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2024年9月17日火曜日

2213本体の下部にある吸水口を締めすぎ破損(解説・読み物)

今回も2213を壊した話。

過去記事で削除された箇所より、加筆修正のうえ投稿したいと思います。
今回は、エーハイム2213のフィルター底に位置する吸水口についてのお話です。

なお、当時に登場する物品は全て自費で購入したものです。

(エーハイム2213ではなく……)


ネジ締めすぎて悪夢を見る

今日も毎月のフィルターメンテナンス。

いつもの道具で、いつもの清掃。ろ材にパイプ、そしてパワーヘッドは済んだ。残すはフィルターケースのみ。この円筒形をした緑色透明のケースの掃除内容だが、実はそれほど難しいものではない。少なくとも、その時まではそう思っていた。

飼育水で内側をざっと濯ぎ、浮かび上がった茶色のゴミをバケツに捨てる。これを何度か繰り返したのち、最後はL字型の吸水口を外す。まずはパイプを掃除し、ついでOリングにワセリンを塗布し、全て終わったら軽い力でスルスルと締め直す。
このようなメンテナンスをするようになったのは、以前ここからの漏水に悩んだからだ。その時の原因はOリングのワセリン切れ。1分もあれば終わる簡単な作業、今回もそのつもりだったのだが。

ピシッ!
手には何も抵抗を感じられず、突如として破裂音が室内に響いた。右手の先にある吸水パイプを見てみると、 その根元には大きなヒビ。 青天の霹靂である。

(なんだ、この大きな亀裂は……?)
締めすぎると壊れることは聞いていたし、無理な力をかけてもダメだということも知っていた。だが、それは知識でしかなく、身についたものではなかったようだ。ただただ、反省するしかなかった。

思考回路がはっきりとしてきたところで改めて破損部位を見る。
さて、どうしたものか。これでは水を入れたら確実に漏れるだろう。さりとて、動かねば魚が困る。
とりあえず……、とパイプを緩めて取り外してみると、ネジ山の間には底砂が付着している。これが今回の犯人だろう。



取り扱い説明&原因解説

さて、2213のフィルターケース下部にはL字型のグレーのパイプが付いています。


このパーツの正式名称はフィルター吸水口となっていますが、わたしとしては、取り外して清掃しないことをおすすめします。典型的な「行きはよいよい帰りはこわい」タイプのトラブルメーカーだからです。

外すのは簡単♪
では、取り付けるのは……?

当然、販売元のエーハイムも、下の画像のようなチラシで注意喚起をしているようです。


問題点は取り付けの仕組みと構造です。
漏水を防ぐためにOリングを噛ませた上で、ネジ込み方式で本体に圧着・固定されています。 もし締め込みすぎればリングが食い込み 、造作もなくフィルターケースを断ち割ってしまうでしょう。ネジはらせん型をしたクサビであることを忘れてはなりません。
また、ネジとネジ穴の間に硬い異物があったとしても、同様のことが引き起こされます。入れる穴が小さくなれば、対照的にクサビが大きくなることを意味し、プラスチックでできたケースに無理な力がかかるからです。そして、冒頭のような結果を生むのです。
しかし、だからといって緩く締めるわけにはいきません。これではOリングの防水効果が利かず、水が漏れ出てしまうでしょう。
よって、その扱いはデリケートだと言わざるを得ません。

では清掃はどうするのか? 
パイプを外さずに、ホースクリーナーで内側の汚れを落とす程度に留めてくことをおすすめします。

というわけで、最後にこの失敗をやらかしたその後について記しておきたいと思います。



フィルターケース破損者の悲哀

どうにもこうにも、このままではフィルターが動かせない。何とかしなくては。

まずは手持ちのアクリルサンデーで修復を試みる。アクリル専用接着剤で互いを溶かし合い強固に接着できる代物で、その性能はアクリル水槽を作るときにも使うほどだ。
「とにかく、やってみるか……」
確かにくっつきました。しかし、ケースにバケツで水を溜めてみると、チョロチョロと漏水し始めてしまった。おそらく硬化時間が短かったため、もしくは下処理がいい加減だったのだろう。とにかく失敗に終わった。もし、これで呼び水をしたら大変なことになるだろう。
時計を見る。すでに30分は経過している。このままろ過を止めていては水槽に悪影響が出るだろう。ここで修復を早々に諦めてパーツ交換に方針転換……、の前に緊急時の頼れる相棒、エーハイムエコMこと2233を出動。感謝感謝の作業時間1時間増しだ。これから、おなかの空いた家族も帰ってくる。
「いったい何をやっているんだろう」
そうぼやかずにはいられなかった。

みんなの食事を作り終え、改めてamazonで交換用のケースを探す。3,980円。値段の相場が全くわからない。本体を買い直すよりは安いような気もするが……。
そこで目に飛び込んできたのは「これを見た人は」の文言。リンク先はサブフィルター2213ではないか(冒頭の写真)。セット内容としては当然フィルターケースは含まれ、パワーヘッド用のOリングや、よく紛失する金属ピン、さらに足元のラバーまでも付属してくる。
しかし、その目玉はろ材固定盤2つとホース。前者は手軽にろ材容量を増やせる人気アイテムで、いい値段がする。後者は消耗品であるため、いくらあっても困らない。それでいて、 なんと3,680円(当時)、至れり尽くせりだ。
カートに入った商品を二つ返事で支払いし、あとは届くのを待つばかり。

なお、現在も状況は似ており、サブフィルターの方が300円高いものの付属パーツを考えれば、フィルターケース単体で買うよりお得感満載となっています。



わたしとは、相性が悪いと気が付く

そして、サブフィルター2213はやってきた。あとは、これにフィルターケースを交換しパワーヘッドを取り付ければ正真正銘のエーハイムクラシックシリーズ2213となる。

が、あの時の嫌な気持ちがよぎる。
スピンドル。そして、今回のL字型の吸水口。

2213は確かに名機だ。1万円前後で静音性と確かなろ過能力、そして豊かな拡張性が手に入るのだから。だが、おっちょこちょいのわたしとは、どうにも相性が悪いようだ。故障知らずの2222はサブフィルターと組ませて今後の水槽をお願いし、2213パワーヘッドには今しばらく休んでもらうことにしたのだった。



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