PET素材に四苦八苦。水流を弱める排水アクセサリを作って失敗!
どうも、こんにちは。ごん太です。
さて、前回は、、、
隅々まで洗えるプラスチック製CO2ディフューザーのレビューをしてみました。
今回も同じく水草関係のネタではありますが話が少し変わりまして、、、
黒ヒゲ苔対策の一環として水流を弱める排水アクセサリを自作したので、その紹介したいと思います。
ようするに↓の写真のような、エーハイムのナチュラルフローパイプのような機能を持つものを、100均のPETビンから自作した様子が今回のネタというわけです。
しかしまぁ、なんというか、、
この話、はっきり言いまして「失敗談」です。
と言いますのは、、、
数か月前に排水アクセサリと自作して失敗し、記事として、どうにもこうにもならずお蔵入りしていたネタなのですが、、、
せっかくGWも近いのでなにか工作心をくすぐるネタを!
ということで急遽書き起こした次第です。
そんなわけなので、
【当記事を読むにあたり】
今回の記事通り【キチン】と自作すると、【キチン】と「失敗作」ができます。
当記事を読んで、これからのご自身の工作の参考にしていただいたり、また、おバカな話としてお楽しみいただけたら幸いです。
それではまずはそんな自作をすることにした経緯から話していきたいと思います。
なお、当記事は長くなっております。
お忙しい人はサイト内リンクの次の目次にあるリンクよりジャンプし、お好みの項目に飛んでくださいね。
また、水流を弱める排水アクセサリの自作成功編をお探しの人は↓のサイト内リンクよりご覧ください。
【サイト内リンク】:水流を弱める排水アクセサリ(成功編)
排水アクセサリを自作することにした経緯
水草水槽には強い水流と水圧は好ましくない理由
さて、ごん太の水槽は水草水槽でありながら45cm規格水槽に60cm規格水槽用外部フィルターが2台ついています。
と言いますのは、この水槽には大食漢で水流を好むプレコ様がいらっしゃるからです。
しかし、、、
水草水槽に強い水流や水圧はあまり好ましくありません。
それはなぜかと言いますと、、、↓
【水草で強い水流が好ましくない理由】
- ソイルがえぐれてしまう
- せっかく植えた水草が水圧でほじくり返される
- 台風時の木々の様に水草が水流になびいて水景が台無し
- 水面が波立ことでCO2が逃げてしまう
- 黒ヒゲ苔の原因となる
と実に様々なり理由があるのですが、
↑の一覧の中で最も留意すべき点はアンダーラインを引いた通り・・・
やはり黒ヒゲ苔です。
水の流れが大好き?黒ヒゲ苔の付きやすい場所はどんな場所?
ごん太の今までのアクアリウムでの経験上の話になるのですが、、、
どういうわけか黒ヒゲ苔は水流や水圧がある場所を好むようです。
【黒ヒゲ苔が生息場所として好む場所とは?】
- 排水パイプのふち
- エアチューブ
- 電源コード類
- キスゴムの外周
つまり、
局所的に水流や水圧が強い、もしくは水流の境界ができるような場所を黒ヒゲ苔は生息場所として好みます。
しかし
たとえそのようなブラスチックでできたパーツ類に黒ヒゲが付着したとしても、、、
スポンジでゴシゴシととればいいだけですから、ほとんど大きな問題にならないわけです。
が、、、
スポンジでゴシゴシと清掃できない場所に付着するとかなり困ったことになります。
具体的には・・・・
水草の葉や茎。
とくに水流の境界面ができる水草の外縁や茎は、プラスチックと違い侵食しやすい有機物であることも相まって黒ヒゲ苔の標的になりやすいのです。
また、水草に黒ヒゲ苔がついてしまったら木酢液スプレーもしくは、トリミングで葉ごとコケを除去するという対処をすることになるのですが、、、
残念ではありますがどちらの方法も水草の調子を崩しかねないので、頻回にできる方法ではないです。
しかし、増殖期の黒ヒゲ苔は1日1日と日を追うごとに生息範囲を広げていくわけですから、そうこうしているうちに、、、
黒ヒゲを抑えきれなかった水草が感染源となり、周囲の水草たちの葉から葉へと黒ヒゲ苔が飛び火していく!
そんな悪夢のような状況が起きるわけです。
黒ヒゲ苔を蔓延させないためにも
そんなわけなので、黒ヒゲ苔を増やさない抜本的な対策が必要となります。
水槽内に硝酸塩が蓄積しないために水替えを頻回に行ったり、その硝酸塩の原因たる餌の量を減らしたり、硝酸塩ではなくリンに着目し時に吸着してみたり、、、、
昔から今に至るまで実に様々な対策方法が模索され提案されています。
しかし、残念ではありますが特効薬はないのが現状です。
そんな様々ある黒ヒゲ苔の原因療法の1つに
「水流を減らす」という方法があります。
これは先ほど記した通りですが、
「黒ヒゲ苔の好む強い水流や水圧を弱められれば、その勢いを抑えることができる」
という考え方に基づいた方法となります。
とはいえ、、、、
安直に、水流や水圧を弱めるためにダブルタップを絞るという方法は、ろ過する水量が減るわけですからろ過性能の低下と、絞る場所によってはフィルター故障の原因となります。
ですから、【フィルター本体で】水流を弱めるのは、正直あまりお勧めできない方法です。
そうなると、
なるべくフィルターの通水を落とさずに、水流水圧を弱めたい!
・・・というのが今回自作した排水アクセサリの目的であり、そして失敗するわけです。
なお、その目的に則り以前作成しうまくいったときの話が冒頭で紹介したリンクとなります。
自作排水アクセサリ2号を作ることにした理由
・・・というわけで、以前同じような排水アクセサリを自作したわけなのですが、
それから2年経過していよいよ自作排水アクセサリはコケまみれ汚れまみれ。
水槽から出して大掛かりなメンテナンスが必要です。
とはいえ、外してしまえばその期間水流は強いまま。
せっかく抑え込んでいる黒ヒゲ苔が蔓延してしまえば何のためのメンテナンスだかわかりません。
なので、急遽代役の2号を自作することになったわけです。
話が長くなってしまいましたが、ここまでが経緯となります。
注意事項など
工作と自作品の利用に関して
まずは自作やDIYにあたりまして、いつもの注意事項となりますが、、、
工作と自作品の利用は必ず自己の責任において行ってください。
工作時に手を怪我してしまえば、、、
水替えができず多くの魚たちを危険にさらしてしまいます。
また、アクアリウムは生命を扱う趣味であり、
さらに言えば、水槽環境自体同じものが1つとありません。
そのような趣味なわけですから、
ごん太の環境では問題なくても貴方の環境では大いに問題があるという場合が十分にあり得るわけです。
当然場合によってはご自身なりにカスタマイズする必要があるかもしれません。
ですから、、、
当サイトを含めネットに書いてあることを鵜呑みにせず、必ずご自身の水槽をよく観察しながら自作品はご利用ください。
アクアリウムは生物系の趣味です。
(と、、、ごん太は考えています。)
ネットや本に書いてある理論や理屈よりも、「貴方の目による日々の観察」と、そこからの理解が一番大切なのです。
この記事は【失敗談】です
また、何度か申しました通り、、、
この記事は失敗談です。
同じように自作すれば同じように失敗します。
ですから、あくまでも単なるネタとして楽しんでいただいり、、、
自作の参考にするにしてもイマジネーションを膨らませる程度に留めておいてください。
一応失敗した理由を記事後半に記事に記してありますので、ごん太としてはそれをヒントにより良い物を自作していただければ幸いです。
・・・
そんないつもの脅し文句の注意事項はここまでにして、次のパートは自作の際に利用した道具の紹介をしていきたいと思います。
今回の自作で利用した道具
それでは、まずは道具紹介をしていきます。
道具一覧
まずは利用した道具・材料の一覧となります
- PET製容器 ← 失敗した最大の理由
- 金鋸(+プラスチック用の刃)
- 電動ドリル&ドリルビット(3mm、6mm)
- 紙やすり(#120)
- プラモデル用棒やすり(丸型)
- ニッパー
- マスキングテープ
- マジック
- メジャー
- ビニタイ
- キスゴム
↓のパートでそれぞれ詳しく述べていきたいと思います。
PET製の容器
今回はダイソーに置いてあったPETでできた瓶を利用しました。
PETはプラスチック素材の中でも柔軟な素材なので、ハサミやカッターで簡単に加工できるのですが、、、
今回に限ってはその柔軟性が裏目にでてしまいました。
その理由は後半の工作パートで紹介するとして、工作にあたっては、
アクリルやポリスチレンなど硬いプラスチックでできているものが望ましいでしょう。
金鋸(+プラスチック用の刃)
PETでできたビンのネジ部を直線的にカットするのに、今回はプラスチック用の刃を取り付けた金鋸を利用しました。
先にも述べた通りPETは柔らかく切断しやすい素材ですから、金鋸が無くてもカッターなどで十分代用できるでしょう。
と言うより、
切断面が綺麗に仕上がるカッターの方がいいでしょう!。
詳しくは工作パートで述べます。
電動ドリル&ドリルビット(3mm、6mm)
こちらはPETのビンに大小様々な穴をあけるのに利用しました。
今回の工作では穴をあける数が多いですから、なるべくならば電動ドリルを利用することをおすすめします。
ピンバイスでも問題はありませんが、手作業ですから「気合」が必要です。
電動ドリルは穴あけもさることながらネジを締める・緩めるのにも利用できるので、、、、
組み立て家具の作成時や自転車の修理メンテナンス時にあると非常に時間短縮ができますから、週末にIKEAやホームセンターに遊びに行くように人は1つ持っておく何かと便利でしょう。
最近は廉価な製品が出回っていますしね。
ただし、ドリルでペットボトルに穴を開けるのは後述します通りお勧めできません。
今回の記事の要改善ポイントとも言えます。
ニッパー
電動ドリルで開けた穴をつなげるために利用しました。
いわゆるミニ四駆の肉抜き方式で、PETビンに大きな穴をあけていきます。
ただまぁ、、、
本来なら硬いものを切断する道具ですから、柔らかいペットボトルには少々不向きだったかもしれません。
こちらも今回の要改善ポイントです。
マスキングテープ&マジック(油性ペン)
穴をあける箇所の下書きをするのに利用しました。
マスキングテープで穴をあけする場所を広範囲に覆い、その上からマジックで印をつけるというように、下書き時に利用します。
しかしまぁ、、
PET素材に文字が書け簡単に消せるような方法ならばなんだってかまわないでしょう。
裁縫用メジャー
穴を等間隔に開けるために利用しました。
今回は円柱状のビンに穴をあけていくわけですが、プラスチックや鉄製の定規では局面に沿わず、長さ測るのが不適切です。
なので、裁縫用のメジャーを利用したわけです。
紙やすり(#120)
かなり粗い紙やすりです。
ごん太は木工用にと思ってストックしていたものなのですが、急遽出番が回って来ました。
その理由は、、、
こちらも工作パートで紹介したいと思います。
プラモデル用棒やすり(丸型)
電動ドリルで開けた穴を成型するのに利用します。
穴自体比較的小さいので、今回ははプラモデル用のものを利用しましたが・・・・
とまぁ、、、
なんとも失敗フラグが立ちまくっている道具紹介となっております。。。
さぁ、そんな道具(と失敗フラグ)紹介ははこれくらいにして、実際の作成手順(但し失敗する)を紹介していきましょう!
PETビンで排水アクセサリの工作手順&失敗談
というわけで、お待たせしました。
ここからはその工作手順と失敗した話。つまり本題となります。
PETの瓶から蓋をはめ込むネジを切断する
今回はPET製のビンを加工して水流を弱めるアクセサリを作るわけなのですが、、、
「ビン」として販売されているわけで当然蓋もついてくるわけです。
自作後に、「ビンから作った!」と連想できる雄ネジが付いていたら何かと水景によろしくありません。
ですから、なにはともあれまずは蓋をはめ込むネジを切断することにしました。
道具パートで紹介した金鋸の出番です。
プラスチック用の刃を取り付けた金鋸で、ざくざく切断すること数分、、、
↑若干荒っぽくバリが多くはありますが、直線的かつ短時間で切断できました!!。
「できました!」なんて、さも成功したように言ってみましたが、実はここからが失敗のオンパレード、PETビンとの闘いとなります。
バリを取る・・・しかし・・・(失敗談)
さて、↑の写真のように切断しっぱなしの状態ではギザギ(バリ)で手を切り流血沙汰になることは火を見るよりも明らか。
よって、【いつものよう】に紙やすりでバリをこらまたザクザクと取っていきたいと思います。
ザクザクっと・・・取っていきたいと思います!。
そう!ザクザクっとね。。。
ザクザクっ・・・と・・・
・・・取れ・・ない・・・だと・・・?
取れない!バリ全然取れない!!
ぬわーーん!(涙)
紙やすりを何度かけても綺麗になる気配がありません!!
そうこれが、PETというプラスチックの問題点。
バリが全然取れないのです。
つまりは、、、
PETは柔軟な素材であるがゆえに、特に今回の素材のように薄いと、やすりがけをしてもまったく削れないのです。
最初はプラモデル用の#600の紙やすりで丁寧にバリ取りをしていたのですが、、、
それでは全く削れず、丸一日かかってしまいそうなことに気が付いたごんた。
慌てて物置から木工用にとストックしてあった#120でゴソっと削ることにしましたが、、、それでも根本的な解決にはならず、出来上がりは↓の通り。
必至に20分程度やすりがけしても、切断面がなんともテキトーな感じ。
かなりがっかりです。
この時点で今回の自作に対するごん太の心は、完全にぽっきりと折れてしまいました。
特に大きい場所ならハサミやカッターで綺麗にバリ取りできますが、細かい箇所のバリ取りは大変面倒です。
ですから、、、
今回のような自作をする際は、薄くて柔らかいプラではなく、なるべく厚くて硬いプラスチックでできた容器から自作することをお勧めしたいと思います。
そうすればバリは綺麗に取れますし、やすりを利用して美しく整形することもできるでしょう。
・・・
そんなこんなで、作業中終始切断とバリ取りの際に失敗に見舞われ続けることになります。
結果、非常に完成度の低いものが出来上がるわけです。
それが、今回の話を一度はお蔵入りにしてしまった理由です。
しかしまぁ、せっかくここまで加工できたので工作とその紹介は続けていきたいと思います。
排水パイプを通す穴の下書き
次は排水パイプを通す穴を開ける箇所に下書きをします。
今回はエーハイムの12/16ホース用オーバーフローパイプ2本を、この排水アクセサリに接続する予定です。
基本的に下書きできれば何でもいいのですが、今回はマスキングテープを張った上にマジックで下書きしていきたいと思います。
まずは、マスキングテープでビンを半面を覆ってから、、、
チャっチャっチャっ・・・っと、簡単ではありますが下書きしました。
うん・・・かなりいい加減。
(もう半分破れかぶれです。)
曲面に対して角度をつけてパイプを接続したかったので、こんな感じの楕円となりました。
詳しくは後ほど写真でご覧いただきたいと思います。
排水パイプを通す穴をあける
下書きが終わったら、次はパイプを通す穴をあけていきます。
ここではミニ四駆の肉抜き方法で排水パイプを通す穴をあけて行きたいと思います。
まずは3mmドリルビットを取り付けた電動ドリルで穴あけます。
片方の切り抜き部分に対して15か所ほど、双方で30か所ほどドリルで穴をあけました。
そして、、、
この小さな穴をニッパーでつなげて、、、
さながら覆面レスラーのようですが、こんな感じの楕円形の穴を2つ開けました。
そんな風に楕円の穴をあけたおかげで、↓こんな風に、、、
穴に対して排水パイプを角度付けて入れることができました。
今回この排水アクセサリに通すパイプは1つではなく2つ、それも2本へ移行に通す予定なので、曲面に対して角度が付いた状態でパイプを通すことにしたわけです。
(次の次のパートで実際に排水パイプ2本と接続している写真が出てきますので、そちらを見ていただく方がよりわかりやすいかもしれません。。。)
なお、通す排水パイプが1本の場合は、ど真ん中に楕円ではなく「普通」の円形の穴をあければ問題ありません。
またまたバリを取る
そんなわけで、またまたバリを取っていきたいと思います。
やすりは先ほどと同じく#120の紙やすり。
もう失敗ネタな話はしてしまったのでここでは淡々と紹介していきたいと思います。
こちらも20分程度必死にやすりをかけて、、、
やっとこさこんな感じ。
やはり薄いPET素材を利用したのは失敗。
その証拠に20分もやすり掛けしたのに、マスキングテープを取ると、、、↓
なんともギザギザで美しいとはいいがたい切断面があらわれました。。。
とはいえ、すでに心は折れているので、あとは淡々とゴールを目指して工作するばかりです。
今回はゴールさえすれば、一先ずそれでいいのです。。。
水槽の排水パイプにはめてみる
さてさて次の作業は、本来ならばここでビンに水流を弱めるパンチボード状の穴をあけて行くわけなんですが、その前に、、、
仮設置してみたいと思います。
すでに失敗しているわけなんですが、水槽に設置してある2本のオーバーフローパイプにはまらなければ、これ以上この自作品に時間をかけるわけにもいきませんからね。
結果、残念ながら切断面がテキトーなのでピタっ!という感じではなく、ガサっという感じでありますが、何とかはまりました。
どんな感じにはまったかというと、ますは上から見ると、、、
うん♪
上から見る限りなかなかよさそうです。
んが、、、水槽前面から見ると、、、
やはり先ほど開けた穴が歪で妙に目立ちます。
・・・
そんなわけで、完成度は低く失敗品の領域に足を踏み入れている排水アクセサリの自作ですが、
水流を弱め、外部フィルター2台で使えるという最低条件だけはなんとかクリアし、工作を中止する機会を逸してしまいます。
結果、、、
ここまで来たからには工作を引き下がれないが、失敗であることが目に見えているので喜び勇んで工作したくないという、なんとも変な心理のもとで工作は続いていくことになるのです。
(あぁ、この辺でやめておけばよかったなぁ。。。)
パンチボード状の穴を開けるための下書き
さて、↑の写真の状態でもある程度水流が弱まっているので、一見そのまま使えそうではありますが、このままでは、、、
「じゃぼじゃぼチャポチャポ」と水音が非常にうるさいです。
これは排水アクセサリの中で水が激しくぶつかり合った結果、水が水面まで飛び出したことで、その落水音がじゃぼじゃぼとするわけです。
なので、カップから水槽へと水がスムーズに流れ、拡散するように穴をあけていきます。
が、、、その前に下書きです。
今回は、オーバーフローパイプからの水流の進行方向(前方)に黒ヒゲ大好物のヘアーグラスがあるため、
水流を水槽ガラス前方方向ではなく後方に逃がすために、排水アクセサリの背面とその左右に穴をあけて行きたいと思います。
まずは、いつものようにマスキングテープを張り付けて、その上から間隔がだいたい1cmになるように穴の位置を下書きをしていきます。
なお、ビンは円柱、その側面は曲面ですから、穴の位置を定規で決めるのが大変難しいです。
なので、
道具編でも紹介した通り穴の位置を等間隔にしたい場合は裁縫用のメジャーなどを利用すると便利です。
ただまぁ、フィーリングでやってしまっても問題はないでしょう。
(途中で面倒になりフリーハンドでやっつけ仕事になったのは秘密。)
実際に下書きすると、、、
こんな感じなりました。
点が小さく見づらくて申し訳ないですが、青の点が穴をあける箇所というわけです。
パンチボード状の穴をあける
そんなわけで、↑の下書き通り、穴をあけて行きたいと思います。
今回はひび割れを避けるためまず3mmの下穴をあけて、その後6mmのドリルで拡張するという手法を取ることにしました。
まずは3mmのドリルで穴をあけると、、、
この段階で、すでにわかるのですが、やはりバリが気になります。
そんなことはさておき、さらに6mmのドリルで穴をあけ、マスキングテープをとり外すと、、、
そこには不規則に開いた穴と無数のバリが、、、、、。
しかし、ここで完全に心が折れて諦めてしまっては、いつまでたっても排水アクセサリ1号の清掃(=今回の目的)ができないので、兎にも角にも完成を目指すことにしました。
またまたまたバリ取り
とはいえ、当然バリで手を傷つけるわけにもいかないので、この無数の穴のバリを取っていきたいと思います。
さすがに穴のサイズが小さいので、ここだけはプラモデル用丸形の棒やすりのお世話になりました。
ゴシゴシ・・・
ゴシゴシ、、、、と30分以上格闘して
なんとか怪我しない程度までには落とすことに成功!。
しかし、近くで見てみると、、、
やっぱりバリだらけ。
しかし、ここでバリ取り完全にギブアップです。
これ以上やってたら気持ちが持たない。
幸いにも柔軟性があるため、バリがポロポロと落ちるようなこともなかったので、とりあえず今回のバリ取りはここで目をつむることとしました。
但しバリは残っているので、手を怪我する危険性が十分ありますから、取り扱い要注意な自作品になりそうです。。。
ビニタイ&キスゴム固定する
さて、この自作排水アクセサリですが、一応12/16ホース接続用オーバーフローパイプが入るよう穴をあけてあるのですが、その接続はあくまでも穴を通すのみで、十分に固定されていません。
なので、、、、
ビニタイとキスゴムで水槽に固定できるよう手を加えたいと思います。
まずは、、、
こんな感じでビニタイを長めに切りとり、穴に通し折り返します。
次いで、2本になったビニタイをグリグリとネジり1本にしていきます。
そして、自作品に排水パイプを通し、水槽の縁でビニタイをUの字に曲げます。↓
最後に水槽側面に張り付けたキスゴムにビニタイを通し、その部分で再度ビニタイを最初とは逆方向にUの字に折り返し、キスゴムで止めたら、、、
できあがり!!
1か月程実際に利用してみて・・・その使い心地とさらなる「2つ」の失敗
2つの失敗点
そんなこんなで、この排水アクセサリを1か月程利用してみました。
実はすでに排水アクセサリ1号のメンテナンスは完了しているわけなんですが、なんだかんだい言って現在も利用しています。
さて、改めてこの排水アクセサリの最大の失敗について言及すれば、それはPET素材ゆえにバリを取りづらいことです。
実際これにかなりの時間が費やされています。
ですので、なるべくバリの出づらい硬くて厚い素材を利用することをごん太としてお勧めしたいと思います。
しかし、、、実はもう1つ失敗があります。
それは、排水アクセサリ内側の体積が小さいことと、そもそも外部2台で水流が強いこと、さらには穴の数が少なかったことも相まって、、、
チャポチャポと排水アクセサリ内で水が乱れ、その落水音が少々気になるのです。
落水音がするという事は、いくらかCO2も逃げていることでしょう。
対策としてはおそらく前面にも穴をあければ、いくらかましになるとは思います。
また、1か月という比較的短い期間ではありますが、ライトからの強い光で排水アクセサリの底面が白色に劣化してきたようです。
現状パリッ!と割れてしまうような気配はありませんが、早め早めに撤去したほうが良さそうな気配はあります。
その後、劣化が進み随分と白色になたったため、外部フィルターを2台→1台に変更したのを機に撤去しました。
やはり薄い素材なことと、ライト直下であることが原因で劣化が進みやすいようで、我が家では3~4カ月の活躍となりました
(2020/10/31 追記)
それでも、なんだかんだで1か月利用している理由
そんなわけなので、前回作成したもののほうが静音性と耐久性は高いです。
とはいえ、こちらもこちらで前回の自作品よりも優秀な点があります。
それは、、、
今回自作した方が水流を弱める力が強いからです。
というのは、、、
前面に水流が逃げない事に加え、アクセサリ内で上方向にも水が飛び出ること水流が弱まり、結果として水流を前回の自作物と比べて弱められているようです。
そんなわけなので、、、
ヘアーグラスや他の水草に付着する黒ヒゲ苔の量は明らかに減少しました。
なので、今回の工作はとりあえず目標達成と言えるでしょう。
これが理由で見た目が悪い!うるさい!劣化し始めてる!と文句を言いながら1か月も利用してしまっているわけです。
ただまぁ、、、
「工作」という点からすれば、ごん太としては不完全燃焼です。
次同じものを作るのならば、プラスチック製のワイングラスでやってみたい感はあります。
というわけで、何か良い素材を見つけたら改めてトライしてみる予定です。
(利用1か月後) |
そんなわけで、今回の話はここまで。
長文読んでいただきありがとうございました。
(更新:2020/10/31)
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