釣りとアクアリウム。繋がっているときもある
どうも、こんにちは。ごん太です。
今年もGWも終わり梅雨前線が近づき始め、はっきりとしない天気が続いていますが、いかがおすごしでしょうか?
さて、当サイトはアクアリウム系ブログであります。
が、今回は、ちょっと脱線しまして、釣りの話をしていきたいと思います。
と言いますのも、ひょんなことから、久しぶりに竿を片手に川に通っていますので、その体験を踏まえて、
アクアリストさん向けに、釣り初心者ごん太の失敗談を交えつつ、清流釣りと清流魚(日本淡水魚)の写真を紹介していきたいと思います。
ニッタン(日本淡水魚)好きな人が、最初の一匹を釣れるお手伝いができたらな……という、釣りの基本的な部分のお話でございます。
決して、釣り人向けの本格的な記事ではありません。
当然、時速100匹とかそういう話でもございません。
餅は餅屋です。
本格的な釣り情報をお求めな人は、釣り系のサイトへ足を運んでくださいな。
また……
釣りはどうでもいい! オイカワ、ウグイ、カワムツの姿が見たいんだ!!
という人は、お手数ですが↓目次リンクより、最後のパートへジャンプしてください。
というわけで、目次に続きまして、本文へと入っていきます。
ニッタン熱は突然に。
毎年この時期になると頭を悩ます、「GWは何しようか?」問題。
なるべくアクアな皆様へとってタイムリーな記事を出すのが、ブログの役目です。
そうは言っても、企画が思いつかない時もあります。
100均をうろうろ、ホームセンターをうろうろ。
地元のショップを漁ってみたり。それでも思いつかなくて、チャームのオンラインショップを行ったり来たり。
「そう言えば、最近のメダカブームはどうなったのかな?」的なぼんやりした意識で、メダカのページ。
うっかり握り損ねテーブルから落ちていったマウスは、こともあろうか日本産淡水魚「コイの仲間」ページへ連れていってくれました。
ディスプレイに映し出されたのは、可愛らしい清流魚の姿。
中学生までマブナ釣りを嗜んでいたわたし。
無性に釣りがしたくなってしまったのです。
そのような経緯がありまして、身近な清流魚、オイカワ・ウグイ・カワムツの釣り方を紹介していきます。
また途中、釣り初心者ごん太が盛大につまずいたポイントについても、述べていきたいと思います。
仕掛けの説明
まずは、仕掛けの説明となります。
昨今では、ウグイングやカワムツング
――管理釣り場用のUL、もしくはSULのルアーロッドで、小型スプーンや小型スピナ―を投げる
という釣り方が、ジワジワと熱を帯びてきているようです。
が、ここでは昔ながらの、のべ竿で釣る方法を紹介していきます。
理由はごん太が慣れ親しんだから、というごくごく簡単なものです。
今回は、そののべ竿の仕掛けの中でも、
流れがゆっくりで水深のある、トロ場や淵でのウキ釣りについてここでは紹介していきます。
- 渓流竿(清流竿) 3.6~5.4m
- ミチイト 0.4~0.6号
- ウキ ハエウキ、トウガラシウキなど
- オモリ ガン玉セット+8号 (多段シズ)
- 接続金具 サルカンor自動ハリス止め
- ハリス 0.2~0.3号
- 針 ハエスレ 2~3号
- 遊漁券
オイカワ、ウグイ、カワムツの3種では、オイカワのアタリが一番繊細ですので、上の仕掛けは、オイカワ用に合わせた物にしてあります。
渓流竿(清流竿)
安いグラスファイバーの清流竿や、カーボンでできた5000円程度の渓流竿で十分です。
魚の引きを楽しむのなら軟調でもいいのですが、わたしは初心者。
合わせが決まりやすい硬調を購入することにしました。
なお、竿の長さは川の大きさに合わせてください。
川が大きいようであれば5.4mでいいでしょう。
さらに広ければ6.3m……と行きたいところですが、
廉価な竿では、6mを越えると急激に重たくなり、取り回しに苦労します。
のべ竿を振り続けますので、廉価な竿では実質的に5.4mまで。女性なら4.5mまでが使いやすいかと思います。
ミチイト
ナイロン、もしくはフロロカーボンの物を利用します。
PEは強度がありすぎて、ドラグ機能のないのべ竿ではNGと言われています。
号数は0.4~0.6号。不慣れなら0.8号でもいいでしょう。
わたしは、サンヨーナイロンVALCANタナゴ・ハエ・ヤマベという黒色の物を利用しています。50m300円程度の格安のもの物です。
色付きラインに懐疑的な人は、おなじみ銀鱗や各社より出ている渓流用のものを利用するといいでしょう。
ウキ
ウキ釣りですから、この仕掛けでは極めて重要なパーツです。
ウグイ、カワムツのアタリは比較的大きいですが、オイカワのアタリはとても繊細です。時に10cmに満たない小物が相手となるときもあります。そのため、慣れてないとアタリがほとんどわかりません。
なるべく軽量のもの=浮力の少ない物を利用するようにしましょう。
(オモリとの兼ね合いもあるので、一筋縄ではいきませんが……)
玉ウキなど浮力の大きすぎるものでは、アタリがあってもウキが反応せず、アワセが難しくなるからです。
そうなると、釣れない! 釣りづらい!!
なるべくなら、専用品である、ハエウキもしくはハヤウキを用意しましょう。
が……ハエウキなんて、実店舗売ってるところを見たことがない!(実体験)
そんなときは、ガン玉5~4号程度の適合浮力を持つトウガラシウキや、同程度の浮力を持つシモリウキを代用しましょう。
わたしの経験では、よく店頭に置いてある適合オモリが3BやBでは、トロ場や淵で釣るには浮力がありすぎるようです。
それを補うためにオモリを足せば、ウキは敏感になりますが、その分食いが悪くなります。
結果、道具の用意と釣果の兼ね合いとなり、難しいところでもありますが、それでも、なるべくならボウズは避けたい。ならば、オモリは軽く、ウキも軽く……というわけです。
なお、どのような物でも利用する前には、ウキをオモリにつなげて水に浮かべて、浮力を確認しておきましょう。
これを怠ると、まったくアタリの出ないウキのせいで、一日を棒に振るなんてことも……。とほほ。
オモリ
オモリは仕掛けを沈め、水流になじませるために利用します。
それでも、水流のある場所では、ウキとミチイトが引っ張られて、ラインにたるみが出ることも。
そこに、アタリの繊細な魚が来ても、ミチイトがつついた衝撃を吸収して、ウキに反応が出ません。
それをある程度解決するのが、多段シズ(多段オモリ)です。
金具の上方から3~5cm間隔で、ガン玉8号を4~6個取り付ける手法です。
このように取り付けると、ラインが直線的になりやすく、アタリが出やすく、アワセもしやすくなります。
また、それ以外にも利点があります。
ウキが沈み過ぎれは1個はずし、浮きすぎていれば1個取り付ける。
8号のガン玉だけでも、臨機応変に対応できるのです。
……が、それだけでは、取り回しが悪かったり、なかなか沈まなかったりと、何かとうまくいかないときもあります。
なるべく、円形のケースに入ったガン玉セットも一緒に持っていきましょう。
大した値段がしませんから、保険として購入しておきましょう。
また、取り付け・取り外ししやすいようにラバーでコーティングされてあるガン玉が便利です。……が、少々お値段が張ります。お財布と相談しましょう。
ハリス&ハリ
人によりまちまちですが、わたしは、ハエスレ2~3号、なければ袖3号~3.5号をバーブレスにして利用しています。
そのハリですが、慣れないうちは、バラで買うのではなく、ハリス付きハリを購入しましょう。
多少高価……といっても、たかだか200円。
いろいろと便利で、釣り初心者には強い味方なのです。
……実は、外掛け結びを、毎晩、1時間練習したことがあります。
2号のハエスレ針に、どうしても0.3号のフロロラインを結び付けたかったのです。
不器用なので、なんとか5日程度で手早く結べるようになりました。
しかし、ハリス付きのハリが、やはり便利です。
最大の利点は……
河原で簡単に、綺麗なハリとハリスがすぐ使える。
これです。
日射しが強く、風のある河原で外掛け結びなんてしたくありません。
また、機械で結んでありますからハリスがヨレることもありません。当然、強度も十分です。
悩むことなんて一切ないのです。果てしなく便利です。
わたしのような釣り初心者さんにはお勧めです。
サルカン・自動ハリス止め
簡単にミチイトとハリスを接続できる、自動ハリス止めをお勧めします。
しかし、多少重さがあるため、ウキの邪魔をしたり、さらにはそれ自体がライントラブルの原因になることもあります。
そのようなときは試しに、より軽いサルカンを利用してみるといいかもしれません。
解決するときもあります。
解決しないときは……、もしかしたらミチイトとハリスの太さのバランスが悪いのかもしれません。
なお、サルカンを利用する時は、ハリスにチチワを作り取り付けると便利です。
遊漁券
漁協がある河川で釣りをする際は、必ず購入しましょう。
釣り堀や管理釣り場の入場料と比べれば、大した金額ではありません。
たったラーメン一杯分の値段で、日の出から日没まで楽しめるのです。
娯楽として……
さらには、新しい子をお迎えする費用として……
安すぎると思いませんか?
とあれこれ書きましたが……
深く悩まなくても、仕掛けの完成品は、500円程度で購入できます。
慣れないうちは、ライントラブルが起きるでしょうから、なるべく2~3個同じ物持っていきましょう。
もし、釣っている最中に糸が絡まったら……
絡んだ糸をほぐすよりも、新しい物を出しましょう。
絡んだ仕掛けは、丁寧に巻き取り、家でゆっくり直しましょう。
そうすれば、川では釣りに集中でき、快適です。
さぁ、道具は揃えた! でも……
さぁ、もろもろ購入したごん太。
いざ川へ!
そして、ハイ釣れた!!
……とは、ならず。
中学生まで釣りを嗜んでいたので、かなりの自信があったわたし。
しかし、がっつりとつまずきました。
そんなこんなで、次のパートはわたしが失敗したポイントの紹介。
初心者ごん太がつまずいたポイント
久しぶりの釣りをしたので、たくさんの失敗をしました。
失敗が積もりに積もって、釣果0匹=ボウズの時もありました。
このパートでは、その失敗ポイントを述べていきたいと思います。
釣れないのは、何で?
釣りが面白い理由でもあり、
しんどくもある理由。
それが……
釣れない!!
という大問題。
たかだが5cm、10cmの小魚に川でほんろうされる大の大人。
ですが、自然は甘くはありません。弱肉強食なのです。
野性味のない世界に生きている人間は、彼らに負けて当然。
ですから、
なぜ魚が掛からなかったのか?
ゆっくりと考えるべきです。
もちろん、釣っている最中に直せれば、釣果に繋がるので理想形です。
しかし、慣れないうちは、それがどうにもこうにもできません。
釣行が終わったら、なるべく釣りを考える時間を作りましょう。
その上で、以下、わたしがつまずいた、釣れない小話を列挙しておきます。
- 4月上旬まだ早い? 水温15℃はなってから
- 朝マヅメ・夕マヅメ、晴れより曇りを狙おう!
- 魚がいる場所、水深を探そう!
- 水流の強さで餌を選ぼう!
- オモリとウキ、複雑な関係。
- それ、もしかしてアタリかもよ?
はい。失敗だらけです。
でも、ハードルを飛び越えて一匹。
次のハードルを飛び越えて、さらにもう一匹。
自分の釣りが向上し、川と一体化していくからこそ、面白いのです
それでは、↓より失敗した理由を述べていきます。
ごん太が、初心者さんがつまずきやすい、初歩中の初歩に潜むハードルを〝倒しておきました〟ので、みなさんはサササッと最初の一匹を手中に収めましょう。
4月上旬まだ早い? 水温15℃はなってから
さて、ごん太。春風暖かくサクラが舞い散る土手の下で、久しぶりに竿を垂れたのですが……、
これが一向に釣れない!
ウキはピクリとも動かない!!
そのポイントはトロ場になっており、春の暖かい陽気もあいまって、魚が潜んでいそうな気配がプンプンしていました。しかし、復帰初めての釣行は、見事ボウズとなりました。
念のために、熱帯魚用の水温計で調べてみると水温10℃
実はオイカワやウグイは、水温15℃以上で活発に餌を追い求めます。
4月上旬ではまだ、それに達していないことがあります。
サクラが咲いている、散っている時期は、まだまだ食い渋りをすることが多いのです。
みなさんは、サクラが散り終わり、GWの話題に浮かれ始める4月下旬から釣りをしましょう。
もちろん、オイカワは寒バエといって、水温が冷たい時期でも釣りの対象となることもあります。が、それは、どちらかと言えば熟達者向けの釣りとなります。
わたしたち初心者は、初夏から釣りをしましょう。
朝マヅメ・夕マヅメ、晴れより曇りを狙おう!
さて、水温で大失敗して、ボウズをくらったわたしですが、水温に関連する話はこればかりではありません。
朝マヅメ・夕マヅメという、魚が良く釣れる時間があります。
前者は日の出前後、後者は日の入り前後の時間帯をさします。
両時間帯は潮の満ち引きや、プランクトンの動きが引き金となり、魚の食欲が湧きやすい時間帯と言われています。
オイカワやウグイは清流魚ですので、潮の満ち引きの影響は受けないようですが、一日の中でも朝と夕方が釣れやすいようです。
とりわけ朝は、太陽の光を浴びて、水温が15℃以上にまで上がると、途端に釣れ出すことが、大変に良くあります。
朝一番でスタートしなくても、水温がまだ低いGW前後なら、ちょっと早起きするだけで、悠々6~8時までの朝マズメに間に合います。
釣れる時間帯には、川辺にいるようにしましょう!
逆に、早朝すぎると、水温が冷たくてアタリが無いことも……。
あぁ、日の出直後の水温確認を怠り、早朝の2時間を棒に振ったわたしに言ってやりたい。
また、時間以外にも天候で釣りやすさは左右されます。
よく言われるのが、晴れよりも曇りの方が釣れやすいようです。
晴れていると、はっきりと仕掛けが見えるから……とも、
低気圧でプラクトンや虫が水面に浮きやすく、魚が捕食しやすい……とも。
様々な理由が言われているようです。
とにもかくにも、「いつ釣りに行くか?」
この段階から釣りは始まっています。
季節、水温、天気、時間の4つを合わせて、川へ向かいましょう!
魚がいる場所、水深を探そう!
練り餌や撒き餌を利用するならともかく……、
そもそも、魚がいないところで釣りをしていても、掛かるはずがありません。
そのような場所で、数時間ねばっても釣れません。
これは2回目の釣行でやらかしました。こちらも、当然釣果0。
当たり前ですが、人通りの少ない道に食堂(糸を垂らしても)を開いてもだめなのです。
お店を開くなら、腹ペコさんがたくさん通る場所に!
とはいっても、水の中を覗いて、魚のいる? いない? を判断するわけにもいきません。
気になるポイントがあれば、まずは釣り糸を垂らしてみましょう。
15分程度竿を垂れてアタリがなかったら、
どんどん次のポイントに移動しましょう。
もし、一か所でねばりたいのなら、アタリがある、もしくは今日魚を釣った場所にしましょう。
川には、釣りが成立しそうな場所が、無限にあります。
よほど思い入れのある場所でない限り、釣果のないポイントに執着するのはお勧めできません。
また、その場所に魚がいても、水深=タナが違ってアタリがないこともあります。
川魚は流れてくる餌を、一か所で待っていることが多いのです。
水面狙いなのか? 水底狙いなのか? それは魚によりまちまちですが、近くを通っても気が付いてくれないことが良くあります。
ですから、
ウキをこまめに移動して、魚がいる水深を探しましょう!
タナの探り方としては、
予想される水深の半分ぐらいから水底に向かって下げていく手法と、水底より10cm上から、上にあげていく手法があります。
前者なら根掛かりしづらく、後者なら魚のいる場所にダイレクトに餌を送り込めます。好みの方法で探りましょう。
とにもかくにも、場所、水深、時には仕掛けを送り込む水流を変えて、魚を見つけましょう!
水流の強さで餌を選ぼう!
次につまずいたのは、ハリにつける餌。
流れの強さに合わせて、餌を変えましょう。
みなさんは釣りの餌と言えば何を思いつきますか?
カワムシ? ミミズ? ソーセージ? 練り餌?
わたしは、マブナ釣りをしていた期間がありましたので、釣りの餌と言えば当然練り餌。
そして、練り餌といっても山のように種類があります。その中でも、川魚が釣れやすいと評判の物を購入して利用していました。
……が、これが釣れない原因の一つとなりました。
たしかに、ゆるやかな流れがある場所では、練り餌は強い嗜好性があるようです。
試しに我が家の水槽に入れたら、チェリーバルブたちがワラワラとよってきました。
しかし、流れが強いところで練り餌を付けても、ハリから外れるだけです。
ハエ釣り競技に参加するようなベテランさんならまだしも、慣れないうちは、キャストのたびにハリに餌を付けていては、時間を浪費してしまいます。
つまり、手返しが悪いのです。
手返しが悪いと、そのポイントに仕掛けを流して、魚の有無を調べるまでに時間がかかります。
結果、魚がいる場所に巡りあいづらく、釣果に響きます。
ですので、清流魚釣りをする際、流れのある場所で釣り糸垂れるときは、固形の餌をお勧めします。
もちろん、サシやカワムシなどの生きた虫がベストです。
……はい。ハードルは果てしなく高いですよね?
保存や入手が困難であったり、そもそも触れなかったり。
そんなに人には人工の餌。
最近はマルキューから、ワゲットやちょい釣りくわせなど、流されづらい餌がたくさんでています。積極的に利用しましょう。
もちろん、ソーセージでもいいですよ?
オモリとウキ、複雑な関係。
これは最近まで気が付かなかった=つまずき続けていたことの一つです。
オモリにウキを合わせましょう! ということです。
ところで、オモリの役割とはなんでしょう。
ざっくり言えば、仕掛けを適度に水流に馴染ませ、水深に餌を送り込むことです。
そのため、オモリが軽すぎれば、魚のいる深さを餌が通らないので、釣りになりません。
では重すぎれば?
送り込めたとしても、流れ方や餌を咥えた時に不自然さに気が付き、魚はすぐに口から離してしまうことでしょう。
結局は、ポイントにより重さは違いますが、水面より少しだけ遅くウキが流れている=水底で流れに乗っているのがベストのようです。
そのオモリに合わせるのがウキです。
この時、オモリにウキを合わせてください。
ウキは……
なるべく浮かんでいられる、ギリギリの浮力のものを利用しましょう。
小さな魚を狙ってます。
たくさんオモリを付けても、なおプカプカと浮かんでいられる浮力=余浮力が多ければ、アタリをウキが吸収してしまうというワケです。
オモリ+ウキを決める手順としては、繰り返しますが、
仕掛けが水底に届くようオモリを合せ……
そのオモリに、なるべく浮力の小さいウキを合わせましょう!
ウキを沈めるためにオモリに合わせると、もれなく遠回りになります。(経験者談)
上でも述べましたが、重すぎるオモリで餌が不自然な動きとなり、警戒感を与えるからです。
なお、水流が強すぎる場合、大きなオモリが必要になることもあります。
浮力の大きい玉ウキの出番となりますが、それゆえアタリの取り方が難しくもあります。
そんなときは、この記事では紹介していませんが、「ミャク釣り」も検討しましょう。
それ、もしかしてアタリかもよ?
最後は、誰でもつまずきがちなポイント。
わたしも、今まで、とある思い込みに引っ掛かっていました。
ウキのアタリ。みなさんはどのような物を連想しますか?
ピューンと水面の中に沈み込む。
これを消し込みというのですが、
実はアタリは、消し込みばかりではありません。
流れの中で止まったり、早く移動したり。
ゆらゆらしたり。ちょこんと沈んだだけだったり。
はたまた浮かんできたり。
ウキはあくまでウキ下、ミチイトとハリスの異変を表すものです。
消し込む「だけ」の物ではありません。
完全に沈むのを待たず、不自然な流れ方、不自然な上下運動をしたら、すぐさま竿をあげて合わせましょう。
とりわけ、オイカワには早めの合わせが大切です。
ぼんやりと、次こそ沈むだろう……なんて待っていては、絶好の機会を失います。
場合によっては、餌が飲み込まれることも。
オイカワ釣りでは、ウキに不自然さを感じた、積極的に合わせましょう。
――以上、最初につまずくであろうポイントを、いろいろ書いてきました。
……実際、いろいろとつまずいてきました。
その他、餌の流し方、ポイントの選び方、撒き餌を使う時のポイント、ハリや糸の選び方などなど、技術的な話もたくさんあります。
しかし、わたしの最初の数回の釣行を思い返してみると……
魚を騙す以前に、魚に巡り合えてない。
ウキやオモリのせいでアタリがとれない
ということが、多かったように思えます。
それが動機となり、釣りの基本的な部分の話をズラズラと書いてきました。
が、
まどろっこい話はここまで。
次のパートからは、お魚さんの写真がメインとなります。
魅惑の清流魚たち
というわけで、ここからがある意味本編でございます。
わたしはあくまでアクアリスト。
釣り初心者なのに、なぜこんな記事を書いたかと言いますと……
皆様に、身近な自然、日本淡水魚の美しさを知ってもらいたいから。
が、写真だけ載せるには、どうにも味気ない。
何かしら文を添えて……というわけで、このような記事となっております。
というわけで、まずはオイカワ。
まだ5月初頭。うっすらと婚姻色が出ていますね?
夏に向かって、さらに赤と緑が濃くなり、清流の宝石へとなっていきます。
こちらは、まだまだほとんど銀色。
もしかしたら、女の子かもしれません。
この記事の投稿から1週間後。
釣れたのは、鮮やかなオレンジと青を身に纏った美しいオイカワ。
夏が近づきつつありますね。
次いでウグイ。
わたしの復帰後初めての一匹はこの子。
まだまだ小さいですが、射しこんだ朝日を照らして、銀色の体が輝いています。
後日談になりますが、大きな子も釣れました。
細いのべ竿でしたので、なかなか上がってきませんでした。
が、いままで釣れたウグイは、上の2匹のみ。
それはなぜかと言いますと……
カワムツさんがいるからです。
近くの小川には、ウグイ、オイカワ、アブラハヤ、カワムツの4種が生息していますが、近年ではトロ場はカワムツが占領している模様。
そんなこんなで……
小さな子から……
お腹ぽってりな子
さらには、根掛かりと間違うほどの引きがあった、優に15cm前後ある良サイズな子まで。
銀灰色の背中に黒光りする中央のライン、そして、白いお腹。
オイカワのような華やかさはありませんが、何度見てもシックに引き締まった色合いです。それこそ、日本淡水魚ならではの、いぶし銀の世界です。
この川には、さらに渋い子もいます。
そう!
綺麗な川にいる、アブラハヤ君です。
小さな体とブラウンな背中。
そして、テカテカなボディ。
いぶし銀を通り越して、通好みなお魚さんです。
たしかに、プレコを含め、あまねく熱帯魚は美しい。
しかし、清流魚を美しく感じられるのは、脈々と受け継がれてきた日本人としての感性が、まだどこかで生きている証拠なのかもしれません。
水槽に彼らを入れようとするのは、当然のことなのでしょう。
……我が家にもう一つ水槽があればなぁ……
なお、オイカワとカワムツは丁寧に内臓を取り、唐揚げにすると美味しいとのことです。じゅるり。
※注意
寄生虫や病気を持っていることもあります。
水槽に入れる際は、検疫やトリートメントを行いましょう!
また、雑食性ですので、タンクメイトには注意しましょう。
小さな魚は食べられてしまうかもしれません。
というわけで、今回はここまで。
長文読んでいただき、ありがとうございました。
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