウィローモスといった簡単に栽培できる水草に限られるでしょう。

それ以上の光量が必要となる水草となると、多少なりとも工夫が必要になるでしょう。


カミハタ ヴォルテスという「蛍光灯」のライバル

また同じぐらいの値段帯には「LED」にこだわらなければにカミハタのヴォルテスという強烈なライバルがいます。
下に軽くスペックを記しておきます。


「カミハタ ヴォルテス」

・光源→蛍光灯(スパイラル)
・光量→1800lm 
・口金→E26
・消費電力→30W
・値段→5000円~6000円


こちらは光源が大きな直管蛍光灯をスパイラルにした電球をシェードで反射するタイプのライトですから、1800lmという数値をそのまま鵜呑みにすることはできませんが、

それでもおそらくGEXパワーIIIよりも昔からあり、「蛍光灯なので水草も育つ」と評判が多く、またヴォルテスのコアなファンも存在します。

当然、、、

「LEDの軟弱ライトじゃぁ・・・水草は育ちませんぜ!!」

そんな言葉に惹かれる人にとっては強力な対抗馬になるでしょう。

ただまぁ、ヴォルテス1灯でカバーできるのはせいぜい30cmキューブですから、45cm規格水槽1台で利用するのは少々厳しく、
パワーIIIのように複数台同時利用になるかと思います。

そうなった場合、
2台となると消費電力60W、3台では90W・・・・
おまけに3台の電球の交換も含めると・・・

ヴォルテスは少々ランニングコストが高く、LEDを利用したGEXパワーIIIに分があるでしょう。

逆に言えば、ランニングコストを差し引いても、それでもなおヴォルテスには根強いファンがいるわけです。



2台乗せのデメリット

1台で弱いなら2台乗せればいいじゃない!!

そんな風にコンパクトゆえに買い増しで光量増やせるのがパワーIIIのいいところですが、2台利用でもデメリットがあります。

まずデメリットとしてあげられるのが、2台乗せると水槽上面ほぼ2/3を塞ぐわけですから、かなり邪魔です。
(60cm規格水槽では半分程度)

特に直接乗せている場合は、魚に餌を上げるにも2台外してからでないとガラス蓋が外せないわけですから、これが結構面倒です。

とはいえライトリフト使用時に限ってですが、パワーIIIのライトリフトはガラス蓋を乗せられる構造にもなっていますから、ライトリフト利用時に限りですが、ライトを外さないでもガラス蓋を外すことができます。

なので、使いようによってはそれほどデメリットは感じることはありません。

とはいえやっぱり2台揃えると、、、

お値段8000円(60用なら10000円)
消費電力24W(35W)

うーん・・・。

例えばライバルのアクロトライアングルグロウ450がお値段8000円で消費電力19.6Wの2000lmです。
(60用ならば、10000円で29.4Wで3000lm。)

なので、たしかに1台1台別々に購入でき、後付けで光量を増やすことができる利点はありますが、、、

後先考えてよくよく検討してから購入したほうがいいかもしれません。
というよりアクロトライアングルグロウの値段設定と光量が絶妙なかもしれません。

ごん太場合ですが、、、
パワーIIIを計2台購入し8000円を費やし、
さらにそのあとアクロトライアングルグロウ=8000円を購入したわけですので、、、

計16000円もライトだけで費やしていることになります。


そして、、、

16000円にもう2000円足せばADAのアクアスカイGが買えてしまいます。。。。

ぐふっ。。。

ですから、より強い光が必要であったり、栽培の難しい水草を栽培しようと画策しているのであれば、

アクロトライアングルグロウを選択したほうが余計な出費がかさまずに済むのかもしれません。。。

ただまぁ、

「魚が暗くてかわいそう!」から始まり、、
「ホムセンで買ったマツモを元気よく育てたい!」を挟み、、、
「一面ヘアーグラス」の水草水槽に憧れ・・・

気が付けば

「ライトもCO2添加装置も液肥も外部フィルターも全部揃っている・・・」

そんな予期せぬステップアップが見込まれるのがアクアリウムという恐ろしい趣味ですから、、、

そこを踏まえればやっぱりパワーIII×2灯というのは「水草うんぬん」ではなく、、、

アクアリストという人種の現実に、パワーIIIは則しているような気もします。。。

いきなり8000円やら16000円やらのライトを買ったら家族の目が冷たいですしね。



アダプターが意外と邪魔!その対策法は?

デメリットその2。
アダプターが意外にも邪魔になります。

水槽台の背面部の穴を通したり、狭い水槽台内の取り回し時に他のコードやホースにひっかかったり・・・

2台同時利用ならなおさらのことです。

またアダプターゆえにタイマーなどの特殊なコンセントをもつ器具にもうまくはまらないこともあります。


※ただし、製品紹介の部分でも述べた通り現行のものと2017年より前に製造されたものではアダプターの形状が違うので、残念ながら現行のものではどうなるかはわかりませんが、少なくとも2017年よりも前に製造されたアダプターでは、、、


という非常に長い前置きが付きますが、

マルチタップや壁のコンセントなど、アダプターが邪魔で上下のコンセントが利用できない!ということはなさそうです。

GEXパワーIII450アダプター(2017以前製)をマルチタップに2本差し

↑の写真ではコンセントを2つもつタップにパワーIIIのアダプターを刺してみました。
こんな風に、上下干渉せずアダプターを刺すことができます。

とはいえ、「やっぱりアダプターが気になる!」

そんな人もいるでしょう。

そんな時は100均で売っている50cm程度の延長コードをアダプターの先に接続するだけ。

大変大雑把な方法でお恥ずかしい限りですが、これでコンセントまわりをすっきりさせることができます。



ライトリフトがすっぽ抜けやすい

パワーIIIのライトリフトは凹構造でガラスの縁を挟んでいるので水槽から外れることはありません。

ただし、、、

ライトリフトと本体との接続具合が少々厄介です。

というのも、ライトリフトをライト本体に差し込むレール部分がややゆるいせいか、ライト本体からスルっとリフトが外れてしまうことがあるからです。

特にライトを水槽から取り外すような時に、この時に本体を縦にしたり斜めにしたりすることが多いのですが、そのような場面で外れやすい傾向にあるようです。

ごん太もライトリフトなら何回も水槽に落としたことがあります。

そんなわけで、比較的起こりやすいアクシデントなわけです。
しかし、これも対策方法が出回っていまして、
ライトリフトの本体接続部外側と内側に輪ゴムでも引っ掛けて置けば、外れることもなくなるようです。

GEXパワーIIIのライトリフト滑り防止策

ただまぁ、ゴムが劣化して溶けて張り付くような気もします・・・

そんなわけなので、、、
ライトリフトなら落としても大惨事にはならないわけですから、ごん太は↑の対処方法は利用しておりません。

・・・

というわけで、デメリットはここまで最後に総評をしたいと思います。



4年間利用してみて

ライトは長期間利用するものですし、そもそもアクア用グッズのなかでは高価なものです。

ですから、やっぱり「ハズレ」が無くて品質が良く、そして安価であるものがいいですよね。

さらに言えば、安心安全は当たり前で耐久性があり、欲を言えば消費電力などのランニングコストが安いものがいいわけです。

おまけに、多少なりともサイズが小さく小回りが利き、簡単に光量が増やせるような拡張性がある方がよいわけです。

そんな特徴を持つのがGEXパワーIIIというわけです。

確かに1灯あたりの光量は低いので高光量を要求する難しい水草には適しませんが、

いつも、あれやってみたい!これが気になる!それ美しい!!という移ろいやすいアクアリストという人種にはぴったりなライトです。

というのはGEXパワーIIIはコスパがよくコンパクトで簡単に光量を増やせるわけですから、↑そんな風に現在進行形でステップアップ中のアクアリストさんの計画に柔軟に対応できるわけです。

ですから、、、


  • アクアリウムを始めたばかりの初心者さん
  • とりあえず水草が気になるこれからアクアを始めたいと考えている人
  • 最終形は分からないがとりあえず水草が育つライトが欲しい人

アクアリウムという趣味が現在進行形で深まりつつある人におすすめなライトです。

GEXパワーIIIなら水草も育ちますし、他のライトとも併用できますから、持っていても損にはならないはずです。


というわけで、今回はここまで。
長文読んでいただきありがとうございました。

(更新:2020/10/20)

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