とある理由からごん太横着した換水を思いつく
どうもこんにちは。ごん太です。
徐々に気温も下がり始め、そろそろ次の季節に向けて水槽用ヒーターを点検するタイミングですが、いかがお過ごしでしょうか?。
さて、前回は、、、
他者のガラス製のものと比べると、、、
デザイン的に多少なりとも気になる点はありますが、なんだかんだ言ってもさすがのエーハイム製で、実用的で便利なように良くできている排水アクセサリ。
そんなレビューでした。
そして今回のネタは打って変わって、、、
外部フィルターから水槽の水替えをしてみた!という話をしてみたいと思います。
エーハイム2213(性格にはサブフィルター2213ですが)のダブルタップから水槽の水を抜き、水を足すということを試みた一部始終を紹介していきたいと思います。
ずいぶんと日記的な話になりまので、、、
果たして需要があるのか疑問に感じるところではありますが、何かの参考になればと思い投稿してみた次第です。
それでは本文へと入っていきます。
外部フィルターからの水替えを試みた理由
我が家の水槽は良く汚れる
さて、ごん太の水槽は45cm規格水槽です。
そしてこの水槽に、大食漢たるプレコ1匹、小型魚十数匹、さらにミナミヌマエビも10匹前後、計20匹+プレコ1匹いるわけなんです。
これで水槽が汚れないわけがない!!
もちろん、プレコにオトシンクルス、さらにはミナミヌマエビがいるのでコケこそ生えづらい状況ではありますが、
それでもその子達が食物として好まない黒ヒゲ苔や硬い緑色のコケなどはワッサワッサと生えてくるわけです。
硝酸値も多い時には25mg/Lと、水草水槽らしからぬ値を示すこともあるわけです。
そんな汚れやすい水槽なわけなので、
あっ水替えしたいな!という時に
サッと水替えしたい!!
のですが、、
水替えとなると、、、
どうしても飼育水を触るわけで手が汚れるわけです。
そして、これがとても気になるのです。
思い付いた時にサッと水換え【だけ】手を汚さずにしたい
今更ですが、ごん太は主夫です。
突然腹ペコさんが帰って来たり、おやつでは満たされなかった人のために急遽食事を作ることもあります。
さて、、、
アクアリストのみなさん?、飼育水の付いた手で作った料理食べたいですか?
飼育水には多種多様な雑菌がいるわけで、そんな手で作った料理を食べたい人なんていないでしょう。
当然ミューズなどで軽く手洗いしてから、調理にとりかかることになります。
ただまぁ、「手洗いすればよし!」とは簡単に言えますが、細菌や原生生物、時にはウィルスなどは人間の目には見えないので、その手洗いには気を使いますし心理的な負担でもあるわけです。
家族全員【はらピーゴロ】になってしまったら、それこそ一大事ですからね。
なので、、、
手を汚さずにサッと換水できる方法を探していたわけなんです。
この際、掃除できなくても構いません。硝酸値だけ下げることができればいい。
掃除は週1の換水の時にじっくりやる
そんな感じで何かいい方法はないものかと探していたわけなんです。
「排水ドレーン」という方法
そしてそんな方法を求め、ネット上の記事をあさったり大昔の記憶を思い出したりして思いついたのが、、、
排水ドレーン!
【排水ドレーンとは?】
排水ドレーンとは、外部フィルターのパワーヘッド付近にT字ジョイントとホースを取り付け、そこからサイフォンの原理を利用して排水させるシステムです。
もちろん、T字ジョイントをホース途中に組み込み、ドレーンとなるホースを取り付けただけでは、本来パワーヘッドに向かう水が全て漏れてしまいます。
なので、排水ドレーン先端には閉じたダブルタップを取り付け、普段は水が漏れないようせき止めておきます。
排水する時は外部フィルターの電源をOFFにして、このダブルタップを開けば自然とサイフォンの原理が働き、そこから水槽の水を排水できるというわけです。
とまぁ、文字で書いてみましたがちょっとわかりづらいので図を用意しました。
↑の図のように、盲腸のごとく行き止まりのホースが垂れていますよね?
この部分が排水ドレーンです。
水替えする時は、外部フィルターの電源を閉じ、排水ドレーンのダブルタップを開けば、、、
↑の図のようにサイフォンの原理でU字パイプから落ちてきた水が、
そのままドレーンから排水されるというわけです。
当然手も汚れません。
さて、サイフォンの原理は外部フィルターに無くてはならない物です。
しかし、ケアレスミスから漏水を起こし、時に外部フィルターの構造上のウィークポイントにもなるのです。
そんなサイフォンの原理ですが、↑こんな風に利用すれば、強みにもなるわけです。
漏水がちょっと心配。なので、、
しかし、、、
おっちょこちょいのごん太。
「する」と言われた失敗は今までほとんどしてきたごん太。
・・・
気が付かない内にコックが開いて水がポタポタ
もしくは
ダブルタップがすっぽ抜けて水がダバー
そんな大失敗、絶対にやらかすに決まっています。
なので、↑排水ドレーンをヒントにして、
換水時のみ排水側のダブルタップを取り外し、排水ドレーンを取り付ける方式を試してみることにしました。
画像にするとこんな↓感じです。
↑こんな感じで換水毎に排水側のダブルタップを切り離し、そこに排水ドレーンを取り付けて排水すると確かに面倒ではありますが、
排水後ダブルタップを接続し、電源をONにする時にすぐに間違えに気が付きやすいわけです。
いい加減にダブルタップを開けば水がダバーと溢れますし、どこか1か所閉じていれば排水口から水流が出ずヘッドからカラカラ音が聞こえるというわけです。
どうせケアレスミスするなら、すぐに失敗に気が付く方が安全でしょ?
・・・ただまぁ、従来の排水ドレーン方式もやっぱり興味津々。
そのうち排水ドレーン方式も利用してみたいと思います。
排水ドレーンから水槽に給水できるのでは?
そんな理由で↑の方法で換水時に排水することにしてみたのですが、ふとあることに気が付きます。
排水ドレーンの位置を変えて先端に水中ポンプ付ければ給水もできるのでは?
↑の図は「妄想」ですが、こうすればバケツに汲んだカルキ抜きした水を別の小さな容器(ごん太の場合は風呂桶のような物)で汲み直し往復して入れなくても簡単に水槽に注水できます。
また、直接水槽に注ぐ際に起こりがちな容器から水が滴り落ちるということもありません。
自分で考えた割にはなかなかよさそう!
・・・【実現できれば】・・・の話ですがね。
というわけで、ここからは試行錯誤が続きます。
排水ドレーンから給水してみる試行錯誤
ここからは、そんな排水ドレーンで給水をする試行錯誤の話です。
あくまでも試行錯誤なので、時に外部フィルターが故障しそうな危険な橋を渡っています。
となれば、まずはお約束の注意事項となります。
注意事項
改造や自作ネタの記事には毎回書いておく注意事項ですが、、、
当記事全てで紹介する外部フィルターや水中ポンプの利用方法や、想定外の利用方法です。
この記事を真似するにしても参考にするにしても、、、
必ず自己の責任の元で実施してください。
重大な損害が起きても当サイトは責任を負いません。
当然本来の使用方法ではないので、機器が故障してもメーカーの保証は受けられないでしょう。
自分で起こしたことの責任を自分で負えない人は決してマネしてはいけません。
いつものように厳しめな【注意事項】ですが、アクアリウムで事故が起きると生体はもちろん住居にも甚大な被害を与えることが不可避です。
ですので、毎回強めの文言で記している次第です。
作戦1:エーハイムコンパクトポンプ300で給水してみる
まず最初にトライしてみたのはエーハイムコンパクトポンプ300を排水ドレーンの排水口に取り付け、そこから外部フィルターを経由して水槽に水を送る作戦。
図にすると↑のような感じとなります。
※なお、ごん太はエーハイムサブフィルター2213にエーハイム2222接続した物を利用しています。
これを図にすると大変ややこしくなるので、今回はエーハイム2222の部分は省略し、エーハイム2213に見立ててあります。
そんなごん太の外部フィルター達の心臓部はエーハイム2222のパワーヘッドで、その流量は420L/h(50Hz):500L/h(60Hz)。
対してエーハイムコンパクトポンプ300は260L/h(50Hz):300L/h(60Hz)
おおよそ半分程度しかありません。
バケツの底から水槽上端までの高さはおよそ1m。
かなり厳しそうな感じではありますが、、、
いざ電源ON!
しかし、案の定パワー不足。水槽まで揚水されることはありませんでした。。。。。
実はこのコンパクトポンプ300最大揚程は50Hzで0.36m、60Hzで0.45mですから、実は最初に説明書に目を通しておけばやる前から結果は分かっていたようです。
実践の前のリサーチすごく大切。
そんな教訓を得たのでした。
トホホ。。。
作戦2:エーハイム2222のパワーヘッドで水を引っ張る
次の作戦はパワーヘッドでバケツの水を引っ張り、水槽に給水する作戦です。
そもそもサイフォンの原理が働くのは、ホースから落ちた水が、水槽の水を引っ張るからです。
植物が心臓もなく地中の水を引っ張れるのも、光合成で蒸散し葉の水を逃がし、根から引っ張り込んでいるからです。
というわけで、こんな感じで送水を試みることとしました。
サイフォンの原理で排水ドレーンからバケツに排水している際にパワーヘッドを電源ON入にすれば、
今度はバケツの中の水を引っ張り込めるのではないか?というわけです。
あまりメジャーでない方法ですので詳しい手順を述べると、、、
- 排水ドレーンを取り付けダブルタップを一端開き排水させる
- 排水でドレーン内の空気が全て抜けたのを確認しダブルタップを閉じる
- 外部フィルターの電源ON!
- 今度は閉じたダブルタップを開く
- 外部フィルターにある水は水槽へと送られるのでバケツの水を引っ張る
- バケツの水は引っ張られ水槽へと入っていく(はず。。。)
こんな感じです。
実際にやってみると、、、
ガラガラ・・・グゥーン・・・ガラガラ
そんな大きな音とともに、水槽内の排水パイプから水が弱めの排水され、一見成功のように思えましたが、
バケツ内の水位が低くなり、高低差が大きくなると排水は止まってしまいました。
揚水の高さやにもよるでしょうが、エーハイム2222の420/h(50Hz):500/h(50Hz)と言えども、残念ながら水を1m上らせるのにはパワー不足のようです。
確かに、エーハイム2222は最大で高さ180cmまで水をくみ上げることができるのですが、それは給水パイプから生まれるのサイフォンの原理の水圧を利用している場合の話。
ヘッド自体の流量は後に紹介する最大揚程1mの水中ポンプよりも低いため、このような結果となってしまったのでしょう。
ただまぁ、
パワーヘッドを想定外の方法で利用しているので、故障してしまっても文句は言えませんから、常用できる方法ではないでしょう。
素直にあきらめることにしました。
作戦3:コンパクトポンプ300と2222パワーヘッドを同時に
水を引っ張るのがダメなら、パワーヘッドまでポンプで水を押してみよう!
と考え、次にやったのが作戦1と作戦2の合わせ技。
排水ドレーンの先端にコンパクトポンプを取り付け、パワーヘッドと同時に電源ONで給水!
というわけです。
で、その結果はと言いますと、、、、
バケツに汲んだ水全てが1mの高さまで難なく乗り越え給水成功です。
しかし、コンセント2つでポンプを制御しないといけませんから、なかなか不便ですし、
ホースのどこかで漏水が発生した場合、直ちに送水を止めることが難しいのでリスキーな方法です。
こちらの方法も故障した場合、おそらく保証は受けられないでしょう。
結局のところ、大きなポンプ揚水できればいいわけですから、作戦1~3のようなリスキーもしくは性能的に不十分なことはやめて、素直に新しいポンプを購入することとしました。
今回購入したポンプは、、、
エーハイムコンパクトオン600!
これを以下のようにして利用し、排水ドレーンから水槽に給水してみたいと思います。
外部フィルターから水換え
というわけで、ここからは外部フィルターから水替えするその一部始終を写真で紹介したいと思います。
なお、以下の方法を参考にする際は、当記事にある「注意事項」のパートを必ず読んでください。
エーハイムコンパクトオン600
今回はレビューではないので詳しい話は書きませんが、スペックは以下の通り、
【流量】
250~600L/h(50Hz:6w)
250~530L/h(60Hz:7w)
【最大揚程】
1.0m(50Hz)
1.2m(60Hz)
買ってみて気がついたのですが、揚水できる高さギリギリ。。。
先ほどの反省が全く生かせてないごん太。
揚水する際は必ず最大揚程をチェックしてから購入しましょう!。
そんなコンパクトオン600の注意点としては、
50Hz用と60Hz用がありますので、それぞれお住いの地域に合わせて購入してください
ごん太は50Hzの地域に住んでいるので↑の写真の通り50Hz用を購入しました。
改良点のみレビューしてみると、、、
このコンパクトオン600ですが、コンパクトポンプ600の改良版となります。
その最大の改良点は、、、
吸水ストレーナーがついたこと!
そんなストレーナーに外掛けフィルター用のスポンジストレーナーを被せれば稚エビや稚魚の吸い込み防止もできます。
また排水口に専用のコネクタを取り付ければ12/16mmホースとの接続もできます。
12/16mmホースが取り付けられるので、エーハイムのディフューザーも取り付けられます。
さらに、テトラのP1(もしくはP2)フィルターに付属している太い方のパイプと吸水部分のパーツが偶然にも接続できるので、こんな風にすれば物理ろ過とディフューザーによるエアレーションができて一石二鳥です。
ごん太のプレコ水槽があった時にこんなのがあればなぁ。。。
※↑一式で全高28cm程度ですから、60cm規格水槽の水槽で利用することをお勧めします。
おまけに、P1フィルターと接続できるということは、、、
同じテトラのエアリフト式スポンジフィルターであるブリラントフィルター、ツインブリラントフィルターとも接続できるので、、、
決してお勧めできませんが、一応↑のような感じで接続することもできます。
ただまぁ、エアリフト式と水中ポンプ式では流量が大きく違いますので、スポンジが詰まる、もしくは詰まって潰れる可能性が非常に高いです。
さて、ここからは重箱の隅をつつくような批評となるのですが
吸水ストレーナーを取り付けるパーツ、、、
つまり【吸水コネクター】の内径/外径がおおよそ17/18(mm)。
この吸水コネクターに↑の写真ではテトラP1/P2フィルターの太い方のパイプをを取り付けていたわけです。
その吸水コネクターはもしかすると、純正のφ16/22(mm)ホースが利用できるかもしれませんが、
エーハイムの製品なのに同じくエーハイムのアクセサリ群が、ホースなしに直接取り付けられないのはもったいないと言わざるを得ません。。。
とは言え、
このポンプは水中で利用するものなので、手慣れたアクアリストなら適当な厚みのホースを見繕って、異径変換するのもお茶の子さいさいでしょう。
外部フィルターから換水するに前に、、、
さて、ここからは実践してみて気が付いた注意点となります。
ほとんどの人がお気づきでしょうが、今回紹介する方法ですが、、、
この方法では水換えは出来ても掃除はできません。
つまり、この方法のみで水替えをしていると底床にゴミは溜まり続けますし、コケを取り除くとこともできません。
必ず1週間に1回は水槽に手を突っ込んで清掃する必要があります。
また、ダブルタップを外したり取り付けたりするわけなので、いい加減に取り扱ったり、ケアレスミスからでも漏水の危険性があります。
最近外部フィルター買ったよ!という外部フィルターデビューしたての人には少々難しく感じるでしょうし、ごん太としてもそのような人にあまりお勧めできません。
サイフォンの原理を考慮しつつも手がスイスイと動き外部フィルターのろ材清掃ができるぐらいの技量のある人にお勧めしたいと思います。
排水と逆洗
というわけで、ここから外部フィルターから換水する実際の話となります。
なにはともあれ、まずは外部フィルターから排水していきます。
その方法は2つありまして、、、
1つはいままでの紹介通り、
排水側のダブルタップを分離し、パワーヘッドもヘッド側のダブルタップをに排水ドレーンを取り付けることで、【通常】の排水をする方法。
今回はこの方法で水を抜いていきたいと思います。
排水ドレーンを取り付けてダブルタップを開くと・・・
(水槽台内部は相変わらず雑然としおり、見づらくて申し訳ないです。)
こんな風に水がバケツに水が排水できます。
そして、ほんの数分で、、、
水槽内の約半分の水を抜くことができました!。
ここまで水槽に手を突っ込んでいませんし、飼育水で手を濡らしていません。
あとは水槽に給水するのみ。
話は次パートへと続きます。
さて話を戻しまして、排水するもう1つの方法は、
外部フィルター内で水を逆に流せて洗浄する方法。
まず排水側給水側計2か所のダブルタップを分離します。
次いで、パワーヘッドの排水側ダブルタップを、水槽のU字になっている給水パイプに連なっているダブルタップにドッキング。
最後に外部フィルターのL給水パイプ側のダブルタップを排水ドレーンと接続。
画像で説明すると↓こんな感じ。
この状態でU字に連なっているダブルタップを開けば、外部フィルター内部を水が逆流し、ゴミを押し流すので、簡単に洗浄できるのです。
いわゆる【逆洗】というやつです。
ウールマットのようなヌルヌルべとべとな汚れには効果は期待できませんが、物理ろ過槽に引っ掛かる大きなゴミは、この逆洗をすることでパワーヘッドを開かずにある程度取り除けます。
エーハイムクラシックシリーズに限らず、詰まり防止の観点から、エーハイムのサブフィルターにもおすすめな方法です。
コンパクトオン600で給水
次いでバケツにカルキ抜きした水を用意したので、この水を外部フィルターを経由して水槽へと送っていきます。
このバケツに排水ドレーンが付いている水中ポンプをセットし、ドレーンのダブルタップで外部フィルターに接続するのですが、ダブルタップの向きや持っているタップの種類により若干方法が変わります。
というのはポンプで水を送る方法も大きく2つありまして、
1つはいままで紹介した通りは外部フィルターの給水側ダブルタップより水を送りフィルターケースを経由させる方法。
この方法は排水ドレーン内に空気が入っているとフィルターケースのエア噛みの原因になりますので、ドレーン内の空気を抜く必要があります。
次の方法とくらべると、ひと手間増えてしまいます。
もう1つは排水側のダブルタップに排水ドレーンを接続し、フィルターケースを経由させず水を送る方法。
こちらはダブルタップの操作の回数が増えるのですが、ポンプの先にあるのは排水ホースとそのパイプのみですから、多少空気を巻き込もうが問題はありません。
おそらくは後者の方が無難なのでしょうが、ダブルタップの配置と手持ちのダブルタップの関係上今回は前者で給水していきます。
というわけで、まずはバケツ内に水中ポンプを設置。
ついで、水中ポンプに排水ドレーン接続。
ここで初めて手が濡れるわけですが、塗れたと言ってもついさっきまで水道水だったカルキ抜きした水です。
雑菌やあやしい微生物が紛れ込んでいることはまずないでしょう。
そして、水中ポンプ電源ON!
水位がどんどん増えて行く以外は、一見ただたんに外部フィルターが稼働しているように見えます。
↑の写真は給水開始してから5~6分後の写真です。
バケツの水位が低くなると揚水量も減るので、ここから満水にするまでさらに時間がかかります。
コンパクトオン600の最大揚程は1m。
バケツ底から水槽の上端までの高さも1m。
せっかちさんはコンパクトオン600ではなく、より流量の多いコンパクトオン1000がいいかもしれません。
というわけで、稼働させること10分。
バケツはすっかり空に。
水槽もご覧の通り満水です。
無事飼育水で手を汚さず、水槽にも手をいれることなく、当初の目論見通り水槽に水を満たせました。
数回利用してみて
ここからは実際にこの方法で換水してから気が付いたこと、感じたことを述べていきたいと思います。
まず作業自体はおおよそ5分程度。
排水ドレーンや水中ポンプのセットがあるので一般的な【水の入れ替え】と比べてそれほど時間的なアドバンテージはありません。
ただし、飼育水が手につくことはほとんどありませんし、水替え時にありがちな水槽付近の床を濡らしてしまうようなこともほとんどありません。
そういった時間以外の点アドバンテージを感じます。
排水・給水にそれぞれ目をやると、
まず排水においてですが、、、
口で吸ったりポンプでシュコシュコしたりしなくてもサイフォンの原理で排水できるのは便利です。
水が出てこなくてイライラしたり、口の中に水が入って来たり、魚をびっくりさせてしまうこともありません。
排水量もダブルタップのコックのおかげで微妙なさじ加減ができ、狙った通りの水位まで水を抜くことができます。
また給水においては、、、
なんだかんだで大きな漏水事故もなくいままで給水できています。
水中ポンプで給水するので、バケツにジャストの量を用意しておけば満水になるまで電源ONで放置しておいても給水してくれるので、その時間を他の家事や仕事に当てられます。
逆に言えば多めに用意して放置すると水槽からダバーと水があふれだす危険性もあるので、用意する水量には十分注意が必要です。
そんな便利な方法でもあるのですが、やはり気を付けるべき点もあります。
冒頭でも述べた通りですが、
外部フィルターはサイフォンの原理を利用しています。
これがあるから外部に設置できるので強みでもあるのですが、サイフォンの原理があるからこその弱みもあります。
と言いますのは、
外部フィルターは一度漏水し始めるとサイフォンの原理が切れるまで、
場合によっては給水パイプのストレーナーの高さ=水槽が干からびるまで水が抜け続けます。
そういったことはごん太は今まで経験したことはなく、ネット上でも人伝いでもあまり聞かないのですが、原理的に実際に起こり得ることです。
ですので、実際の作業は短時間で簡単ですが気の抜けない作業となっています。
自分で責任を取れない人や、外部フィルター初心者さんにはお勧めできない方法であるのは間違いないです。
というわけで今回の話はここまで。
長文読んでいただき、ありがとうございました。
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